getzco_bc
TRAINING斎土。いま書いてるファイルから。ふと気になったので。このフォントだと、こういう話がいいのでは?的なテスト。あと縦書きだとどうなるのかを試して首をかしげていたところ。
【FGO:斎土】フォント的にはこういうやつがいいのかな?テスト「一応――――念のために聞いておく」
慎重に言葉を選びながら土方が口を開く。
「この状況で聞かないというのも不自然だから、まぁ一応な」
渋々といった様子を隠すでもなく、仕方なしに質問した。
「さい……二郎、おまえ男に興味はあるほうか?」
名前を呼びかけてギリギリ直し、そのまま続けて言葉を継ぐ。
「無いなら無いで正直に言っていいからな」
「ない……ですかね、これまでは」
考えるほどの時間もなく斎藤は答えた。
「自分ではそう思っていたんですけど」
「そうか。まぁ若いときには……色々起きるものだ」
ぼそぼそと話す二人の視線は一点に集中していた。
青年の股間で屹立する、それに。
「どうしたもんですかね……これ」
「そんなことを俺に聞かれても」
617慎重に言葉を選びながら土方が口を開く。
「この状況で聞かないというのも不自然だから、まぁ一応な」
渋々といった様子を隠すでもなく、仕方なしに質問した。
「さい……二郎、おまえ男に興味はあるほうか?」
名前を呼びかけてギリギリ直し、そのまま続けて言葉を継ぐ。
「無いなら無いで正直に言っていいからな」
「ない……ですかね、これまでは」
考えるほどの時間もなく斎藤は答えた。
「自分ではそう思っていたんですけど」
「そうか。まぁ若いときには……色々起きるものだ」
ぼそぼそと話す二人の視線は一点に集中していた。
青年の股間で屹立する、それに。
「どうしたもんですかね……これ」
「そんなことを俺に聞かれても」
getzco_bc
TRAINING斎土。出来上がり済で事後。色気はない。最近のツールの使い方がわからないので試してみる用。
手元にあったものを適当に使ってみたけど、ここで終わりかどうか割と不明
【FGO:斎土】デキあがってる人たちの事後の話 むかしむかしの、そのむかし。
若くて愚かで知能の一部が下半身にあった頃――――
いろいろおかしなことが起きたりして、
気がついたら上司と寝ていた。
睡眠とかでなくヤるのほう。
なんでこんなことになったかなーと思わなくもなかったが、
自分の手よりは上司の尻のほうがまだマシだった。
自慢ではないが当時はといえば穴があれば挿れたい年頃。
性欲で頭がだいぶダメだったのだろう。
とにかくすごいギリギリな感じだったので頼み込んだら意外に通った。
色事なら任せておけと豪語していた上司、さすがの寝技師だった。
そのせいもあって一回こっきりで終わらなかったのも、
あとから考えるに二人揃って少しどころでなくアレだったとはおもう。
1269若くて愚かで知能の一部が下半身にあった頃――――
いろいろおかしなことが起きたりして、
気がついたら上司と寝ていた。
睡眠とかでなくヤるのほう。
なんでこんなことになったかなーと思わなくもなかったが、
自分の手よりは上司の尻のほうがまだマシだった。
自慢ではないが当時はといえば穴があれば挿れたい年頃。
性欲で頭がだいぶダメだったのだろう。
とにかくすごいギリギリな感じだったので頼み込んだら意外に通った。
色事なら任せておけと豪語していた上司、さすがの寝技師だった。
そのせいもあって一回こっきりで終わらなかったのも、
あとから考えるに二人揃って少しどころでなくアレだったとはおもう。
yumeshincyu
DONE中国語注意2022土方さんの生賀です
斎土要素あるけど斎藤さんは出ません
色々な捏造あり
雨煙 虾夷地的冬季十分寒冷。
纵使眼下这会儿只能算是稍有冷意,还未到真正冷的时候,可土方早听当地人、曾来过此地的会津藩士、驻扎在此处的幕府兵士说了千百遍:那是足以教人冻毙雪中的寒冷,土方,你可别大意了——称呼或有变化不同,人人要说的却都是同样的意思。
可是,即便可能会有人因此死去,他们这些北走之人,依然要感谢这即将到来的寒冷。那是连港口都会冻结的低温,使萨长西军暂时无法靠近,更无法借此上岸攻击。
“呵,能因此喘口气……该说是幸事还是坏事呢?”
“能稍微休息一会儿,就是好运气的事情吧,武士大人。”
土方被突然的接话一惊,他抬头看去,才发觉自己怀着心事不知不觉走到了附近土著,那些阿依奴人聚集的住地外围——能住在靠近幕府驻地的土著,大多已不是那么排外的群体了。
2510纵使眼下这会儿只能算是稍有冷意,还未到真正冷的时候,可土方早听当地人、曾来过此地的会津藩士、驻扎在此处的幕府兵士说了千百遍:那是足以教人冻毙雪中的寒冷,土方,你可别大意了——称呼或有变化不同,人人要说的却都是同样的意思。
可是,即便可能会有人因此死去,他们这些北走之人,依然要感谢这即将到来的寒冷。那是连港口都会冻结的低温,使萨长西军暂时无法靠近,更无法借此上岸攻击。
“呵,能因此喘口气……该说是幸事还是坏事呢?”
“能稍微休息一会儿,就是好运气的事情吧,武士大人。”
土方被突然的接话一惊,他抬头看去,才发觉自己怀着心事不知不觉走到了附近土著,那些阿依奴人聚集的住地外围——能住在靠近幕府驻地的土著,大多已不是那么排外的群体了。
yumeshincyu
MEMO2021.11.25記録したメモ斎土と局長x中将
今の進展は…(目移り
斋藤x土方,近藤x容保
流山近藤被捕,土方没能保下近藤,容保则是消息不畅来不及做什么,就知道了近藤的死讯。事后近藤首级被萨长酒渍曝晒,容保找人偷走收了起来,让斋藤带走安葬(有说法是容保让斋藤将近藤首级带走的),并将消息传给了在东山温泉养伤的土方。
一段时日后土方伤愈,要从仙台去北海道,临走前去找了容保。容保觉得自己大概不会活下来,对土方说你此去我们或许没机会再见面,论年龄我尚且小你半载有余,不那么拘束也无妨。土方沉默片刻,依然遵守上下级之差称呼容保。
容保也不再劝,就说你要去虾夷,于公于私我都没法拦:于公,那里还有会津领土飞地,我希望你去守着,或许仍有一战之机;于私我大概知道你想做什么,你想替近藤洗刷污名,我做不到,我不能抛下会津去做这种事,所以拜托你了。
1019流山近藤被捕,土方没能保下近藤,容保则是消息不畅来不及做什么,就知道了近藤的死讯。事后近藤首级被萨长酒渍曝晒,容保找人偷走收了起来,让斋藤带走安葬(有说法是容保让斋藤将近藤首级带走的),并将消息传给了在东山温泉养伤的土方。
一段时日后土方伤愈,要从仙台去北海道,临走前去找了容保。容保觉得自己大概不会活下来,对土方说你此去我们或许没机会再见面,论年龄我尚且小你半载有余,不那么拘束也无妨。土方沉默片刻,依然遵守上下级之差称呼容保。
容保也不再劝,就说你要去虾夷,于公于私我都没法拦:于公,那里还有会津领土飞地,我希望你去守着,或许仍有一战之机;于私我大概知道你想做什么,你想替近藤洗刷污名,我做不到,我不能抛下会津去做这种事,所以拜托你了。
yumeshincyu
DONEホワイトデーの賀文(え?)斎土斎无差、どちらでもおkの方どうぞ
中国語注意
if会津落城したあと斎は切腹未遂の展開
オリジナルキャラあり、設定は松本さんの学生
硝子欠片の…前伝、だろう
切腹未遂※ if会津落城后斋藤切腹未遂
※ 白情贺文(?)
