飛鳥、尊敬してた師匠が変貌してしまったことが耐え難かったのか。
師弟の時代から師匠を嫌ってたとは考えづらい。
師匠を尊敬してた反動でケイオス嫌い!ってなっちゃったのか。
飛鳥……のほうがもしかして師匠にクソデカ感情を抱いてるかもしんない。
師匠は昔も今も飛鳥くんは面白いねで一貫してっけど。
師匠が倫理観きっちりしてて弟子を弟子としてしか見てなくって、
第二次性徴を迎えた飛鳥が師匠になんとなくちょっと惹かれて、「でも少なくとも師匠は僕が大人になるまで相手にしてくれないだろうから早く大人になりたい」とか思ってたりしたのかもしれない。
でもその大人になる前後でギア細胞の開発とかで忙しくなっちゃったんよな。アリアの病気も発覚してさ、アリアを助けたくて必死だった。それにギア細胞に関することってめちゃくちゃ社外秘情報だからホイホイ研究施設の外に行くこともできなくなり、やがて若くしてチーフと呼ばれるようになり、現場をまとめる責任重大な立場に……。こんな状況じゃあ、自分の秘めた片思いをどうこうしてる暇もなかっただろうさ。
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