変わるのを怖がってるのはタミヤ君を好きになった日のことは覚えていない。
きっとずっと好きだったから、好きじゃなかった時のことなんてわからない。
タミヤ君に想いを伝えたのは、小学校を卒業した次の日。報われない気持ちに卒業するために告白した。
男で、幼馴染の親友から告白されて戸惑うだろうし最悪絶交されると思っていた。けれど、タミヤ君は「落ち着いて考えたいから、返事は明日でもいいか?」と言われた。
そして次の日に、まさかの「俺も好きだ。これからもよろしくな」と告白を受け入れてくれた。
この日から僕とタミヤ君は親友から恋人になった。
そしてそれから1年経った。今も僕らは恋人だ。
「カネダ本当にこのままでいいの?」
休み時間、クラスメートがおしゃべりをしたり、ふざけたり騒がしい教室の中で僕の前の席に座って、ダフは言った。
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