※ 有视角切换,有原创角色视角
※ 原创角色身份是松本顺先生的某个学生
※ 作业曲:リフレイン - 三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE
※ 角色死亡当然有,大量捏造和胡言乱语
※ 也许是硝子欠片前传
切腹未遂
1、
“……有没有……有没有医师!”
“啊!那边那位,先生!等一下,先生!”
那天我正拎着药箱走在走廊,被从后头不知哪个房间冲出来的小姓(——或者说使用人?)给一把抓住。他抱着我的胳膊大口大口地喘气,不止是额头,手中也满是汗水,几个呼吸的功夫,就有汗水滴到我的袖口,将衣服濡湿。
我将药箱放在地上,摁住他的肩膀,一是避免他冲过头撞到我身上,二是希望能借此提供支撑感,使他镇定下来。手下的躯体在不停地颤抖,我尽量放缓声音:“发生什么事了?”
4403※ 白情贺文(?)
※ 有视角切换,有原创角色视角
※ 原创角色身份是松本顺先生的某个学生
※ 作业曲:リフレイン - 三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE
※ 角色死亡当然有,大量捏造和胡言乱语
※ 也许是硝子欠片前传
切腹未遂
1、
“……有没有……有没有医师!”
“啊!那边那位,先生!等一下,先生!”
那天我正拎着药箱走在走廊,被从后头不知哪个房间冲出来的小姓(——或者说使用人?)给一把抓住。他抱着我的胳膊大口大口地喘气,不止是额头,手中也满是汗水,几个呼吸的功夫,就有汗水滴到我的袖口,将衣服濡湿。
我将药箱放在地上,摁住他的肩膀,一是避免他冲过头撞到我身上,二是希望能借此提供支撑感,使他镇定下来。手下的躯体在不停地颤抖,我尽量放缓声音:“发生什么事了?”
yumeshincyu
MEMO繰り返すの死前の出会いCoCシナリオ相関、学パ
斎土無差
中国語注意
[斎土]繰り返すの出会い作業bgm:灯火 - Plastic Tree
繰り返すの出会い
“……醒一醒……”
土方的脑子一片混沌,仿佛考试前夕为了复习连续通宵几晚、总睡眠时间一只手五根手指掰着算都嫌太多的那会;又仿佛咖啡因摄入过多、心脏被人紧紧攥住,有种从胃底蔓上来的恶心感,而后这颗心脏被人从什么地方高高抛下。
“土方!醒一醒,你没事吧!”
被呼唤名字的他终于睁开眼,视线逐渐对焦,面前是自三年前的事件后就再未有机会说上过话的竹马,脸上挂满了担忧,正打算伸手试探土方额头的温度。
“……”土方眨了眨眼,这里似乎是某间教室,从窗外射入的阳光有些刺目,令他几乎要流出生理性的泪水,“……斋藤?”
他用确定似的口气呼唤对方的名字,但出口之后便很快疑虑自己为何要有这种如释重负的感觉。
5856繰り返すの出会い
“……醒一醒……”
土方的脑子一片混沌,仿佛考试前夕为了复习连续通宵几晚、总睡眠时间一只手五根手指掰着算都嫌太多的那会;又仿佛咖啡因摄入过多、心脏被人紧紧攥住,有种从胃底蔓上来的恶心感,而后这颗心脏被人从什么地方高高抛下。
“土方!醒一醒,你没事吧!”
被呼唤名字的他终于睁开眼,视线逐渐对焦,面前是自三年前的事件后就再未有机会说上过话的竹马,脸上挂满了担忧,正打算伸手试探土方额头的温度。
“……”土方眨了眨眼,这里似乎是某间教室,从窗外射入的阳光有些刺目,令他几乎要流出生理性的泪水,“……斋藤?”
