君の体温が高いのは、あいつの体温が高いのは仲間に分けるため、なのかと思った。
初めてそいつに触れた日、あまりの温かさにそいつの腕の中で眠ってしまっていた。その日の前日に徹夜をしていたのが悪かったが、どうやらそいつも一緒に寝ていたみたいで、後々黒足屋に気持ち良さそうに寝てたな、と言われてしまった。
誰かが俺を起こしに来た時に麦わら屋と寝てるところを見られたんだろう。仕方ないだろう。あいつの体温は高くて心地がよくて、冷たかった手足に血が戻る感覚がよく分かる。
寝る前にあいつは機嫌が良さそうに笑っていた気がする。おやすみ、という言葉と同時に俺の体温は上がっていくのが分かった。
(ロル/確かに恋だった。@utislove)