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    @zenhouixxxx 【小説はR18 特殊性癖】小説の構想練る用 頻繁に書き換える・・・だったけどモデリングした画像も上げるかも
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    続き 清廉なリンリバ ※黒リトの

    #リンリバ
    limba

    ゲドウ⑫リーバルが髪型を変えた。
    この頃は緩やかに波打つ髪を高い位置でひとつにくくっている。
    リンクはその髪を見て数日前に会った黒いリトのことを思い出した。

    あの夜、一人で高台に立ちハイラル城を眺めている姿を見かけた。

    「これから 一人でどうするつもりだ」
    背中の剣に手を掛けたままリンクは話しかける。

    「仲間を失ってもハイラルと敵対するなんて、よっぽどの私怨があるとしか思えないが」

    リトはリンクに気付いていた様子で、振り向かずに嘴を開いた。

    「怒りでしか人は動けないと思うか?僕を突き動かすのはもっと別の感情だ。だが…あの男がそれに見合うべき人物なのかわからなくなった」

    初めて聞くリトの声。どこかで聞いたことがあるような気がしたが、既にリトの術中にあるのか記憶にモヤがかかったように思考が鈍る。
    彼はコーガの配下。ヤツに支配されているはずだ。

    「従う相手を間違えるな。これは受け売りだが…お前も自分だけの言葉を持っているはずだ。自分の思うように生きていい」

    リトはそれを聞くと声を上げて笑った。
    自分はこの笑い声を知っている。胸の奥をくすぐるような、それが聞こえたら声の主を探さずにはいられないようなそんな声。なぜ思い出せない。

    「自分の思うように、ねぇ…」
    リトは考え込むように顎に手をやると、白い仮面をリンクの方に向けた。

    「お前と決着を付けたいと思っていた。でも自分から言うのは違うだろう?もしそれがお前にとって何の意味もないことだったら許せない」

    リトはリンクの方に一歩近寄った。雲の切れ目から顔を出した月の明かりがリトの羽根を柔らかく透かし、その輪郭を映し出した。

    「あとは出会った時からずっとお前とヤりたいと思っていた。清廉な騎士殿のアレはどんな味がするのかってな」

    リトは呆気に取られたリンクの隙を見てその身体を押し倒した。リンクの口端に指を引っ掛け、ぐいと押し開く。綺麗に揃った歯列が噛み締められているのを見るとリトの嘴の端がニヤリと笑った。

    からかわれている。リンクは腹に力を入れると石頭をガンとリトの仮面にぶつけ、弾けるように立ち上がった。
    「いっつ………」
    顔を抑えるリト。
    「そういうことは、誰にでも言うものじゃない」
    リンクはパンパンと手を払うと咳払いをした。

    「お前、モテないだろう」
    「モテた覚えはない」

    堂々と答えるリンクに、リトがまた笑う。
    柔らかなその口元にリンクの視線は吸い寄せられた。

    「…また会えるか」
    「へぇ。モテない男がこの僕を口説いてる?」
    「違っ……。 お前の実力は分かっている。イーガ団を抜けて改心すると約束するなら、俺の責任の元で何か仕事をやれるかもしれない」

    リトは自分の方を見ずに早口で言ったリンクを不審気に見た。

    「なぜそこまでする?」
    「さぁ…似てるから…誰かに」

    リンクは首を捻った。はて、誰のことだったか。ここまで出かかっているのに、喉の奥につっかえた小骨のように出てこない。

    「…もう会わない。さよならリンク」

    厚い雲に再び月が覆い隠され、足元が陰った。ハッとリンクが振り向くと、もうリトの姿はなかった。





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    mmO

    DONEIga団×リバルの脳死系エロ 読み切り短編にしたかった ゲドウのこぼれ話説もある。
    コガリバ(重) 幹リバ(濃)R18 スパリバ(薄)
    コガリバはやらないけどコガ様の下半身、手露出がある 幹部さんは腹筋が出る
    ~設定~
    リーバル:子供の頃コーガに拾われて以来イーガ団 色情狂 女王様
    スパリバ:セフレ
    コーガ様:常にクール
    幹部さん:不幸な巻き込まれ男(日替わり)

    団服はご都合セパレート式
    そんな子に育てた覚えはありませんとある日の夜、リーバルは巡回の幹部が通り過ぎるのを待ってから、イーガ団本部のコーガの部屋にするりと入り込んだ。

    「おぅ、どした」

    コーガは片ひじをついて読んでいた書物から顔を上げずに声をかけた。

    仕事中だって別に関係ない。もしそうだとしてもまだ帰ってきていない優秀な筆頭幹部が全て片付けるだろうし、夕飯前のこの時間はコーガが暇していることをリーバルは知っていた。

    黙って近づき、本を持つ腕の内側に無理やり身体をねじ込むと胡坐をかいた膝の上に乗り上げる。

    「ちょっ、邪魔」

    抗議の声を上げたコーガは腕を上に掲げ、まだ本を読もうとしている。

    「ねぇ、知ってる?」

    リーバルはコーガの腹にべたりと顔をつけたま嘴を動かした。

    「リトの発情期ってすごく辛いんだよ。ずっと熱が出たみたいに頭がボーッとしてるし、このままじゃ任務に支障が出るかも」
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