Recent Search
    Create an account to secretly follow the author.
    Sign Up, Sign In

    fuuka_xxxx

    三度の飯より妄想が好き

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 17

    fuuka_xxxx

    ☆quiet follow

    鉄は熱いうちに打て、フリアメも書きたいって勢いがあるうちに書け

    ってことで、イチャイチャでえちちな事させるぜ!と書き始めた時は思っていたのに、全くえちちにはなりませんでした。ふたりで🛁には入ってるけど健全です。両片思いの一歩手前みたいな感じです


    ※今回も私の趣味にしか配慮していません

    #フリアメ

    雨の日の夜✈️🍬 練習


     昨日から降り出した雨は止むことはなく、日を跨いだ今日も外は薄暗い。その上とある筋から仕入れた情報も空振りとくれば気も滅入る。
     傘を差していても濡れてしまうほどの土砂降りだ。ここまでくるとアーマーガアで船まで戻るのも億劫だ。出来ることなら今夜はあたたかくて大きな湯船に浸かりたい。

    『今夜は近くに宿を取る。二人は留守を頼む』

     潜水艇に残り雑務をこなすジルとコニアのスマホロトムにメッセージを送れば、了解しましたと返事が届く。来た道の途中にホテルがあったはずだ、コンビニも数軒見かけた。服はクリーニングに出すにしても、さすがに下着くらいは替えが欲しい。
     泥濘む足元に気をつけたところでもう遅い。スラックスの裾に泥を跳ね飛ばしながらアメジオは来た道を戻り始めた。


    「おっ、アメジオじゃないか」
    「……人違いじゃないですか?」
     ずぶ濡れのまま入ったコンビニで替えの下着を手に取り支払いを済ませたその時、不意に声を掛けられ反射的に嘘をついてしまった。
     目の前には同じようにずぶ濡れのフリードがいる。気配を探るが他にライジングボルテッカーズのメンバーはいないようだ。それに気付いたのだろう。
    「今夜は俺ひとりだよ。フィールドワーク中なんだ」
     鼻歌でも歌いそうな気軽さでそう告げてくる。
    「この土砂降りの中、ポケモン博士はご苦労なことだ」
     本当にひとりのようで店内には他に客はいない。レジ対応が終わった店員はタブレット片手に怠そうに商品棚へ向かっていく。
    「今からバトルといきたいが身体が冷えてるからなぁ。明日は晴れるらしいけど、アメジオは何か用事あるか?」
     夕食の買い出しだったのだろう、フリードはビニール袋を片手に気軽に話しかけてくる。
    「教えるわけがないだろう」
     ポケモンバトルは魅力的だが今夜はダメだ。身体が冷えて的確な指示を出すにも頭が回らない。会話の応酬すら面倒だ。アメジオもビニール袋を握りしめて出入り口へ向かった。今はコンビニよりあたたかな風呂とベッドが恋しい。
     後ろから話しかけてくるフリードを無視してアメジオは歩きだした。監視のつもりなのだろう、つかず離れずといった距離を取っている。エクスプローラーズの関連施設を掴みたいのだろうがご愁傷様、今夜は目についたホテルで過ごす予定なのだから。


    「なんだ、今日は本当にもう予定なしかよ」
     目星をつけたホテルにまで着いてきたフリードは拍子抜けしたといわんばかりに肩を落としている。
    「冷えたからな、さすがにもう風呂に入りたい」
     靴だって雨を吸い込みぐっしょりとしている。早く脱いでしまいたい。こんな濡れ鼠のような客は受け入れないかと思ったが、さすがに金になるなら話しは別なのだろう。部屋から電話を入れたら服と靴をクリーニングに出す手筈を整え、シングルルームをと言おうとしたその時だった。
    「ツインルームを頼む。出来るならベッドは広い方がいいんだけど空いてるかな」
    「少々お待ちください。……セミダブルのツインルームに空きがございます。そちらでよろしいでしょうか?」
    「あぁ、それで頼む」
    「おい、ちょっと待て」
     こちらの言い分を遮るように一方的にフロントと話しを進めるフリードはカードキーを受け取ると、ロビーの奥にあるエレベーターまでアメジオを引っ張っていった。

