料理研究家の七海先生とアシスタントの伊地知アナ「お茶の間のみなさん、こんにちは。『今日のご飯はなあに?』のお時間です。教えてくださる先生は、料理研究家の七海建人先生、アシスタントはわたくし、アナウンサーの伊地知潔高でお送りいたします。先生、今日は鮭のムニエルということで…」
「そうですね。これから秋鮭のおいしい季節ですからね。まずは鮭に下味をつけてききましょう」
「塩コショウを少々かけて少し置きます。こちらが少し時間を置いたものです」
「余分な水分をキッチンペーパーで拭いて小麦粉をまぶします」
「先生、小麦粉は目分量で大丈夫ですか?」
「そうですね、鮭の切り身の大きさに合わせて、鮭全体が小麦粉で白くなる感じで適量をまぶしてください。フライパンにオリーブオイルを大さじ1入れます」
「はい!ここでポイント①です。『フライパンは冷たい状態で!』七海先生、これはどういうことですか?」
「はい、フライパンを熱してから鮭を入れると、表面に一気に火が入り、身が縮んで固くなってしまいますので、コンロの火をつける前に鮭を並べてください」
「なるほど〜。お茶の間のみなさん、そういうことですので、フライパンを火にかける前に、鮭を入れてくださいね」
「鮭を皮目を下にして2〜3分焼きます」
「七海先生、ここでポイント②ですね」
「そうです。魚の臭みの元は、皮と身の間にある脂です。皮目から焼くと脂が溶けだしてきますので、キッチンペーパーでこまめに出てきた脂を拭き取ってください」
「このひと手間が、おいしさの秘訣ですね」
「そうなんです。面倒でも、こまめに脂を拭いてください」
「わかりました〜。あ、鮭の焼けるいい匂いがしてきましたね」
「焦げ目がついたら裏返して、また焼きます」
「両面に焦げ目がついたら、ここでまたポイント…次は③ですね」
「はい、ご家庭でプロの味に仕上げるために、『アロゼ』という方法を使います」
「七海先生、『アロゼ』ってなんですか?」
「はい、鮭を焼きながら、溶けたバターをまわしかけることをアロゼといいます。火が均一に入り身がふっくらするとともに、バターの味と香りを鮭にまとわせます」
「バターの香りのアロマならぬ、アロゼですね」
「ふふっ、伊地知さんのダジャレが出ましたね〜」
「反応ありがとうごさいます、恐れ入ります」
………、こんな感じで、料理研究家の七海先生とアシスタントの伊地知アナは、仲睦まじい雰囲気で番組をすすめていきます!w