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    neno

    たまに腐向けの奴あげます。
    @tonkatu517

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    neno

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    類司で、ボツにしようか迷ってます。続くならハピエンにします。続きが見たい、という方はマシュマロで教えて下さるとすごく嬉しいです!簡単に言うと類が死ぬ夢を見る司くんです。
    ※類が死ぬ描写あり(実際には死んでいません)
    ※流血表現あり

    #類司
    Ruikasa

    悪夢(仮タイトル) ざわざわとした周りの声も掻き消してしまうほどの土砂降りの雨の中、その音にすら負けないくらいの、大きな誰かの泣き声が木霊していた。
    最初に見たあの悪夢の舞台は、スクランブル交差点のど真ん中だった。
    「あああああ……!!!!!」
     それにしたってこの五月蝿い声は誰のものだろうか。そんなに声を張って、喉を痛めてしまいそうなものだが。誰なのかも判別がつかぬほど、そいつは絶叫していた。
    「あぁぁぁあッ……!!!」
     ほら、声が掠れて更に聞くに堪えないものになっていく。そろそろこの声の主を落ち着かせないと。見つけて、はやく声をかけてやらなければ。
    でも、声が出なかった。いや、思うように声が出ないと言うべきか。既に喉は開いていて、声は出せているはずなのに。聞こえてくるのは違う、自分じゃないみたいな声だった。最後の方はもう、ほとんど呻き声のようなものだった。

    「ぁあ……っるぃ、類っ!!!!」
    「つかさ、くん……なかないで」

    ——つまり、みっともなく叫んでいたのはオレだった、という話だ。
     土砂降りでできた水たまりに赤黒い血が広がって、オレはその血溜まりの中心にいる類の体を抱えて咽び泣いていた。力なくだらんと垂れ下がっていた類の腕が、ゆっくりと伸ばされ、オレの涙を拭った。しかしそれは、拭っても拭っても溢れてしまう。どうしたって頬に涙が伝った。拭うそのたびに震える指に、涙が止まらなかった。
    「……こまったなぁ……泣き止んで、ほしい、のに」
     もう、手が動かないや、と。
     困ったように笑う類の言葉に、笑わなければと思った。オレは役者だ。座長だ。笑うことくらい簡単なはずだった。なのに、涙が止まることはなかった。
    「ッ……これは、涙なんかじゃ、ない……雨だ! だから、るい、」
     類も、笑え。
    きっと今のオレの顔は、とても役者とは言えないだろう。結局涙は止まらないままで、口角だけを上げているだけの、不細工な顔をしているのだ。けれど、類は。

    「ふふ、……そう、だねぇ……っすごく、いい笑顔だ」
     
     オレなんかよりもよっぽど綺麗な笑みを浮かべて、類は息を引き取った。

    「ッ…………」

     そんな悪夢に魘されて、オレは飛び起きた。

    (……疲れているのかもしれないな……)
     妙な胸騒ぎがしたけれど、杞憂だと思っていた。だが事態はそう思わせてはくれなくなった。一回きりならまだよかったのに、その悪夢は続いてしまったのだ。
    夢には、なんらかの意味があるとも言う。だからオレは怖かった。類の死をオレに見せて、なにを求められているのかもわからないし、なにをするべきなのかもわからなかった。最近は類のそばに居て、周囲を警戒することにしている。だが、周りの様子はこれといって変わらなくて、本当に訳がわからず、ただオレの精神が擦り切れていくのみだった。

     だって、今日も頭の中で類が死ぬんだ。どうすることもできない夢なのに、どこかリアルで生々しい。だって、人のために死の瞬間まで笑っていられるなんて、最期までもあいつらしくて、夢ならボロが出てもおかしくないくらいなのに。

    決まって、夢の中のあいつはオレを庇って死ぬ。

    「…………また、助けられた」

     目を覚ましてから、すっかり冷静になった頭で、呆然と呟いた。その声は誰にも届くことはない。類に救われることに慣れてしまった、無力な自分が、オレはこの上なく嫌いだった。でも。

    「諦めるな、諦めるな……」

     この夢の正体を諦めるまで、オレは自分を嫌わないでいい。そう言い聞かせて、今日も学校に向かうのだ。


    「……おはよう、司くん」

     朝、類はなんだか憂鬱そうな表情であった。実際オレも憂鬱な気分が続いていたが、悟られぬよう大きな声ではっきりと挨拶を返し、類に尋ねたのだった。
    「月曜日の朝だと言うのに、なんだか疲れてないか、お前……」
    「それはほら、こんな天気だろう?」
    「あー……」
     ふと目線を窓に移すと、確かに空は土砂降りの雨を降らせていた。今朝はどんよりとした雨模様を描いていたが、まさかここまで大雨になるとは、類も思わなかったのだろう。オレは早めに学校に向かったので、その雨の餌食になることはなかったが、類はそうではなかったらしい。
    「いやー、傘は持っていたんだけれど、風もあって、今日持ってきた装置に影響があるんじゃないかって心配でね。多少、濡れてしまったようだし」
     そもそも学校に持ってくるな、と言いたいところだが、それはショーに使うものなのでオレは黙認していた。類がその大きな装置を取り出して、ドスンと音を立てて机に置いた。そこはオレの机なんだが……?
    「だから、放課後屋上……いや、きっと雨が降っているから、どこかの空き教室で、この装置がきちんと作動するか、実験に付き合ってくれないかい? 司くん」
     迎えに行くから、と。その顔は笑っていながらも、拒否権は全くない気がした。おそらくオレがYESと頷くまで、装置をオレの机から退かす気はなさそうだ。
    「まあ、それくらいなら」
     簡単にそれを了承してしまったことを、今では後悔している。