    「おい、貴様、一体何を考えているんだ」
     下からギロリと睨みつけてもどこ吹く風とばかりに、フリードは気にする様子もなくアメジオの右手首を掴んだままだ。振り解くにも思いの外力が強く、うまく引き剥がせない。そうこうしている間にエレベーターは目的階に着いたらしく『チンッ』と軽い音を立てたあと扉が開いた。
    「えーっと、1010号室……あそこの角部屋みたいだな」
     腕を引かれながら連れて行かれた先にあるドアを開ければ、作業机と小さめのテーブルに一人掛けの椅子が二脚、それに向き合うように少し距離をおいて設置されたセミダブルベッドがふたつ。いたって普通のツインルームがそこにはあった。
     ここまで来てしまえばもうどうにでもなれだ。運が良ければフリードのスマホロトムから重要なデータを盗めるかもしれない。それよりも冷えた身体をどうにかしたかった。雨が降るなか一日中外を歩き回り、判断力が鈍ってしまったのもあるかもしれない。
    「俺は先にシャワーを浴びる。せめてもの情けでバスタオルくらいは渡しておいてやる」
     バスルームへと続くドアノブに手を掛け、洗面所に用意されているバスタオルを放り投げた。慌てる様子もなくそれを受け取ったフリードは、あったまってこいよとにこやかに言いながら髪の毛をガシガシと拭き始めた。
     パタンとドアを閉めてからアメジオも雨に濡れた服を一枚一枚脱いでいった。どうせあとでクリーニングに出すのだ、そのままでいいだろう。下着は手に持っていたビニール袋に放り込んでゴミ箱に投げ捨てた。鈍い音を立てて入ったそれを聞きながらシャワーブースの扉を開ける。 
     備え付けのアメニティは可もなく不可もなくといったものだった。コックを捻り熱い湯を浴びれば自然と肩の力も抜ける。一通り洗い終えてから隣にある浴槽に先に湯をためておけばよかったことに気付いて、今夜は本当に頭が回らないとため息をついた。
     身体が冷えてる冷静な判断が出来ずにいるのだろうか。それともフリードがいるから調子が狂うのだろうか。
     馬鹿馬鹿しい。コックを捻り湯を止めて、シャワーブースの扉を開ける。少し歩けば着いてしまう浴槽はピカピカに磨き上げられていて、近くに設置されたテーブルには数種類の入浴剤が用意されている。それから適当に選んだものを蛇口の下に落とし勢いよく湯を流せば、泡を立たせるタイプだったようでもこもこと泡が浴槽一面に広がっていく。
     湯船に浸かりたくてここまで来たのだ。アメジオが泡だらけの浴槽に身体を潜り込ませたその時、洗面所のドアが開いた。
    「……おい、順番はどうした」
    「つれないねぇ。俺だってずぶ濡れなんだ。さすがにもう待てないっつの」
     アメジオの睨みなのものともせず、フリードも服を脱ぎ捨てシャワーブースに入っていった。
     ポケモン博士といえば一般的には研究室に籠り作業する者が多いが、フィールドワークを生業にしているらしいフリードの身体は随分と鍛え上げられている。太く筋肉質な二の腕、肘から指にかけて浮かぶ血管の筋が妙に色っぽい。厚すぎない胸元、引き締まった腹、薄い身体の自分とは大違いだとアメジオは自身の二の腕をさすってから蛇口を止めた。浴槽はもう泡だらけだ。
     大雑把に全身洗ったフリードも湯船が気になるようで、シャワーブースの扉を開けたら一直線にこちらにやって来た。
    「随分とまぁ、可愛らしい風呂なことで」
     前を隠すことなく浴槽に足をかけ入ってきたフリードはするりとアメジオの背後に滑り込んだ。
    「開けた入浴剤がこれだっただけだ。別に意味なんてない」
     泡風呂なんて上がる前にまたシャワーを浴びないといけないのだから、正直いって面倒だ。
     なんとなく裸のまま密着するのは気恥ずかしい。せめて対面する形に移動しようとアメジオが腰を浮かせた瞬間、フリードが両腕を腹の前に回して拘束してきた。
    「おい、やめろ。今すぐ離せ」
     じたばたと動くが、鍛え抜いたフリードの腕を振り払うことが出来ない。暴れるたびに腕の力は強くなる一方だ。
    「初めてバトルをした時から、アメジオのことが頭から離れない。好きとか嫌いとか、相手のことよく知ってるとか抜きにして、お前のこと手元に置いて好きな時にバトルしたり、触れ合ったりしたい」
     耳元で囁かれる言葉は毒のようだ。一瞬で身体中に広がり、甘く痺れて動きを奪ってしまう。そんなの、こちらだって……。
    「なぁ、これって恋とか愛とか、そんな可愛い言葉じゃ片付けられない、もっとドロッとしたものだと俺は思うんだけど」
    「……知らない……」
    「うん、でも何とも思ってない相手にアメジオはここまで付け入らせる隙与えたりしないだろう? だからさ、期待していいの?」
    「期待ってなんだよ」
     これ以上聞くのがこわい。頷けばエクスプローラーズのアメジオに戻れなくなる気がする。
    「アメジオの心に住みつきたいし、アメジオの身体の一番奥深いところに入り込める権利が欲しい」
     拘束していた腕が薄いアメジオの胸元を撫でたあと、指先を這わせてから腹をつつく。ここに入れろというのだろうか?
    「そんなこと言われても困る。答えたくない」
     ゆるくなった拘束しているフリードの腕に自身の指を絡めながら、アメジオは壊れたおもちゃのように困る、知らないと力なくかぶりを振った。

