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    吉良の作業ログ

    尻叩き用。
    ご一読ください:https://twpf.jp/kira_soko

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    吉良の作業ログ

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    いろいろごまかしたやつ ペンキ……ペンキ……。

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    吉良の作業ログ

    MAIKINGストーカーネタの導入。少しグロいかもしれない。サバイバーズ・ギルト

     人体がひしゃげる音を聞いたことがある。息をするのがやっとな程の苦痛を味わいながら、原型のない足を引きずって地を這い回ったことがある。
     燃える故郷の光景を今も覚えている。傍で真っ赤に身を染め上げた兄弟の体温の生温かさも、瓦礫から飛び出る手の薬指にはまった指輪が見慣れた母のものであったことも、眼前でうつ伏せに転がる父の身体に深々と突き刺さる鉄柱も、まるで昨日のことであるかのように。
     長い長い歳月を経てもなお、こびり付いたままの記憶が風化することはない。毎夜見る夢がそれを許さなかったのだ。真っ白なはずの故郷は赤く色付き、整えられていたはずの街並みは無惨にも崩れ去り、深く積もった雪がもたらす静謐にまどろんでいたはずの人々は皆、厄災によってその息を永遠に止めてしまった。なんの因果か一人息を続けていた自分だけが瓦礫の海で溺れていたのを、救援に来た軍の先遣隊が引き上げてしまったのが運の尽きだったのだと、今でも思っている。
     潰れた右足が元に戻ることはなく、けれどそれだけで済んでしまった自分は、かれこれ二十年弱もの間、ほとんど死んだように生きてきた。家系図の端っこにいるか 4932

    吉良の作業ログ

    PROGRESS後編の最初を核心突かない程度に。ケツ叩きです。シオンの花の咲く丘で【後編】

    「一応確認するが、おまえたちはギルドメンバーとして来たのではなく、グレイの友人として話を聞きにきたんだな?」
     早天の寒風が頬を吹き付けるなか、ぶっきらぼうに投げ掛けられたそのリオンの問いに、ナツは矢庭に首肯した。思考を挟む余地もない様子のそれに思わず眉根を寄せたリオンだったが、どこか納得を含む諦めた表情を浮かべると、ナツの隣に立つエルザに視線を向ける。ナツの返答を保証するように一度ばかり頷いてみせた彼女を認めると、リオンは再度口を開いた。
    「……なら、オレがこれから教えるのは詳しい話を知ってる知人の情報で、教えてやるのはヤツの腐れ縁の誼としてだ」
    「わかっている。面倒をかけてすまない」
    「なんだよ、意味わかんねぇな」
     そう言いながらリオンはギルドから続く街路を歩き出し、エルザたちは言われるまでもなくその後に続いた。委細承知といった体で謝辞を述べるエルザに対し、リオンの確認の意図を把握でいないナツが首を傾げる。その後ろで話が読めずにいるルーシィやハッピーもまた、ナツと似たような困惑の表情でリオンの背中を見つめていた。
    「知人というのはあの村の長のことだ 3788

    吉良の作業ログ

    MAIKING風邪ネタでナツグレの冒頭。グレイが風邪をこじらせる話。ざっくり時間軸。39.7℃

     起床と同時に確認した時計の短針が左上を指し示していたので、グレイはおやと目を見張った。次いで己の身を襲った悪寒に思わず身震いすると、何事かを理解するよりも早く起こしたはずの上体が後ろへと傾いていく。かろうじて機能した腹筋が衝撃を軽減するも、頭部が枕に押し付けられた途端小さく呻き、強く目を瞑った。
     こめかみを押さえれば、指先には浮いた血管から常らしからぬ脈動が伝わる。拍動に合わせて痛む頭に手を当てながらゆっくりと起き上がると、カーテンの隙間から差し込んだ陽の光に視界が眩んだ。ベッドから抜け出し、足先がカーペットに着いたところに再び沸き起こった凍える感覚で、ようやく自らの身に起こるの異常に理解が及ぶ。茹った頭ではまともな思考が働かず、ずいぶんと遅れた把握であった。
     ベッドサイドに備え付けられた棚の引き出しをひどく緩慢な動作で開くと、ろくに中身に目も向けることもなく手を突っ込んで何かを探す。程なくして引き抜かれた手には体温計が一本握られていた。小さな画面の隣のあるボタンを一度押し込むと、襟首を引っ張って脇に差し入れる。二の腕を押さえ付けながら検温が終わるのを待つ間、グレイ 3536

    recommended works

    p33UczD0G2lwReE

    MEMOドラスレ5人が永遠の眠りについた話(死では無い)。
    設定が色々なところに飛んでいるため(?)深追いはせずに…
    永遠の眠り(ドラスレ5人)ナツ・ドラグニル
    どこかの世界の果てに存在する、炎に纏われた屋敷の最奥に眠っている。ピンク髪の少々幼げな顔が特徴的な青年。傍らにはもう何色か判断できないマフラーが置いてある。いつから眠っているのかは不明だが確実に400年間はたっていると推定される。また、眠ることで魔法の影響により彼の存在を知るものは居なくなった(忘れた)。寝具は焼け焦げた箇所が沢山あるボロボロの布切れが集まってできており、寝具の周りには永遠に消えることの無い黒い炎が燃え盛っている。目を覚ます条件は、彼の事を誰か思い出すことである。

    ガジル・レッドフォックス
    鉱石で覆われた深い谷底で眠っている。黒い長髪で身体の至る所にある鉄製のネジが特徴的な青年。彼同様いつから眠っているのかは不明だが、どのくらい眠っているのかの推測をたてることはできなかった。眠ることで魔法の影響により、誰も彼の居場所を突き止めることが出来なくなった。寝具は表面が凸凹した巨大な鉱石で出来ている。深い谷底に居るが周りの鉱石によって寝具諸共囲まれており、光は僅かにしか入らない。目を覚ます条件は、本当に愛する者の口付けである。
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