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    shiro4_27

    MOURNINGオーカイと猫、両片想い?なのだろうかこれは
    設定とか文章がいろいろおかしい

    文字書きさんはほんとすごいと思う、尊敬する………………
    オーエン  


    いつからかは知らない。
    思い出そうとも思わない。
    ただ明確に。
    確実に。
    自分の中で瞳を交換した男が面倒な存在になった。

    「苛立つ。」

    小さく呟く。

    姿が見えていれば、一つ一つの行動に感情が波のように揺れる。
    それが鬱陶しくて、姿を見ないようにすれば何故か気にかかってあの、赤い色を無意識に追う自分がいる。
    今日は後者だ。
    カインの姿を朝から一度も見ていない。
    別にそれで全く問題ないはずなのに、つい、偶然会った賢者に居場所を聞いてしまい、そして知っていたことに思わず渋面を作った。
    何がしたいんだ、自分は。




    飽きもせず、何度も何度も。
    木刀を持ち上げ、振るい、また構え何もない空間に向かって下す。
    その度に赤い髪がぱらぱらと跳ね上がって宙を舞う。

    「鬱陶しそう。」

    ポツリと呟いて切ればいいのに、と頭の中で短髪になったカインの姿を描いて
    似合わないな、と無造作に思考を追いやる。
    あぁ、でも。
    少しだけ頭に描いた短髪のカインを追いかけて捕まえて、正面からまじまじと見ると
    なかなかどうして。
    伸ばされた前髪がなくて、自分が与えた瞳がよく見えて案外いいかもしれない 7273

    kawatany_san

    PROGRESSオーカイ R18小説導入部分。
    尻叩きのためにあげるので、反応頂けると励みになりますー!
    「熱砂のオアシスに勇者の歌を」のセトの楽園が舞台です。ネタバレは無いはずですが、気になる方は回避してください。
    8/6オーカイ オンラインイベント原稿火照った肌が少しづつ冷やされていく感覚にほっと息を漏らす。
     任務で赴いた砂の街の太陽に容赦なく肌を焼かれ続け、湖から宿に辿り着いた頃には触れると熱を持っているのが分かる程になっていた。
     やや赤くなった肌に気付いたラスティカが魔法をかけてくれようとしたものの、今更のように持て余す。時間が経てば落ち着くだろうと断ったそれは、そろそろ寝ようかと思ったカインを中々寝付かせてくれなかった。
     素直に仲間の厚意を受け取っておけばよかったと後悔したところですでに遅く、他の仲間たちもすでに部屋に戻ってしまっている。声をかけるには遅い時間に、カインが考えた対処法は至ってシンプルだった。
     一人部屋のとれた今回は、更に運のよいことに小さな浴室が備え付けられていた。聞けば砂漠を越えてきた旅人にとって、何よりの労いは冷えた果実水と、水浴びだから、というこの街ならではの気遣いなのだという。
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