    「……今はそれでいいよ。色々と決着がついたら返事聞かせてくれ。俺はずっと待ってるから」
     後ろから抱きしめてくるフリードの身体に身を委ねながら、アメジオは決着がつく日は来るのだろうかと考えることしか出来なかった。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    💖💖💖👏👏😭🙏💞💞
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    fuuka_xxxx

    SPUR ME先日あげたフリアメ女体化の続き
    勢いでwebオンリーサークル参加を申請したので、今急いで続き書いてます。これが続き②で、あと③と④まで続く予定…。大丈夫、終わるよ…

    ※本当はこちらのベースになった、偶然再会した✈️🍬にょたがデートする話を最初に書く気でしたが、癖のためにダンスする✈️🍬にょたを我慢できませんでした。今回も私の趣味にしか配慮してないです
    フリアメ(女体化)練習② ◎◎シティとはそこそこに賑わいのある街のようだ。人の行き交う街並みを眺めてから、アメジオは夕方までどうやって時間を潰そうかとばかり考えていた。


      ⁂⁂⁂


     アメジオの部下であるジルやコニアと共に利用している潜水艇は大きくはないが、三人で使うには十分な広さがある。他の幹部たちは知らないが自分たちで定期的に清掃もしているため、清潔さは保たれていると思う。今日は予定もなくオフだからと自室に掃除機をかけていたアメジオは、気が付けば先日任務で出向いたパーティでのことを思い出して顔を顰めたり、ぼんやりとしてしまう自分に気が付いて頭を抱えた。
     俗に言う告白とやらをされた気がするのだが、肝心な時に『みたい』という煮え切らない態度が気に入らない。こちらがあたふたとする様を見て笑うつもりだったという線もありうる。それなりの修羅場を潜り抜けてきていると自負している。タイミングよくスマホロトムのアラームが鳴ったが、もしあのままフリードの腕に抱きとめられていたらどうなっていたか……。
    6457

    fuuka_xxxx

    MOURNING私は三度の飯より好き女体化が好きなんですが、ちょぎにゃんではまだ書いてないじゃん??と思い書き始めたんですが、段々これ着地点どこなん????となり没決定になったのですが、もったいないので書いてる所までここで供養しようと思います🙏
    あと1000文字くらい続き書いたら終わる気がするので、気が向いたら書いてみようと思います
    にょた南泉くんのちょにゃ(書きかけ) 泣く子も黙る刀剣男士とはオレのこと──

     顕現時にそう意気揚々と口上を述べたその刀剣男士は自分自身の違和感に気付いた途端、猫のような可愛らしい語尾で叫びだしたのでした。
     柔らかな猫の毛並みを思わせる豊かな金髪、くりっとした丸い瞳の上には影が出来るほどの長いまつ毛、日焼けを知らない白い肌、ぷっくりとした愛らしい唇、グラマーを絵に描いたようなバランスの取れた肢体……。演練場で見かける男士の同位体と同じ戦装束を着込んでいる目の前の刀剣男士、もとい刀剣女士はわなわなと震えている。

    「小さい上に体が……体が……女だにゃあ!!!!」

     政府の見解によると日本刀の付喪神である刀剣男士は若い男性の体を模して顕現するものらしい。それはかつて刀を振るっていた主たちが男性で、合戦場はそんな彼らが命懸けで鎬を削る場所だからだ。脇差以上の個体は成人男子の如く若く健康的な肉体を得て実体化している。短刀は主に子どもや女性の護身用としての歴史があるからなのか、幼く可愛らしい見た目で顕現するものが多い。
    2988

    related works