むかしむかしのおはなしです。(7/24ワンドロ:人魚)[[rb:long,long ago > むかしむかしのおはなしです]] 。
とある国に、金の髪と翠玉の瞳を持つ王子様がいました。
王子様は城下町に降りては民の話を聞き、泥棒を捕まえたり、事故から民を守る、正義の味方のような王子様でした。
でも、城の人たちは王子様のことは好きではありませんでした。王子様を傀儡にして国を好き勝手にしようという人達と、王子様に求められる役割と正義の味方に求められる役割が違うと分かってる人達がいましたが、王子様はそんなこともわからず、自分の善いと思うことに突き進んでいめした。
そんな王子様のいる国は、とある島国でした。
海に囲まれ、海に愛された国でしたが、王子様は海が苦手でした。海を見ていると、[[rb:早く帰っておいで > ここにはちかよるな]]と声が聞こえてくるのです。それはきっと、王子様が国に至るまでの経緯からでしょう。
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