    「司くんが好き」
    「…………………は?」

     空き教室へ向かって、そこに入るやいなや、急にそんなことを言われて、約十秒間たっぷりと時間をかけてオレは聞き返してしまった。それは、類の言葉があまりに突然だったことと、自分がむしろ嬉しいと感じてしまったことへの驚きがあったからだ。いつの間にか両手が掴まれていて、まるで愛の告白を受けているようだと思った。まあ、実際そうなのだが、未だに実感がないせいで素直にそうとは思えないのだ。許してほしい。
    「それは、その……恋愛的な意味、か?」
    「……ッ、うん。だから、僕と、付き合ってほしい」
     類の緊張しているような面持ちに、嘘ではないのだと悟った。顔も赤いし僅かに手が汗ばんで、震えている。すぐにでも頷いて、安心させてやりたかった、けれど。
    「……類は、恋人になったら、なによりもオレを優先してくれるのか?」
    「え? まあ、状況によると思うけれど……そのつもり、だよ」
     オレの言う、“なにより„とは類のことも含まれていた。だから、もしこのまま告白を断ってしまえば、類はオレを庇って死なずに済むのではないか? 夢の中で起こったことが、実際に起こるとは限らないのは分かっている。だけども、もし、そうなってしまったら?
    「でも、僕は——が、——じゃなくても、———、」
     考えごとをしているせいで、類の声がノイズがかかったように聞こえづらくなる。はやく、類のためになる答えを言わないと。類がオレを優先すると言うのならば。
    「すまないが、類とは付き合えない」
    「……なんで?」
    「な、なんで、って……」
     もし付き合ってしまったら、類の一番が、オレになってしまう正当な理由ができてしまうから。
    類がオレを庇って死んでしまうかもしれないからなんて、言えるわけもなくて。
    「もしかして、自覚ないのかい?」
    「む……?」
    「司くん、僕が“好き„って言ったとき、どんな顔してたか知ってる?」
    「そんなの、わからないに決まっているだろう」
    「……ずるいな、司くんは」
     類は切なげに笑っては、オレから手を離した。
    「…………司くんがそう言うのなら、わかったよ」
     オレは自分の選択が正しいのかどうか、わからなくなった。正しかったはずなのに、あのときの類の表情を思い出すたびに、胸が苦しくなるのだ。
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    Replies from the creator

    neno

    MOURNING成人済みの付き合ってない類司のはなし。タイトル重そうに見えますがめちゃくちゃ明るい(?)普通の話です。
    ※成人済みしてる。
    ※めーっちゃ軽い嘔吐表現があります。
    復讐「る、類……急に起こしてすまん」

    今目の前でかわいらしく布団にくるまって、その隙間から僕を覗いているのは司くんである。司くんはお酒の飲み過ぎで昨夜の記憶がないらしく、起きたときに置かれていた状況を未だ飲み込めずにいる。司くんが言うには、起きたときに裸の僕がなぜか横に眠っていたらしい。驚いて自分が布団から飛び出すと、なぜか自分自身も脱いでいて、咄嗟に僕を叩き起こした、という話だった。
    「……その、昨日、なにがあった……?」
    「うーん、僕もあまりよく覚えてないな。たしか……、ああ、思い出した。昨日はむし暑かったから、二人で裸で寝ちゃったんだ」
     事実無根、すなわち嘘八百である。思い出したもなにも僕の頭にはしっかりと昨夜の記憶が刻まれていた。ついでに言うなら、昨日はむし暑くもなかったが、僕にとっても司くんに忘れられていた方が好都合である。それに、司くんにとってもそれが一番いいだろう。僕の言葉に司くんはあからさまにほっとした表情を浮かべている。
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    冒頭導入部とエッチシーン抜粋です🫡❣️

    あらすじ▼
    類のガレージにてショーの打合せをしていた2人。
    打合せ後休憩しようとしたところに、自身で発明した🌟の中を再現したというお○ほを見つけてしまった🌟。
    自分がいるのに玩具などを使おうとしていた🎈にふつふつと嫉妬した🌟は検証と称して………

    毎度の事ながら本編8割えろいことしてます。
    サンプル内含め🎈🌟共に汚喘ぎや🎈が🌟にお○ほで攻められるといった表現なども含まれますので、いつもより🌟優位🎈よわよわ要素が強めになっております。
    苦手な方はご注意を。

    本編中は淫語もたくさんなので相変わらず何でも許せる方向けです。

    正式なお知らせ・お取り置きについてはまた開催日近づきましたら行います。

    pass
    18↑?
    yes/no

    余談
    今回体調不良もあり進捗が鈍かったのですが、無事にえちかわ🎈🌟を今回も仕上げました!!!
    色んな🌟の表情がかけてとても楽しかったです。

    大天才小粒まめさんとの合同誌、すごく恐れ多いのですがよろしくお願い致します!
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