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    和泉守兼定

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    DONE和泉守兼定×陸奥守吉行
    【あらすじ】
    和泉守と陸奥守は普段から喧嘩ばかり。解決策として二振りに遠征が命じられる。
    【お断り】
    この本は刀剣乱舞のファンフィクション(二次創作)です。
    実際する団体・個人・歴史など全く関係ありません。
    全て書き手が楽しく妄想した作品です。
    閲覧、購入によって気分を害した又は何らかの被害を受けたとしても責任を持ちません。
    それでは始まります。楽しんでいただけますように。
    【web公開】酷暑の遠征、ふたりきり。 プロローグ

    「おおっ、遠征部隊が! 遠征部隊がもんてきちゅうね!」
     お決まりの台詞を発しながら玄関先に元気よく飛び出したのは、今日の近侍・陸奥守吉行だった。
    帰還したのは、季節の収穫物である鯵を釣りに行っていた和泉守兼定、堀川国広、長曽祢虎徹、浦島虎徹の四名。
    「はあ? 今日の近侍おまえかよ!」
    「わしかておんしなんぞ出迎えしとうないぜよ。ほがなお綺麗な着物で釣りち、よぉ行けるのう」
    「馬鹿にすんじゃねえぞ。オレはなぁ、今日5匹も捕まえたんだ! これで景趣交換も捗るし、主だって大助かりってもんよ! なぁ国広!」
    「そうだね兼さん!」
    「おんしはまぁた堀川くんを手伝わせちゅうがじゃろ?」
    「違エ! オレが釣れなくて困ってたら、こっちで引いてるよって竿を交換してくれただけだ!」
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    ゆるはら

    DONE髭切と和泉守兼定で審神者の取り合いする話 ※設定は玉子ふわふわよりふわふわ――ここはどこだろう?
    確か本丸の廊下を歩いていたはずなのに、いつまでたっても廊下が終わらない。
    そんなはずないのになあ、とおもいながら、歩き続けても、走っても、ぜんぜん出口がない。それどころか廊下の先が真っ暗闇でぜんぜん見えない。
    「どうしよう…………」
    途方に暮れて、引き返した方がいいかな、と振り向こうとした瞬間。
    「駄目だよ、主」
    「ひゃっ!?」
    柔らかい声とともに、目の前が掌でふさがれる。聞き覚えのある声。
    「うしろの正面、だーれだ?」
    「…………髭切、さん?」
    「はーい正解」
    ぱっ、と手を離して、ばあっと目の前に現れたのは、髭切さんだった。
    「主、こんなところでいったい何をしているんだい?」
    「え、えと…………な、なにしてたんだっけ…………」
    「ありゃ?覚えていないのかな?…………それは困ったね」
    うん、と頷こうとして、ぎゅっ、と手が握られる。髭切はでも大丈夫、といつも通りの優しい笑みを浮かべた。
    「僕が、主をちゃあんと連れて行ってあげるからね。心配しないで、ついてきてね」
    「う、うん…………」
    「そうそう。いいこ」
    ゆったりと手を引かれて、廊下を歩く。確かにさっきと違う雰囲 1755