他用确定似的口气呼唤对方的名字,但出口之后便很快疑虑自己为何要有这种如释重负的感觉。
すばる
DONE現パロ歳の差斎土の、おきたさん視線です。ハジメチャンをヒッジに紹介したことへ少し責任を感じているっぽいおきたさんです。幸せならOKですよ、きっとをおきたさん曰く。 まぁ、実質私が紹介したようなものですが……。
沖田ちゃーん、と私を呼ぶ斎藤さんの声は弾んでいます。今日は月曜日の第二外国語の授業。斎藤さんがなぜ私を呼ぶのか、わかりすぎるほどわかります。
「まーた土方さんの話ですか」
「なんで分かるの 沖田ちゃん異能持ち?」
「毎週毎週聞かされてれば嫌でもわかりますよ」
「僕、そんなに土方さんの話してるかな」
どうやら本人には自覚がなかったようです。
私にとって土方さんは、『歳上の幼馴染み』です。
私の両親と土方さんのお兄さんの仲がよく、両親や姉が多忙な時、時折土方さんに預かってもらいました。愛され末っ子だった土方さんは、歳の離れた妹ができたみたいに感じていたようです。
1765沖田ちゃーん、と私を呼ぶ斎藤さんの声は弾んでいます。今日は月曜日の第二外国語の授業。斎藤さんがなぜ私を呼ぶのか、わかりすぎるほどわかります。
「まーた土方さんの話ですか」
「なんで分かるの 沖田ちゃん異能持ち?」
「毎週毎週聞かされてれば嫌でもわかりますよ」
「僕、そんなに土方さんの話してるかな」
どうやら本人には自覚がなかったようです。
私にとって土方さんは、『歳上の幼馴染み』です。
私の両親と土方さんのお兄さんの仲がよく、両親や姉が多忙な時、時折土方さんに預かってもらいました。愛され末っ子だった土方さんは、歳の離れた妹ができたみたいに感じていたようです。
すばる
DONE現パロ歳の差斎土のヒッジが眼を患ったようです。目をやってしまうと行動範囲縮まって困るんですよね。そこに乗じてくる彼氏がいたら、ちょっと腹立てちゃいますよね。結膜炎と出来心 金曜日の夜。部屋着で僕を迎え入れてくれた土方さんに、ちょっとした違和感があった。
目が赤い。虹彩が赤いのはいつも通りなのだけれど、白目まで血走っている。
僕の視線に気づいたのか、土方さんはお手本のように綺麗なウインクを飛ばしてきた。
「この目か」
僕はうなずく。
「目がかゆくてかすんで、眼科に行った。ドライアイと目の傷が引き金になった結膜炎だそうだ」
土方さんの仕事は企画系だ。各種販促の現場を奔走することもあるけれど、段取りが八割という言葉もあるように、資料作りなどのためのデスクワークも多い。
そうなるとパソコン画面とにらめっこする時間が増える。普段から裸眼で過ごす土方さんでも、消耗したのだろう。
2118目が赤い。虹彩が赤いのはいつも通りなのだけれど、白目まで血走っている。
僕の視線に気づいたのか、土方さんはお手本のように綺麗なウインクを飛ばしてきた。
「この目か」
僕はうなずく。
「目がかゆくてかすんで、眼科に行った。ドライアイと目の傷が引き金になった結膜炎だそうだ」
土方さんの仕事は企画系だ。各種販促の現場を奔走することもあるけれど、段取りが八割という言葉もあるように、資料作りなどのためのデスクワークも多い。
そうなるとパソコン画面とにらめっこする時間が増える。普段から裸眼で過ごす土方さんでも、消耗したのだろう。
すばる
DONE現パロ歳の差斎土のハジメチャンが、ゼミ担当教官のなぎこさんと話しています。大学時代からモテモテで有名だったヒッジの話聞いたら落ち着けませんよね。似たような話ばかりで申し訳なさの極み。そんなの聞いてない「土方……もしかしてちゃんハジの彼氏って土方歳三?」
そうなぎこさん――僕のゼミ教官の清原なぎこ准教授――から聞かれて、心臓が口から出るかと思った。
なぎこさんはマシンガントークだけの人ではなく、相当の聞き上手でもある。おかげで、僕は『彼氏』の存在と人となり、どんな生活を送っているのかなど、あらかたの情報を巧みに吐かされた。さすがに性生活までは勘弁してもらったけれど。
名前を聞かれなかったのは、ある意味なぎこさんが引いた境界線のようなものだと思う。他のゼミ生で積極的に吐いた者は何人かいたが、僕は聞かれなかったから答えなかった。
それが今日、他のゼミ生と離れてなぎこさんと二人で話していた時、
「今日は土方さんが早く帰る日で――あっ、土方さんは僕の彼氏です」
1783そうなぎこさん――僕のゼミ教官の清原なぎこ准教授――から聞かれて、心臓が口から出るかと思った。
なぎこさんはマシンガントークだけの人ではなく、相当の聞き上手でもある。おかげで、僕は『彼氏』の存在と人となり、どんな生活を送っているのかなど、あらかたの情報を巧みに吐かされた。さすがに性生活までは勘弁してもらったけれど。
名前を聞かれなかったのは、ある意味なぎこさんが引いた境界線のようなものだと思う。他のゼミ生で積極的に吐いた者は何人かいたが、僕は聞かれなかったから答えなかった。
それが今日、他のゼミ生と離れてなぎこさんと二人で話していた時、
「今日は土方さんが早く帰る日で――あっ、土方さんは僕の彼氏です」
すばる
DONE現パロ歳の差斎土の、ハジメチャンの過去をヒッジに明かす話です。ごくたまに会津弁が出てくるハジメチャンも可愛いと思います。珍しくカッコいい方さんです。人生を変えるものは そういえばお前、と土方さんはこたつに当たりながら問うてきた。
「お前の実家、西の方だよな」
斜め前の面に座って、僕は答える。
「はい、播州です」
「前から思ってたんだが、それにしちゃお前言葉がなまってないよな」
あぁ、そのこと。土方さん以外にも、結構な頻度で不思議がられる。
けれどそのことには、わかりやすい回答がある。
「うちの親父、転勤族なんですよ」
「転勤族」
土方さんはおうむ返しに言った。家族経営とはいえ、実家が会社を営んでいる人には遠い概念に違いない。
「そう、転勤。いろいろ行きましたよ、会津とか青森とか鹿児島とか。なんだかんだで、東京も長かったです」
「へぇ……」
土方さんは顎に手を当てて、考え込むようなそぶりを見せた。
2259「お前の実家、西の方だよな」
斜め前の面に座って、僕は答える。
「はい、播州です」
「前から思ってたんだが、それにしちゃお前言葉がなまってないよな」
あぁ、そのこと。土方さん以外にも、結構な頻度で不思議がられる。
けれどそのことには、わかりやすい回答がある。
「うちの親父、転勤族なんですよ」
「転勤族」
土方さんはおうむ返しに言った。家族経営とはいえ、実家が会社を営んでいる人には遠い概念に違いない。
「そう、転勤。いろいろ行きましたよ、会津とか青森とか鹿児島とか。なんだかんだで、東京も長かったです」
「へぇ……」
土方さんは顎に手を当てて、考え込むようなそぶりを見せた。
yumeshincyu
MEMOFGO斎土中国語注意
死亡描写あり
大切な人の死を百回見ないと出られない部屋
大切な人の死を百回見ないと出られない部屋 迦勒底总有各种禁制,即使身为御主的立香没打算折腾这些,达芬奇和福尔摩斯多少也会设置一些,再加上那些神话时代、精通魔术的英灵们,这让迦勒底内那些久无人使用的房间多少有些危险——这个意思是,谁知道被谁设置了什么奇奇怪怪的限制呢?
