さとみくん
kitanomado
MAIKINGさとみくん家のお隣に越してきたお隣なりたの話9月のオンリーで出す予定です
タイトル候補として「突撃!さとみくん家の晩ごはん」というのもありました
僕の隣の好きなひと「あ、聡実くん見てー。オリオン座見える」
「狂児さん、星座知ってはるんですね」
「さすがに俺でもそれ位は知ってるよぉ。小学校の頃に習うてん。あれだけわかるわ」
「僕も、他の星はようわかりません」
三月の夜。動物の爪のような細い月が出ている東京の空。
春先の、少し冷えた空気が頬を撫でた。空より地面の方が明るいな、聡実はそう思いながら狂児と暗い夜空を見上げた。真っ黒な画用紙に針の先であけた様な、か細い光がぽつぽつと見える。
何で僕、東京で狂児と星座の話なんしてるんやろ。全然現実感ないな。
聡実はそう思いながら、隣を歩く背の高い男の横顔をちらりと盗み見た。
急に現れて急に消えて、そして、また急に現れた。一体なんやねん。聡実ははあ、と息をつく。
4820「狂児さん、星座知ってはるんですね」
「さすがに俺でもそれ位は知ってるよぉ。小学校の頃に習うてん。あれだけわかるわ」
「僕も、他の星はようわかりません」
三月の夜。動物の爪のような細い月が出ている東京の空。
春先の、少し冷えた空気が頬を撫でた。空より地面の方が明るいな、聡実はそう思いながら狂児と暗い夜空を見上げた。真っ黒な画用紙に針の先であけた様な、か細い光がぽつぽつと見える。
何で僕、東京で狂児と星座の話なんしてるんやろ。全然現実感ないな。
聡実はそう思いながら、隣を歩く背の高い男の横顔をちらりと盗み見た。
急に現れて急に消えて、そして、また急に現れた。一体なんやねん。聡実ははあ、と息をつく。
kitanomado
MAIKINGさとみくんがお花を育てる話極楽鳥花「聡実くん花貰ってくれへん?」
「花?」
グラスの中で溶けきった氷が水になり、アイスコーヒーの上に透明の膜を張っている。聡実はそれをストローでかき混ぜながら狂児の言葉を反芻した。「なんでこの男はいつもいつも突拍子のないことを言い出すんだろう」そう思いながら。しかし、狂児は聡実のそんな思いには構わずに続けた。
「そ、お花。貰いもんなんやけど、蕾のまんまぜーんぜん咲かへんねん。やけど葉っぱはピンピンしてて枯れてる訳ちゃうし、どないしたもんかなーて。ほんで聡実くんならうまいこと咲かせられるんちゃうかな思うてな」
「人を何でも屋みたいに言わんでください」
聡実はそう言ってから、すっかりぬるくなったアイスコーヒーを吸った。ちゃんと混ぜたつもりなのにガムシロップが底の方に沈んでいたらしい。喉を通るその甘ったるさに思わずむせそうになる。軽く咳払いしてから狂児を見た。
5234「花?」
グラスの中で溶けきった氷が水になり、アイスコーヒーの上に透明の膜を張っている。聡実はそれをストローでかき混ぜながら狂児の言葉を反芻した。「なんでこの男はいつもいつも突拍子のないことを言い出すんだろう」そう思いながら。しかし、狂児は聡実のそんな思いには構わずに続けた。
「そ、お花。貰いもんなんやけど、蕾のまんまぜーんぜん咲かへんねん。やけど葉っぱはピンピンしてて枯れてる訳ちゃうし、どないしたもんかなーて。ほんで聡実くんならうまいこと咲かせられるんちゃうかな思うてな」
「人を何でも屋みたいに言わんでください」
聡実はそう言ってから、すっかりぬるくなったアイスコーヒーを吸った。ちゃんと混ぜたつもりなのにガムシロップが底の方に沈んでいたらしい。喉を通るその甘ったるさに思わずむせそうになる。軽く咳払いしてから狂児を見た。
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DOODLEその昔、銀座のとあるカフェーで女給ではなく海軍風制服を纏った15歳以下の少年に給仕させていたと知ってびっくりしました☕️さとみくん地味〜に人気出てしまうやつ…osPeDxywoJTAXCa
DONE合法的にさとみくんさんにメイド服を着せるにはどうしたらよいか考えた結果学園祭で着せられるという答えに行きつきました(合法的とは)短いのも長いのも布が少ないのもいいですねメイド服…
kitanomado
DONEさとみくんのバイト先の高校生となりたさんのお誕生日好きな人はどんな人?バイトのお許しが出た代わりに親から出された条件は二つ。
「今の成績を落とさない」「学業優先にすること」
そんなのとりあえず返事するに決まってるでしょ。もちろん努力はちゃんとするつもりだけど。でないとバイト続けられなくなっちゃうし、成績だってこれ以上落ちたらさすがにやばい。
バイト先はマックのカウンターとか薬局のレジとか、何個か候補はあったけど時給とか学校帰りに寄れるのとかを考えて、駅前のサイゼリヤにした。それにまかないでドリア食べられるの結構良くない?
