君が欲しい中也SS
コレはなんだろう…
私は今現状を良く回る頭を駆使し考える…
しかしあまりに突然の事に思考が追いつかない。
私…太宰治は何時もの様にポートマフィア幹部のセーフハウスに侵入し、幹部…中也が帰って来るまでその無駄にデカいベッドで横になり少し眠って居たのだ…
そして慣れ親しんだ気配に目を覚ますと…
ソコには…目の前には綺麗な天色…
唇には中也のソレが重なって居た…。
「っん」
口内に侵入してくる中也の舌…
いやらしく私の舌を絡め取り、唾液を擦り付けられる。
「ふっ…んんっ...」
先に話しておくが私と中也はただの元相棒であり、それ以上でも以下でも無い…はずだ…
確かに私は…私だけは少し違ったが…
「っんんっ」
中也の手が私の服をはだけさせる。
流石に黙って居られなくなり、その逞しい胸板を叩いた。
すると仕方ないとばかりに口付けを止める中也。
「ぷはっ…はぁはぁ…ちゃ…中也一体何してるんだい」
最もな質問だろう。
だがこの蛞蝓はそれを何を云ってるんだ此奴とばかりに見下ろしてくる。
「何って…セックスする為に脱がしてるだけだが」
は…
「いやいやいやいや、中也君頭でも打ったのかいっあ、それとも異能…っ」
「うっせぇなっ」
また接吻(キス)される…
先程より激しく口内を犯される…
私は堪らず中也の服を掴んでしまう。
コレじゃ…まるでもっと…なんて強請っている様なものだ。
しかし身体は素直である。
中也からの激しい口付けで身体は火照り、ソコは確かに硬さを増して…
何故だか腹の奥が疼くのだ。
「っはぁはぁ…ちゅうや…」
離れた舌と舌に銀の糸がいやらしく伝い、プツリと切れる。
「太宰…」
私を呼び熱を帯びた目でコチラを見つめる中也…
あぁ……
中也が欲しい