生于科技开始兴起、神秘逐步远离时代的斋藤,自然对这些房间敬而远之。可饶了他吧,虽然英灵被召唤到现代,会由圣杯授予现代的各种知识,那也不代表他在拥有了这些知识后能唐突变成精通魔术的家伙——那样还要caster职介做什么?不要指望saber职介外表青年但本质是个不擅长西洋玩意儿的老头子太多啊,还不如指望那个接纳新事物特别快的土方哪天灵基突变,变成用枪用刀的caster呢。
2655生于科技开始兴起、神秘逐步远离时代的斋藤,自然对这些房间敬而远之。可饶了他吧,虽然英灵被召唤到现代,会由圣杯授予现代的各种知识,那也不代表他在拥有了这些知识后能唐突变成精通魔术的家伙——那样还要caster职介做什么?不要指望saber职介外表青年但本质是个不擅长西洋玩意儿的老头子太多啊,还不如指望那个接纳新事物特别快的土方哪天灵基突变,变成用枪用刀的caster呢。
すばる
DONE現パロ歳の差斎土と、オカルトみのあるなぎリンの話です。ちょっと斎土の方が強め。推しと推しを並べたいという欲求で書きました。なぎこさんとマンボちゃんの設定はこれから考えます。転生ものにはしたくないな…という気持ちだけあります。わたししか得しない話だけどわたしが楽しいからいいか、と開き直りました。美しき獣の不吉なお誘い なぎこさん――僕の担当教官の清原なぎこ准教授――の研究室へ行ったら、巨大な男がいた。
大学からなぎこさんにあてがわれた研究室は、あまり広くない。執務机と、天井まである作りつけの本棚が三架分、六人がけのテーブルで、だいたい空間が埋まってしまう。そんな中でも可愛いネモフィギュア(ネモは売れっ子のアイドルで、フィギュアはいつか食玩で見たことがある)や季節の花などを飾っているのがなぎこさんらしいのだけど。
そんな中、窓際の椅子に座っていても巨大なことがわかる男の存在感は異様だった。
座高から見て、土方さんよりも身長が高いことは間違いない。体格もむっちりしていて、痩せ型の土方さんよりも二十キロ以上は重いだろう。
2690大学からなぎこさんにあてがわれた研究室は、あまり広くない。執務机と、天井まである作りつけの本棚が三架分、六人がけのテーブルで、だいたい空間が埋まってしまう。そんな中でも可愛いネモフィギュア(ネモは売れっ子のアイドルで、フィギュアはいつか食玩で見たことがある)や季節の花などを飾っているのがなぎこさんらしいのだけど。
そんな中、窓際の椅子に座っていても巨大なことがわかる男の存在感は異様だった。
座高から見て、土方さんよりも身長が高いことは間違いない。体格もむっちりしていて、痩せ型の土方さんよりも二十キロ以上は重いだろう。
すばる
DONE現パロ歳の差斎土のハジメチャンが嫉妬さされたくてうだうだします。定なぎのなぎこさんが出ます。『がじゃりこ』はなぎこさんの幕間2を参照。ヒッジの珍しいリアクションが可愛いです。その名はなぎこさん 土方さんには嫉妬という概念がないんだろうか、と思う時がある。
僕が学生生活を送るに際して、どんな友人知人がいるか、バイト先の人間関係はどうか、なんてことにはほとんど頓着しない。たまに様子を聞いてくることもあるけれど、それは嫉妬ではなく僕が対人関係でしくじらないようにという気遣いだ。
ゼミ飲みやサークル(土方さんと逢って以来、ほぼ幽霊部員だけれど)の飲み会への参加許可を取ろうとしても、
「そんなのいちいち俺に許しを乞うな。自己判断くらいできんだろ」
と、うっとうしげに返される。
もしかして、土方さんは僕と別れたがっているのだろうか、と思ってしまうのも一度ではない。
そんなことはない、と口では言ってくれるけれど、僕らの間にある十歳以上の差が、僕の焦りを駆り立てる。
2739僕が学生生活を送るに際して、どんな友人知人がいるか、バイト先の人間関係はどうか、なんてことにはほとんど頓着しない。たまに様子を聞いてくることもあるけれど、それは嫉妬ではなく僕が対人関係でしくじらないようにという気遣いだ。
ゼミ飲みやサークル(土方さんと逢って以来、ほぼ幽霊部員だけれど)の飲み会への参加許可を取ろうとしても、
「そんなのいちいち俺に許しを乞うな。自己判断くらいできんだろ」
と、うっとうしげに返される。
もしかして、土方さんは僕と別れたがっているのだろうか、と思ってしまうのも一度ではない。
そんなことはない、と口では言ってくれるけれど、僕らの間にある十歳以上の差が、僕の焦りを駆り立てる。
すばる
DONE現パロ歳の差斎土の、ある冬の木曜日の朝です。甘えたさんだけど歳下を甘やかすのも上手なヒッジが好きです(唐突な自己紹介)ハジメチャンもいつか大人になれるはずですよ。冬の朝、残されて想う 前夜のセックスは、奇跡的にあまり時間をかけず、一回で終わらせられた。土方さんは少しだけもの足りなさそうな表情をしていたけれど、そこはめちゃくちゃ頑張って性欲を抑えた。
水曜夜のセックスは、他ならぬ土方さんの負担になるのだ。
僕は気楽な身分の学生だから、翌日の木曜日は三限のある午後一時に間に合うよう学校へ行けばいい。けれど、土方さんには仕事がある。僕がいようがいまいが、遅くとも午前九時には職場へ着いていなければならない。
そもそも、土方さんは水曜日を自主的なノー残業デーにしている。そこまで尊重されていること自体は嬉しいが、水曜日の早上がりは当然他の曜日へしわ寄せが行く。こんなところからも、自分の未熟さと無力さが刺さる。
2605水曜夜のセックスは、他ならぬ土方さんの負担になるのだ。
僕は気楽な身分の学生だから、翌日の木曜日は三限のある午後一時に間に合うよう学校へ行けばいい。けれど、土方さんには仕事がある。僕がいようがいまいが、遅くとも午前九時には職場へ着いていなければならない。
そもそも、土方さんは水曜日を自主的なノー残業デーにしている。そこまで尊重されていること自体は嬉しいが、水曜日の早上がりは当然他の曜日へしわ寄せが行く。こんなところからも、自分の未熟さと無力さが刺さる。
すばる
DONE歳の差現パロ斎土の元日の話です。Fateハジメチャンの誕生日が今日だと知って、今までのものとの整合性を考えずに書きました。カルデアでも現パロでも幸せになって欲しいですよね。ハジメチャンの実家は播州説を取りました。バースデイ・ファウンテンペン「あけましておめでとうございます」
こたつで暖を取りつつ、僕は頭を下げる。
「おう、あけましておめでとう」
土方さんも、僕の斜め前の面で会釈をした。
