きみは○○系とにかく美人。それに尽きるね。
ガラス玉みたいな瞳に色素の薄い毛がとにかく綺麗。陽の光に当たるとキラキラして眩しいくらいだわ。毛質もかなり良くてさ。触り心地が最高すぎていつまでも撫でていたくなる。なんか撫でられんのはキライじゃないみたいで大人しく触らせてくれるんだけど、吸われるのはイヤみたいでめっちゃ抵抗してくんのもまた可愛いんだわ。
行動制限は特にしてない。
心配? めちゃくちゃしてる。なんせ美人だから。
でも閉じ込めてストレス溜まる方が可哀想だし、干渉しすぎて嫌われたくないし、とりあえず今は様子見ってとこ。あんまり危なそうなとこには行かないで欲しいんだけどさぁ。好奇心が強いからしゃーないんだよね。言っても聞かねえし。
まあ、最悪首輪つけるしかねえなとは思ってる。
気分屋は元からだし、そういう自由なとこも好きなんだけどさ。たまにふらーっと出て行って全然帰ってこねえのだけはどうにかなんねえかなって思ってる。しかもタチ悪いのがさ、オレが心配で探しに行こうとするタイミングで見計らったかのように帰って来んの。しかもすごいドヤ顔で、お土産付き。こっちの気も知らないで。だからオレ的にはすごい微妙な気持ちなんだけど、そういう時って分かりやすく褒めてムーブ出してくるし、ベタベタ触っても怒んないからつい許しちゃうんだよね。
1日中家でのんびりしてる事も多いよ。天気の良い日はよく窓際で寝てるし。良い感じに日差しが差し込むから暖かくて気持ち良いんだろうな。ああ、買い替えてからソファの上を占拠して寝てる時も多いわ。仕事が捗るように買い替えたのに、ソファじゃなくて床に座らされてんの、オレ。でもめっちゃ可愛いのがさ、オレが仕事に集中してるといつ起きたのか分かんねえけど途中で「オレに構え」ってちょっかいかけてくんの。無言でジーッと見てきたり、頭グリグリ押し付けてきたり。それが可愛すぎてわざと気付いてないフリしたり雑にあしらったりしてる。あんまやりすぎるとキレるから加減がむずいんだけど、そのスリルも堪んねえよな。
あとは、そうだなー……
「ちょ、ちょっと待ってください! ココくん、今飼い猫の話してます……?」
「いや? イヌピーの話してるけど」
「え、オレ途中からペケJの話してんのかと思ってましたよ」
「なんでオレがお前ん家の猫の話すんだよ」
「聞いて良かったような、聞きたくなかったような、なんか複雑な気分だわ」
「お前らがイヌピーのどんなとこが好きか聞いてきたんだろうが。金取るぞ」
「わりぃ、遅れた」
「あ、ネコピーくん!」
「ネコピー、おつかれー」
「本当だ、ネコピーキレイな瞳してんね」
「おい、ネコピーって呼ぶのやめろよ!」
「なあ大寿、からあげ頼んでいい?腹減った」
「……好きにしろよ」
読まなくて良い補足
イヌピーが持って帰ってくる" お土産 "はスロットの景品という設定です。
どの軸でもイヌピーはやんちゃでいて欲しい…