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    flower_nashi07

    @flower_nashi07

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    flower_nashi07

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    別垢で載せたにょたゆりタミカネです。
    文不慣れ
    女体化
    百合
    モブ男でます。
    タミヤ君→タミヤちゃん(わからなくなるので)
    絶対大丈夫な方はどうぞ。

    連れ出さないで、王子様 タミヤちゃんが男の人と談笑してる。
    相手の男の子は、背が高くかっこよくて、美人なタミヤちゃんと並ぶと絵にかいたような美男美女のアベックだ……

    私は幼馴染で、同性の彼女にずっと恋をしている。
    だけど目の前にいるのは、タミヤちゃんにふさわしい王子様。
    それに比べて自分は背はタミヤちゃんより低く、美しくない。これと言った取り柄もない。
    そして彼女と同じ女。何一つとして繋ぎ止めれるものがない。

    これから先タミヤちゃんには、ステキな人からのアプローチや出会いはたくさんあるだろう。
    友としてのつながりのみでしかつながっていない自分はいつか彼女との間に距離ができてしまうのではないだろうか……
    せめていい友人で、もしもタミヤちゃんが結婚して、子供が産まれてそのタミヤちゃん似た赤ちゃんを抱っこするそれぐらいのたのしみはあるかもしれない。
    複雑ではあるけど……
    でも、嫌だ
    王子様なんて来ないで、タミヤちゃんとダフしかいない世界で入れたらわたしはいいのにな…
    私から幸せな空間を……彼女を取り上げないで。
    タミヤちゃんが私の王子様だったらよかったのに…

    無理に決まってるけど……

    心にドス黒いヘドロのような恋心がこびりつき離れない。
    不安が募っていく、自分がせめて男だったら綺麗でなくても彼女を独占できる。
    見た目だけでも… …
    ふとそんなことを考えてしまい、筆箱に入れていたハサミで長かった髪を切ってしまった……
    案の定、親には何で「こんなことしたの?」と怒られ、おばあちゃんには心配され、不揃い部分を整えてくれた。

    次の日の朝タミヤちゃんとダフも驚いてた。
    タミヤちゃんとダフは不思議がっていたが、理由は適当に濁しておいた。
    こんなこと2人が知ったら、引いちゃうかもしれないし。

    それから3日経って、ようやくこの髪型にも少し慣れてきた頃、タミヤちゃんに呼び止められて赤色のヘアゴムを渡された。

    「わたしは、今くくれないよ」
    渡されたゴムを見ながら、タミヤちゃんにそう返した。
    前なら二つ返事でもらったが、今はそんな気分になれないし、断る理由もある。


    「これさ、あたしもお揃いでかったんだ。カネダにも似合うと思うし、一緒につけたいと思って!あたし、カネダの長い髪好きだったから、髪のばしてこのヘアゴムつけて欲しいな!」

    タミヤちゃんずるいよね。
    そんなこと言われたら断れる人なんていないのに。
    でも、どこかで喜んでいる自分がいる。
    嬉しさと諦めさせてくれない憎らしさが混ざりながら、渡された赤いゴムをわたしは受け取った。



    -----------------|----------------------------

    「カネダさんってお付き合いされてる方いますか?
    ずっと気になってて、勇気が出なくて…
    どんなことが好きなのか教えてほしいです。
    タミヤさん」

    照れくさそうに、少年はいった。

    タミヤの目の前には今、自分より背が高く、クラスの女子がかっこいいと噂をしていた隣の男子高の少年が立っていた。

    通学路で見てから、一目惚れしてずっとお話ししてみたいと思っていたそうだ。だが、話しかけたいがどう話していいのか分からず友人の君に紹介してもらいたいのだとか。
    帽子の鍔を何度も触り、タミヤの返事を伺っている。

     きっとこれを知ったら、カネダは顔真っ赤にし照れて反応に困ってそうだな…
    でも、自分のことそんなふうに思ってくれる人がいるなんてとか喜びそうだ。容易にそんなカネダが思い浮かぶ。たしかに、カネダに惚れるのなんて見る目がある。

    「そっか〜、カネダは美人だし、料理上手だしいいところいっぱいあるからお前が好きになる気持ちもわかるよ。
    でも、残念だな。カネダ恋人いるんだ…
    ずっと付き合ってて長いから、その人以外は興味ないんだってさ。
    最近もその恋人からヘアゴムもらったからまた髪伸ばすんだって喜んでたから、脈ないとおもうわ。
    残念だけど、お前いいやつそうだし、気持ち切り替えて新しい恋探せよ」

    たった今失恋したことを知った少年の目の前には少女の艶やかで美しい笑顔だった。


    粉々になったガラスの靴
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    flower_nashi07

    PROGRESSタミカネ

    タミヤくんと付き合ったのはいいが、今までの関係がなくなってしまうこと、ダフとの関係も変わってしまうのではないかとうだうだ考えてしまっているカネダ。
    友達としてのタミヤくんも恋人としてのタミヤ君どちらも選べず関係が踏み切れないでいるカネダ。

    そんなカネダを見かねてダフが2人で出かけさせて、
    初めてのデートをする話です。
    変わるのを怖がってるのはタミヤ君を好きになった日のことは覚えていない。
    きっとずっと好きだったから、好きじゃなかった時のことなんてわからない。

    タミヤ君に想いを伝えたのは、小学校を卒業した次の日。報われない気持ちに卒業するために告白した。
    男で、幼馴染の親友から告白されて戸惑うだろうし最悪絶交されると思っていた。けれど、タミヤ君は「落ち着いて考えたいから、返事は明日でもいいか?」と言われた。

    そして次の日に、まさかの「俺も好きだ。これからもよろしくな」と告白を受け入れてくれた。
    この日から僕とタミヤ君は親友から恋人になった。
    そしてそれから1年経った。今も僕らは恋人だ。

    「カネダ本当にこのままでいいの?」

    休み時間、クラスメートがおしゃべりをしたり、ふざけたり騒がしい教室の中で僕の前の席に座って、ダフは言った。
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    りうさき@

    DONEバレンタインの⚽️してない⚽️部パロ

    これの設定を引き継いでます
    https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18553394#6
    寮の部屋のドアの向こうから「開けてください」と声がしたので開けてやると、紙袋を両手にどっさりと抱えて、更に腕にぶら下げた月島が思い切り不機嫌な顔で「ただいま」と呟いた。反射的に「おかえり」と答えたものの、鯉登の視線はその荷物に釘付けで、部屋の片隅にそれらを漸く下ろした背中が深く重い溜息を吐き出す。
    「た…大量だな」
    今日はバレンタインデー。紙袋の中は大量のカラフルな包み、とくれば、中身は考えずともわかった。
    どうやら同室で二つ年上の先輩は随分とモテるらしい。見る目があるな、と誇らしくなる反面、その中のいくつが本命で、どれかに気持ちを返すのかと考えると胃の中がぐるぐるした。

    月島に憧れて、鹿児島のユースから無理を言って北海道の高校に転入した春からもうすぐ一年が経つ。三年生の月島はもう卒業が間近だ。先月就職試験を受けた彼は無事に希望の就職先への進路を決め、あとは卒業を待つばかり。社会人サッカー部のある会社ではあるが、一緒にサッカーをやる機会ももうなくなってしまう。まして卒業してしまったら、今のように朝も夜も顔を合わせることなどなくなってしまうのだ。
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