遠くで除夜の鐘が鳴っている――ように思えるのは気のせいだろうか。最近は、近所から苦情が出るから夕方に鳴らす、なんて話もあるらしい。僕のノスタルジーが胸の中で鳴らす音なのかもしれない。
「そういえば」
「なんだよ」
部屋着の上にフリースを羽織った土方さんは、梅酒のお湯割りをすすった。ビールを飲むには今日は寒い。
土方さんは一人では白米と沢庵しか食べないのに、この家には調味料だとか嗜好品がきちんと準備してある。最近料理を始めた者として、ご家族の愛情を感じる。
2053こたつで暖を取りつつ、僕は頭を下げる。
「おう、あけましておめでとう」
土方さんも、僕の斜め前の面で会釈をした。
遠くで除夜の鐘が鳴っている――ように思えるのは気のせいだろうか。最近は、近所から苦情が出るから夕方に鳴らす、なんて話もあるらしい。僕のノスタルジーが胸の中で鳴らす音なのかもしれない。
「そういえば」
「なんだよ」
部屋着の上にフリースを羽織った土方さんは、梅酒のお湯割りをすすった。ビールを飲むには今日は寒い。
土方さんは一人では白米と沢庵しか食べないのに、この家には調味料だとか嗜好品がきちんと準備してある。最近料理を始めた者として、ご家族の愛情を感じる。
すばる
DONE現パロ歳の差斎土が大みそかを迎えます。初詣に向かう方は、防寒対策をしっかりしてお出かけくださいね。つごもりの夜、幸福を求めて「数年に一度の寒波らしいですよ」
「ふぅん」
斎藤の言葉に、俺は相槌を打つ。
二人きりの大晦日、午後七時過ぎ。2DKのダイニングに設置されたこたつで、俺と斎藤はくつろいでいる。
帰省しなくていいのか、と聞いたら、
「年明けたら帰ります、土方さんとの年越しなんて見逃せるわけないです」
と言う。斎藤も、言い出せば頑固な男だ。
俺のせいでご家族の予定を変えさせてしまうのは申し訳ないと思いつつ、どこかで胸を撫で下ろし浮き立っている自分がいることも確かだ。
俺は自分で思っていたより老成できていなかったらしい。
大掃除は昨日のうちに終わらせた。寝室はクイーンサイズのベッドを買った際に掃除したから汚れは少なかったが、急に稼働率が上がったキッチンは細かいところに油汚れや野菜くずが入り込んでいた。IHコンロも掃除が必要だった。
1308「ふぅん」
斎藤の言葉に、俺は相槌を打つ。
二人きりの大晦日、午後七時過ぎ。2DKのダイニングに設置されたこたつで、俺と斎藤はくつろいでいる。
帰省しなくていいのか、と聞いたら、
「年明けたら帰ります、土方さんとの年越しなんて見逃せるわけないです」
と言う。斎藤も、言い出せば頑固な男だ。
俺のせいでご家族の予定を変えさせてしまうのは申し訳ないと思いつつ、どこかで胸を撫で下ろし浮き立っている自分がいることも確かだ。
俺は自分で思っていたより老成できていなかったらしい。
大掃除は昨日のうちに終わらせた。寝室はクイーンサイズのベッドを買った際に掃除したから汚れは少なかったが、急に稼働率が上がったキッチンは細かいところに油汚れや野菜くずが入り込んでいた。IHコンロも掃除が必要だった。
すばる
DONE現パロ歳の差斎土のハジメチャンが就職を決めました。最終回っぽい雰囲気ですがそんなことはないはずです。お風呂上がりの良妻方さんえろいですね。夜、歩く 僕は歩く。
知らなかった道、覚えた道、馴染んだ道。あの人へと通じる道。
就職が決まった。髪を切り、社会から求められる像と自分とのギャップに悩み、それでも決して妥協はしなかった。
内定が出た日は速攻で土方さんに連絡し、その夜は二人で祝い明かした。テーブルでもベッドでも、土方さんは優しかった。
髪を伸ばし直し、今は卒論の資料集めをしながらアルバイトを続けている。
バイト先のカフェでは、土方さんは『斎藤くんの彼氏』としてすっかり顔を覚えられている。土方さんの都合が合う時、僕を迎えに来るからだ。
「あんなイケメン彼氏、どうやって落としたの?」
時折、好奇心から聞かれる。
「真心込めて口説いたの」
と返すと、のろけか、と笑われる。
2041知らなかった道、覚えた道、馴染んだ道。あの人へと通じる道。
就職が決まった。髪を切り、社会から求められる像と自分とのギャップに悩み、それでも決して妥協はしなかった。
内定が出た日は速攻で土方さんに連絡し、その夜は二人で祝い明かした。テーブルでもベッドでも、土方さんは優しかった。
髪を伸ばし直し、今は卒論の資料集めをしながらアルバイトを続けている。
バイト先のカフェでは、土方さんは『斎藤くんの彼氏』としてすっかり顔を覚えられている。土方さんの都合が合う時、僕を迎えに来るからだ。
「あんなイケメン彼氏、どうやって落としたの?」
時折、好奇心から聞かれる。
「真心込めて口説いたの」
と返すと、のろけか、と笑われる。
すばる
DONE現パロ歳の差斎土のチョロ方さんがこたつを買いました。こたつえっちにはたどり着けなかったのでリベンジしたいです。ちなみにル○シアの福袋、迷ってるうちにほぼ売り切れました😭二人でこたつ「こたつ買ったんですか」
「ああ」
週末。いつものように土方さんの家へ来て、驚いた。フローリングのダイニングにあったダイニングテーブルが端に寄せられ、その代わりこたつが鎮座していた。黒に近いダークブラウンのこたつ布団がおしゃれだ。こたつ板の上には、みかんと湯呑みが乗っている。土方さんは既にこたつの一画でぬくぬくとしていた。
「どうしたんですか、急に」
「前から欲しいとは思ってたんだぜ」
土方さんはこたつ板に肘をついて色っぽい笑顔を浮かべる。本人は無意識らしいから、本当に罪深い。
「ただ、一人でこたつ入ってもつまんねぇだろ。わざわざ今の家具片してまで買うほどじゃなかった」
一人で暮らす分には、よほど困らなければ部屋の模様替えはしないものだろう。
1747「ああ」
週末。いつものように土方さんの家へ来て、驚いた。フローリングのダイニングにあったダイニングテーブルが端に寄せられ、その代わりこたつが鎮座していた。黒に近いダークブラウンのこたつ布団がおしゃれだ。こたつ板の上には、みかんと湯呑みが乗っている。土方さんは既にこたつの一画でぬくぬくとしていた。
「どうしたんですか、急に」
「前から欲しいとは思ってたんだぜ」
土方さんはこたつ板に肘をついて色っぽい笑顔を浮かべる。本人は無意識らしいから、本当に罪深い。
「ただ、一人でこたつ入ってもつまんねぇだろ。わざわざ今の家具片してまで買うほどじゃなかった」
一人で暮らす分には、よほど困らなければ部屋の模様替えはしないものだろう。
