FE3H
WRainbow
DOODLE現パロリンレト夏祭り舞い上がってキスを迫る学生リンハルトとベレト先生の「まだ早い」
女神の塔の台詞より
AU byhardt
Linhardt tried to kiss but Byleth said "Not right now".
Quoted from Goddess tower. 3
月咲ひたき
REHABILIFE3H ディミトリ×ベレス(ディミレス)/銀雪無題 冷たい風の夜は否応なしに彼のことを思い出す――フォドラ統一王国の女王ベレスは執務後、バルコニーに出て遠い存在を想い描いた。
彼はもうこの世にはいない。遥か遠いところへ旅立った。嘸かし、無念だっただろう、愛する国が死に、守りたかった民が崩れ落ち、なによりかけがえのない仲間を失って。
ベレスは彼を想う度に考える。もしも、自分が彼と――彼らと寄り添える道があったなら、と。しかしそれでもベレスは彼の属した「青獅子の学級」の教師ではなかった。だから彼を想う資格も無いのではないか、そうも考える。
もう少しで、このガルグ=マクにも冬が来る。ベレスの唇から彼の名がこぼれ落ちた。
***
わたしはやっぱり銀雪ルートのディミレスが好き。救えないけど好き。切ないですね。
333彼はもうこの世にはいない。遥か遠いところへ旅立った。嘸かし、無念だっただろう、愛する国が死に、守りたかった民が崩れ落ち、なによりかけがえのない仲間を失って。
ベレスは彼を想う度に考える。もしも、自分が彼と――彼らと寄り添える道があったなら、と。しかしそれでもベレスは彼の属した「青獅子の学級」の教師ではなかった。だから彼を想う資格も無いのではないか、そうも考える。
もう少しで、このガルグ=マクにも冬が来る。ベレスの唇から彼の名がこぼれ落ちた。
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わたしはやっぱり銀雪ルートのディミレスが好き。救えないけど好き。切ないですね。
月咲ひたき
REHABILIFE3H シルヴァン×メルセデス(シルメル)南国シルメル 押し寄せる白波、吹き抜ける潮風、青い空を翔る鴎たち――初めての南国はメルセデスにとってとても美しく、魅力的で、心を揺さぶるものだった。これほどまでにそのような感情に満たされるのは、彼も一緒だから、だろう。メルセデスはちらりと彼の方を見た。彼――シルヴァンは何やら皆の為にと色鮮やかなジュースの準備をしている。その顔は真剣で、けれど楽しそうで、メルセデスの頬が緩んだ。
「ねえ、シルヴァン」
メルセデスは声をかけた。
「あなたがもし良ければ、だけど、後で少し砂浜を歩いてみない〜?」
大きな椰子の木の下、メルセデスは提案する。シルヴァンとメルセデスは揃って暑さが苦手な為、ベレスやフェリクス、それからイングリットのように海には入らず、木陰でのんびり時間を紡いでいたのだ。
486「ねえ、シルヴァン」
メルセデスは声をかけた。
「あなたがもし良ければ、だけど、後で少し砂浜を歩いてみない〜?」
大きな椰子の木の下、メルセデスは提案する。シルヴァンとメルセデスは揃って暑さが苦手な為、ベレスやフェリクス、それからイングリットのように海には入らず、木陰でのんびり時間を紡いでいたのだ。
月咲ひたき
REHABILIFE3H シルヴァン×メルセデス(シルメル)のつもり無題 幾つもの想いが私に光を灯す。深い悲しみの中にいても、辛い戦いのふちで立ち尽くしていても、あなたに至る想いがあるから私は生きていける。
すべてが解決する未来は遠く、そう簡単には得られないだろう。彼女が、彼が、それぞれの理想を掲げて戦場に立っている以上は。
私は今日も祈るのだ、あなたが笑っていられる未来を。あなたと笑っていられる未来を。
170すべてが解決する未来は遠く、そう簡単には得られないだろう。彼女が、彼が、それぞれの理想を掲げて戦場に立っている以上は。
私は今日も祈るのだ、あなたが笑っていられる未来を。あなたと笑っていられる未来を。
月咲ひたき
TRAININGFE3H シルヴァン×メルセデス(シルメル)一番のひと 私は今夜も悪夢に魘されるのだろう、ここのところはいつもそうだ。道を違えても、心を蝕まれても、何があっても――彼は私のかけがえのないたった一人の弟。
「……メルセデス?」
白いシーツの上で物思いに耽っていた私の名を呼ぶのは、私にとっては最愛の人――シルヴァン。私に多くを与え、多くを教え、幸せというものをたくさんくれた人。戦後、私は彼と正式に結ばれた。ゴーティエ辺境伯となったシルヴァンと過ごす日々は本当に幸福。それなのに夜の闇がフォドラを包む度、弟――エミールの影が私の胸のなかに広がる。
「大丈夫だ」
君はもう独りじゃない。シルヴァンは言ってくれる。俺が君を離すことは何があっても無い。そう何度言ってくれたことか。その言葉に救われた気持ちになるのも事実なのに、エミールとの悲しい記憶は私から消えない。消してはならない。だけど、一番の人はシルヴァン、彼であって。
436「……メルセデス?」
白いシーツの上で物思いに耽っていた私の名を呼ぶのは、私にとっては最愛の人――シルヴァン。私に多くを与え、多くを教え、幸せというものをたくさんくれた人。戦後、私は彼と正式に結ばれた。ゴーティエ辺境伯となったシルヴァンと過ごす日々は本当に幸福。それなのに夜の闇がフォドラを包む度、弟――エミールの影が私の胸のなかに広がる。
「大丈夫だ」
君はもう独りじゃない。シルヴァンは言ってくれる。俺が君を離すことは何があっても無い。そう何度言ってくれたことか。その言葉に救われた気持ちになるのも事実なのに、エミールとの悲しい記憶は私から消えない。消してはならない。だけど、一番の人はシルヴァン、彼であって。