気怠い体をベッドに転がして、はあと息を吐いた。宇佐美に何度もイかされ、快感すら辛いと思うのにもっとと強請ってしまうのはいつものこと。宇佐美も毎回律儀に応えてくれるからぐちゃぐちゃに乱れてしまう。それがいい、余計なことを考えたくない。
「百之助ェ〜、風呂入ろ」
「……おう」
「……」
「……」
「おい返事だけじゃねーか、動けよ淫乱」
うるせえ、誰のせいで俺が身も蓋もなくよがっていると思ってる。返事するのも面倒だから黙って大の字になっていると、宇佐美が萎えた俺のチンポに顔を寄せた。
「……もう勃たねぇぞ」
「大丈夫だよ、お前はチンポ勃たなくたって中イキできるんだからさ」
チンポのまわりの毛を指で掬って、絡めて戻す。これは違うな、これはいいかも、と吟味して一本の縮れ毛を摘むと、何の前触れもなくそれを引っこ抜いた。
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