すばる
DONE現パロ歳の差斎土の初対面です。割と最初からチョロ方さんだったな…?どんな風にヒジカタサンが絆され心を寄せていくのか楽しみです(頑張って続きを書こう)はじめまして、僕の恋 土方さんという人は、沖田ちゃんの『歳上の幼なじみ』らしい。近藤さんと土方さんには、小さい頃からとてもお世話になったという。
「私の姉が忙しい時は、よく面倒を見てもらってたんです。私を部活の練習に連れてったりして。五歳児に沢庵食べさせるのはどうかと当時から思ってたんですけどね!」
沢庵が好き、めちゃくちゃモテる、それでいて剣道は強い、高校の時は剣道部と文芸部を兼部していた、この大学のOBでもある。そんな土方さんの断片的な情報。
「土方さんがいたから、私も自然とこの学校に行くんだろうなぁ、って思っちゃったんですよね」
ちなみにこの学校は、『自然と思って』で入れない程度には難度が高い。それだけ沖田ちゃんが優秀だということだろう。
3630「私の姉が忙しい時は、よく面倒を見てもらってたんです。私を部活の練習に連れてったりして。五歳児に沢庵食べさせるのはどうかと当時から思ってたんですけどね!」
沢庵が好き、めちゃくちゃモテる、それでいて剣道は強い、高校の時は剣道部と文芸部を兼部していた、この大学のOBでもある。そんな土方さんの断片的な情報。
「土方さんがいたから、私も自然とこの学校に行くんだろうなぁ、って思っちゃったんですよね」
ちなみにこの学校は、『自然と思って』で入れない程度には難度が高い。それだけ沖田ちゃんが優秀だということだろう。
すばる
DONE現パロ歳の差斎土、交際を始めて二ヶ月が経ちました。懐かしめの映画を見に行ったようです。映画の感想は個人的なもので、否定の意図はありません。それにしてもチョロ方さんですね?もう充分に絆されてますね。交際二ヶ月目 あるいは麻薬的な恋 交際が始まって二ヶ月が経った。
「まだ飽きねぇのか……」
土方さんはぼやくが、僕は会うたびに土方さんの新しい魅力を見つけている。
相変わらずデートコースはおおむね僕が考え、二週に一度は土方さんが助言してくれる。昼食がホテルのビュッフェになるのは、ディナーだと僕が気後れしてしまうという気遣いなのだろう。早く稼げる男になって、せめて割り勘にしたい。
七回目のデートの翌朝、僕の腕の中でうっすら目の下に隈を作った土方さんは言った。
「映画に興味はねぇか」
「たぶん人並みにあります」
古い作品や前衛的な試みなどには興味はないけれど、アメコミ原作のものや日本の人気コミックの実写化などはたまに観る。
「じゃぁ、来週はお前が考えなくてもいい。映画行くぞ」
4082「まだ飽きねぇのか……」
土方さんはぼやくが、僕は会うたびに土方さんの新しい魅力を見つけている。
相変わらずデートコースはおおむね僕が考え、二週に一度は土方さんが助言してくれる。昼食がホテルのビュッフェになるのは、ディナーだと僕が気後れしてしまうという気遣いなのだろう。早く稼げる男になって、せめて割り勘にしたい。
七回目のデートの翌朝、僕の腕の中でうっすら目の下に隈を作った土方さんは言った。
「映画に興味はねぇか」
「たぶん人並みにあります」
古い作品や前衛的な試みなどには興味はないけれど、アメコミ原作のものや日本の人気コミックの実写化などはたまに観る。
「じゃぁ、来週はお前が考えなくてもいい。映画行くぞ」
すばる
DONE現パロ歳の差斎土がクリスマスを迎えました。かっこいい彼氏を目指すハジメチャンを正しく育てるヒジカタサンの育成ゲーみたくなってます。リボ払いは悪い文明…この後のことも気になりますね。クリスマス・サプライズ クリスマスイブの今日も、僕は働いている。
僕の働くカフェではホールケーキやチキンの販売をしていないから、店頭販売などをする必要はない。その代わり、入れ替わり立ち代わりでやって来るお客さんたちをさばく。激務だ。
カフェで待ち合わせをしてディナーやホテルや自宅へ向かうお客さんを見送ると、やっぱり心が荒む。
別に僕にも彼氏がいるし、と思うこともできるのだけれど、土方さんは今日も遅くまで仕事だ。会うことは考えないように、と言い含められている。それは僕をバイトに集中させるための方便かもしれないが、そう言われればやはり悲しい。
僕は特にさもしい人間ではないはずだが、自分が得られないものを得ている人を見て、温かく微笑むことはできなかった。
2719僕の働くカフェではホールケーキやチキンの販売をしていないから、店頭販売などをする必要はない。その代わり、入れ替わり立ち代わりでやって来るお客さんたちをさばく。激務だ。
カフェで待ち合わせをしてディナーやホテルや自宅へ向かうお客さんを見送ると、やっぱり心が荒む。
別に僕にも彼氏がいるし、と思うこともできるのだけれど、土方さんは今日も遅くまで仕事だ。会うことは考えないように、と言い含められている。それは僕をバイトに集中させるための方便かもしれないが、そう言われればやはり悲しい。
僕は特にさもしい人間ではないはずだが、自分が得られないものを得ている人を見て、温かく微笑むことはできなかった。
すばる
DONE現パロ歳の差斎土、交際を始めてから一ヶ月経ちました。ゲストキャラ蘭さんが出ます。蘭さんやサカリョさんは添えやすいので好きです。そしてチョロ方さんは早く自分の感情を自覚すればいいですね。一ヶ月後の感情の動き 斎藤と肌を合わせるようになって一ヶ月経った。今のところ、斎藤が俺に飽きる気配はない。講義の休み時間ごとにメッセージが来るから、大まかなな講義の時間割りを覚えてしまったほどだ。
花や空、猫の写真もよく送られてくる。
『可愛いものや綺麗なものを共有したくて』
との言葉に、愛されているのだな、とは思う。しかし、かといって俺も愛し返さなければ、という気分にはなれない。
土曜日はデートで予定が埋まった。この間は桜の散り落ちた公園を歩き、隣接している博物館へ行った。二人で長々と刀剣の展示を見てしまったから、他の展示を見る時間がなくなった。
デートの後はそのまま俺の家へ帰って、当たり前のように未明までセックスをする。
1646花や空、猫の写真もよく送られてくる。
『可愛いものや綺麗なものを共有したくて』
との言葉に、愛されているのだな、とは思う。しかし、かといって俺も愛し返さなければ、という気分にはなれない。
土曜日はデートで予定が埋まった。この間は桜の散り落ちた公園を歩き、隣接している博物館へ行った。二人で長々と刀剣の展示を見てしまったから、他の展示を見る時間がなくなった。