とりあえず、バイト代は自分のスマホ代と、あとはいちご侍のために貯めなきゃいけない。推しにはお金がかかる。載ってる雑誌も買いたいし、ライブあったら行きたいし。そしたらグッズ全部欲しいもんね。
5981「今の成績を落とさない」「学業優先にすること」
そんなのとりあえず返事するに決まってるでしょ。もちろん努力はちゃんとするつもりだけど。でないとバイト続けられなくなっちゃうし、成績だってこれ以上落ちたらさすがにやばい。
バイト先はマックのカウンターとか薬局のレジとか、何個か候補はあったけど時給とか学校帰りに寄れるのとかを考えて、駅前のサイゼリヤにした。それにまかないでドリア食べられるの結構良くない?
とりあえず、バイト代は自分のスマホ代と、あとはいちご侍のために貯めなきゃいけない。推しにはお金がかかる。載ってる雑誌も買いたいし、ライブあったら行きたいし。そしたらグッズ全部欲しいもんね。
katakuriland
TRAININGさとみくん。初のiPadで、色塗り練習。
iPadも、クリスタ操作も、何もかもが難しい。
✴︎
1/8成田さん追加。
向かい合うきょさとは、イラストを描き始めた時に白黒で描いたので、カラーで再チャレンジだす 3
TAS37jpg
DOODLE手品できょうじの指に指輪つけるさとみくん(狂聡)似合うなって思ってもいいし、似合わないなって思っても良いし、見てもらいたくてもいいし、見て勘弁してって言われたら嫌やなって思っててもいいし、ずっと目を瞑ったままで指輪をつけたままでいてほしいって思っても良い
弊狂聡はきょうじがずっと見つめたまま動かないので「…ていう手品やねん…」て言って指から指輪を撤退させようとする(きょうじは超嫌がる) 2
keimaturi73
DONE🖤コスプレ🖤コスプレ大大大〜好き人です🎃キョンシーのさとみくん色白で細くて小柄なのにデカイ肉まんとかマーラーカオもりもり食べてると思います…かわいい…中華服の男はキスばかりさせる…させるししてくれる…かわいい…
ナースさとみくんは2話児に乗せてよしよしさせたいなとずっと思ってました💉両方描いてから気づいたんですけど膝に乗ってる構図好きすぎですね!好きです!かわいい子は膝に乗せろ🦵 2
kitanomado
DONEさみしいさとみくんの話スタンド・バイ・ミーその着信音が鳴ると僕の親指は勝手に、いつもより素早く画面の上を走る。
「もしもし、」
「聡実くん起きてたん?」
「起きてますよ。どないしはったんですか、電話珍しい」
「聡実くんの声聞きたなってん。最近そっち行かれへんから」
鼓膜を震わせるその低い声に、鼓動が少し早くなる。狂児はいつもこっちが恥ずかしくなるような類いの言葉を平気でぽんぽん投げてくるけど、僕はいつもそれになんて返していいかわからない。「嬉しい」とか「僕も声聞きたかったです」とか。そういうのが正解なんだろうか。だけどそんな言葉、胸の奥の方にはあっても、絶対に口から出てこない。もし口に出せたとしても、言ったが最後恥ずかしすぎてきっと後悔する。
黙ってしまった僕には構わず狂児はのんきな声で「今日バイト休みー?」と続けた。
4942「もしもし、」
「聡実くん起きてたん?」
「起きてますよ。どないしはったんですか、電話珍しい」
「聡実くんの声聞きたなってん。最近そっち行かれへんから」
鼓膜を震わせるその低い声に、鼓動が少し早くなる。狂児はいつもこっちが恥ずかしくなるような類いの言葉を平気でぽんぽん投げてくるけど、僕はいつもそれになんて返していいかわからない。「嬉しい」とか「僕も声聞きたかったです」とか。そういうのが正解なんだろうか。だけどそんな言葉、胸の奥の方にはあっても、絶対に口から出てこない。もし口に出せたとしても、言ったが最後恥ずかしすぎてきっと後悔する。
黙ってしまった僕には構わず狂児はのんきな声で「今日バイト休みー?」と続けた。
kitanomado
DONE夏の朝の寝苦しいきょさと。さとみくん自分ではダッツとかびえねったとかちょっといいアイスは買わなくてきょうじが買ってきた時のお楽しみにしてると思うよ。
8月の聖域汗が額に伝う感覚で目が覚めた。ぼやけた視界に映るのは古めかしい天井と、それによく似合う照明。実家の和室にも同じようなんあったな、ああいう四角い形の、と寝起きのまだ不明瞭な頭で思い出す。照明は豆電球のオレンジ色の光が小さく灯いたまま。