デートの後はそのまま俺の家へ帰って、当たり前のように未明までセックスをする。
すばる
DONE現パロ歳の差斎土、初夜の続きです。歳上相手に背伸びしてせいいっぱい大人の男になりたがる少年が性癖です。自分の感情を甘く見てるヒジカタサンも可愛いです。自画自賛。初夜の午前3時頃 好きな人とのセックスって、こんなに気持ちいいんだ。
今までつき合ってきた数人の女の子たちには本当に申し訳ないのだけれど、僕は彼女たちのことを本当に好きなわけではなかったようだ。
それだけ僕の巨大な感情を呼び起こした人は、ソファで煙草を吸っている。若い頃、寝煙草でボヤを起こしかけて以来、多少おっくうでも起き上がって喫煙することにしたらしい。
ベッドで待ってろ、と言われたけれど、一分一秒でも離れたくない。だから最低限の下着と肌着だけ身につけて、ソファで土方さんの肩に頬を預けている。
この身長差も、少しつらい。僕は土方さんにふさわしい、大人の男になりたいのに、約十歳と十センチの差が現実を見せつけてくる。
2020今までつき合ってきた数人の女の子たちには本当に申し訳ないのだけれど、僕は彼女たちのことを本当に好きなわけではなかったようだ。
それだけ僕の巨大な感情を呼び起こした人は、ソファで煙草を吸っている。若い頃、寝煙草でボヤを起こしかけて以来、多少おっくうでも起き上がって喫煙することにしたらしい。
ベッドで待ってろ、と言われたけれど、一分一秒でも離れたくない。だから最低限の下着と肌着だけ身につけて、ソファで土方さんの肩に頬を預けている。
この身長差も、少しつらい。僕は土方さんにふさわしい、大人の男になりたいのに、約十歳と十センチの差が現実を見せつけてくる。
すばる
DONE現パロ歳の差斎土、ヒジカタサン視点です。初夜の夜が明けないうちの会話。割とチョロ方さんっぽい気がします。全年齢だと思いますが事後表現あるので念のため注意。初夜、一度目の後「男としての責任を取ります。俺と結婚してください」
初めて寝た日に求婚された。
「落ち着けよ、俺ぁ処女(おぼこ)じゃねぇんだ」
そう返すと、斎藤は顔を青くした。
「うん、それは、わかってます……三十路にもなれば、いろいろありますよね……」
などと言いつつ、まったく理解も納得もしていない顔をする。
下品な呼ばれ方はされたくないが、確かに俺はモテるし、人並みかそれ以上には遊んできた。男と寝たこともないではない。だからこそ、斎藤とのセックスもうまくいったのだが――。
「でも、もう俺以外のどんなやつにも触らせませんから」
やっかいだな、と思う。
こいつは俺と『結婚を前提とした交際』をしたいと思っている。いずれはこの国でも同性婚が認められるだろうから、その考え自体は間違っていない。
1580初めて寝た日に求婚された。
「落ち着けよ、俺ぁ処女(おぼこ)じゃねぇんだ」
そう返すと、斎藤は顔を青くした。
「うん、それは、わかってます……三十路にもなれば、いろいろありますよね……」
などと言いつつ、まったく理解も納得もしていない顔をする。
下品な呼ばれ方はされたくないが、確かに俺はモテるし、人並みかそれ以上には遊んできた。男と寝たこともないではない。だからこそ、斎藤とのセックスもうまくいったのだが――。
「でも、もう俺以外のどんなやつにも触らせませんから」
やっかいだな、と思う。
こいつは俺と『結婚を前提とした交際』をしたいと思っている。いずれはこの国でも同性婚が認められるだろうから、その考え自体は間違っていない。
すばる
DONE現パロ歳の差斎土です。お題ガチャさん大好き。ハジメチャンの育ちのよさは妄想と捏造ですが、ヒジカタサンは太い実家のボンだからちゃんとしつけられていそうというイメージ。もちろん甘やかされたけど。日曜のお風呂上がり 家主より先にお風呂をいただくのは抵抗がある、と言ったら、
「育ちがいいな」
と、感心された。人として当たり前のことだと思うのだけど、そうでもない人も多いのだろうか。
土方さんはこう見えて末っ子で、歳の離れたお兄さんやお姉さんに可愛がられていたという。それこそ、目に入れても痛くないレベルで。
先にお湯をいただいた僕が髪を乾かし終わったタイミングで、土方さんはお風呂から上がった。Tシャツとボクサーショーツだけで部屋をうろうろするのはやめてください。せめて下、何か穿いて。
という思いも、均整の取れて美しい身体を正視できないから伝わらない。土方さんは冷蔵庫から出したビール缶を手に、僕の隣に座った。脚が長い。
1923「育ちがいいな」
と、感心された。人として当たり前のことだと思うのだけど、そうでもない人も多いのだろうか。
土方さんはこう見えて末っ子で、歳の離れたお兄さんやお姉さんに可愛がられていたという。それこそ、目に入れても痛くないレベルで。
先にお湯をいただいた僕が髪を乾かし終わったタイミングで、土方さんはお風呂から上がった。Tシャツとボクサーショーツだけで部屋をうろうろするのはやめてください。せめて下、何か穿いて。
という思いも、均整の取れて美しい身体を正視できないから伝わらない。土方さんは冷蔵庫から出したビール缶を手に、僕の隣に座った。脚が長い。
すばる
DONE現パロ歳の差斎土。いつでもいっぱいいっぱいで妄想豊かで取り越し苦労の多いハジメチャンが好きです。いつか絶対立派な大人の男になれるはずだよ、と励ましたい気持ちでいっぱい。スメルズ・ライク・イランイラン 薬局で歯磨き粉と歯ブラシとバスルーム用の塩素洗剤を買ったら、店員さんがシャンプーとコンディショナーのサンプルをくれた。一回使い切りのそれを今日、外出前の入浴でさっそく使った。
黒いパウチの封を開けると、本能に訴えるような芳香が立ち上った。パウチ裏の成分表示を見ると、『イランイラン』の匂いらしい。
シャンプーは香り高い上に泡立ちがよく、コンディショナーからは髪を優しくコートしてくれる感覚が伝わる。普段『きしきししない程度』のクオリティしか求めていなかったので、初めて『いいもの』に触れた感動はひとしおだった。
お風呂上がりにドライヤーをかけても、髪がまったく絡まらない。気のせいか、天然パーマのウェーブも少しおとなしくなった。
2155黒いパウチの封を開けると、本能に訴えるような芳香が立ち上った。パウチ裏の成分表示を見ると、『イランイラン』の匂いらしい。