薄いカーテン越しに、この季節特有の容赦ない日差しが透けて見えた。窓の外からは蝉の鳴き声が聞こえる。朝っぱらから元気やなあとその喧しい声にげんなりする。
タイマーにしていたエアコンはとっくに切れていて、じっとりとした暑さが四畳半の室内に籠っていた。裸で眠っていたせいで汗は肌に残り、自分の肌と肌がぺたりとはりつく。止めどなく吹き出す汗は肌の上を流れていった。
サウナ入っとるみたいやな、と思う。一晩分の汗を吸い込んだ布団はしっとりと湿っている。シーツ洗って布団も干そか。この天気ならあっちゅうまに乾くやろな。額から流れる汗を手のひらで拭いながら考える。
4143薄いカーテン越しに、この季節特有の容赦ない日差しが透けて見えた。窓の外からは蝉の鳴き声が聞こえる。朝っぱらから元気やなあとその喧しい声にげんなりする。
タイマーにしていたエアコンはとっくに切れていて、じっとりとした暑さが四畳半の室内に籠っていた。裸で眠っていたせいで汗は肌に残り、自分の肌と肌がぺたりとはりつく。止めどなく吹き出す汗は肌の上を流れていった。
サウナ入っとるみたいやな、と思う。一晩分の汗を吸い込んだ布団はしっとりと湿っている。シーツ洗って布団も干そか。この天気ならあっちゅうまに乾くやろな。額から流れる汗を手のひらで拭いながら考える。
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DOODLE最近書いた一枚物の詰め合わせ。各葉につながりはありません。
1.デートイラストから①
2.デートイラストから②
3.夜勤明けにざくろで狂児をひろう/ざくろでさとみくんの夜勤が明けるのを待ってる
4.さとみくんが朝起きて服を着る話
5.さとみちゃんが朝起きて服を着る話(ほぼ4のコピペ)
6.なりたが服を着る話
一枚にはめるのに楽しみを感じてしまうと、なかなか長いのが書けないですね。 6
kitanomado
DONE鬼のきょうじと村の子さとみくんの話さとみくんが途中モブケモノに襲われそうになったりしますが大丈夫です(先に言う)
きょさと昔話むかしむかし西の国のお山の奥に小さな村がひとつありました。
その村ではいつの頃からか三十年に一度、歌の上手な子どもが鬼に捧げられるというしきたりがありました。
ある年の水張月の頃。
村では日照りが続いていました。皐月の頃に植えた緑の苗もすっかり元気がなくなり、田になみなみと張っていた水も枯れ果て、土は稲妻のようなひびがたくさん入ってしまいました。水張月の名前とはうらはらに、毎日お天道様がさんさんと照りつけます。
村の年寄りたちはその様子を見てため息をつきました。
これは鬼の祟りだ。今年も鬼のところへ子どもを連れていかねばならん。難儀なことだ。そう囁きあったのです。この年は前に子どもを捧げてからちょうど三十年目だったのです。
8610その村ではいつの頃からか三十年に一度、歌の上手な子どもが鬼に捧げられるというしきたりがありました。
ある年の水張月の頃。
村では日照りが続いていました。皐月の頃に植えた緑の苗もすっかり元気がなくなり、田になみなみと張っていた水も枯れ果て、土は稲妻のようなひびがたくさん入ってしまいました。水張月の名前とはうらはらに、毎日お天道様がさんさんと照りつけます。
村の年寄りたちはその様子を見てため息をつきました。
これは鬼の祟りだ。今年も鬼のところへ子どもを連れていかねばならん。難儀なことだ。そう囁きあったのです。この年は前に子どもを捧げてからちょうど三十年目だったのです。
儚(ゆめ)
DONE狂聡 / 人魚姫パロディ⚠️人魚姫さとみくん
少し前にあった人魚姫の祭りの際、なにをどう考えてもさとみくんでしかなかったので、たまらずに書きました。
※ナリタのお仕事はなんとなくそのままで…とにかくファンタジー 5
儚(ゆめ)
DONE狂聡 / 4419 (4520直前)ほぼさとみくんの独白。
きょうじのことがとても大好きなさとみくんと、それ以上にさとみくんのことを愛しているきょうじ。
スーーーパーーー甘い(当社比)
しかし相変わらず淡々としている… 3