シャンプーは香り高い上に泡立ちがよく、コンディショナーからは髪を優しくコートしてくれる感覚が伝わる。普段『きしきししない程度』のクオリティしか求めていなかったので、初めて『いいもの』に触れた感動はひとしおだった。
お風呂上がりにドライヤーをかけても、髪がまったく絡まらない。気のせいか、天然パーマのウェーブも少しおとなしくなった。
すばる
DONE現パロ歳の差斎土。お題ガチャさんに頼りました。年長者としての責任を感じるヒジカタサン。30前後って社会的にはまだまだ若いんですよね。ハジメチャンは完全な大人のいい男だと思ってますが。ビフォアコロナ世界観。
できることとできないこと『来週金曜、ゼミ飲みです』
午前中は私用を済ます暇がなく、昼食の定食屋(沢庵マシマシに対応してくれる)でスマホを開いてメッセージアプリを見た。斎藤からのスタンプは、小動物が壁の陰からこちらをうかがっているものだ。
ハテナマークを浮かべて首を傾げるうさぎのスタンプを送ると、
『メンバーの半数は女の子です』
『そりゃそうだ』
俺の母校だから、文学部の女子の多さはよく知っている。
『僕、実は女子人気高いんですよ。同級生よりも落ち着いてるって言われて』
『結構じゃねぇか』
嫌われるよりずっといい。そう思って送ったメッセージがお気に召さなかったようだ。唐揚げを平らげるまでの間沈黙していたスマホが、不穏に震えた。
『俺には嫉妬する価値もない?』
1763午前中は私用を済ます暇がなく、昼食の定食屋(沢庵マシマシに対応してくれる)でスマホを開いてメッセージアプリを見た。斎藤からのスタンプは、小動物が壁の陰からこちらをうかがっているものだ。
ハテナマークを浮かべて首を傾げるうさぎのスタンプを送ると、
『メンバーの半数は女の子です』
『そりゃそうだ』
俺の母校だから、文学部の女子の多さはよく知っている。
『僕、実は女子人気高いんですよ。同級生よりも落ち着いてるって言われて』
『結構じゃねぇか』
嫌われるよりずっといい。そう思って送ったメッセージがお気に召さなかったようだ。唐揚げを平らげるまでの間沈黙していたスマホが、不穏に震えた。
『俺には嫉妬する価値もない?』
すばる
DONE現パロ歳の差斎土、わたしが楽しいので無限に書いてしまいます。2人をお風呂に入れようと思いましたが、ハジメチャンが少し無理をさせすぎた模様です。歳上の恋人のために一人前の男になろうとするハジメチャン愛しい。リリィ(続き) まんまと『運動』してしまった。失敗した僕を慰めるためだろうか、土方さんは普段よりももっと煽ってきた。おかげでこのありさまだ。
「土方さん、お風呂入れます?」
「ん……」
とろんとした赤い瞳が、僕を見上げる。無防備な姿はとてもとても可愛いのだけれど、今はそればかり言ってはいられない。
「湯船にバスソルト入れたんですよ、すっごいいい香りしてますよ」
「……俺はいい、お前だけ入れ」
間接照明の薄灯りの中、土方さんの身体にはキスマークや歯型が点在している。特に乳首は赤く腫れ、乳暈を囲むようにくっきりと歯型がついている。酷い。誰がこんなことを。僕だ。
業を煮やして担ごうとすると、土方さんは僕の手を振り払ってブランケットをかぶってしまった。ほどなく、すぅすぅと寝息が立つ。
1451「土方さん、お風呂入れます?」
「ん……」
とろんとした赤い瞳が、僕を見上げる。無防備な姿はとてもとても可愛いのだけれど、今はそればかり言ってはいられない。
「湯船にバスソルト入れたんですよ、すっごいいい香りしてますよ」
「……俺はいい、お前だけ入れ」
間接照明の薄灯りの中、土方さんの身体にはキスマークや歯型が点在している。特に乳首は赤く腫れ、乳暈を囲むようにくっきりと歯型がついている。酷い。誰がこんなことを。僕だ。
業を煮やして担ごうとすると、土方さんは僕の手を振り払ってブランケットをかぶってしまった。ほどなく、すぅすぅと寝息が立つ。
すばる
DONE現パロ歳の差斎土です。初心者のうちはごはん作りに失敗することもありますよね。でも歳下の恋人へ無尽蔵の信頼を置く人が好きです。えっちだし。タイトルは『あふれかえるパスタの山をかき分けて泳ぐ』歌から。
リリィ 一人前のスパゲッティの適量は、人差し指の先を親指の第一関節に当てて作った輪で掴める程度。確かにそう聞いたのだけれど、あれはもしかして女の人の手での基準だったのだろうか。
また、普段沢庵ばかりの人に野菜を摂って欲しいからと、キャベツを少し多めに投入したせいもあるだろうか。『加熱すれば野菜は縮む』という格言を信頼しすぎたのかもしれない。
結論から言えば、パーティーに使うような大皿にたっぷりの、鮭とアスパラと季節野菜のスパゲッティができてしまった。
「あふれ返ってんな」
「すみません……」
後ろでくくった髪を解く精神的余裕もなく、僕はただ土方さんに頭を下げた。
ちなみにこの大皿は、実際にホームパーティーをする時にも困らないようにと、お姉さんと兄嫁さんが持たせてくれたという。実家が太い人は、いろいろな行動パターンを考えるものらしい。
1550また、普段沢庵ばかりの人に野菜を摂って欲しいからと、キャベツを少し多めに投入したせいもあるだろうか。『加熱すれば野菜は縮む』という格言を信頼しすぎたのかもしれない。
結論から言えば、パーティーに使うような大皿にたっぷりの、鮭とアスパラと季節野菜のスパゲッティができてしまった。
「あふれ返ってんな」
「すみません……」
後ろでくくった髪を解く精神的余裕もなく、僕はただ土方さんに頭を下げた。
ちなみにこの大皿は、実際にホームパーティーをする時にも困らないようにと、お姉さんと兄嫁さんが持たせてくれたという。実家が太い人は、いろいろな行動パターンを考えるものらしい。
すばる
DONE眠れずに書いた斎土です。少しだけ自慰描写あるので念のためワンクッション。普段男らしい人がちょびっと見せる可愛らしい甘えでしか摂れない栄養素ってありますよね。タイトルは『髪を切りたくなる歌』。 1569すばる
DONE現パロ歳の差斎土です。土一人称。メンタル弱方さんです。誰かの地雷を踏んでる自覚があります。わたししか得しない要素満載ですが、書いたので見ていただきたいです…承認欲求よくない…いい男にも悩みはある 移動中、スマホでニュースを見て過ごすこともある。
今日話題になっていたのは、四十代なかばの渋い演技をする俳優が、二十も歳下の元アイドルと結婚するというものだった。
ニュースサイトから誘導されてSNSを覗く。もちろん素直に祝福を送るファンもいる。推しの結婚にショックを受ける層もいる。
しかし俺が注目したのは、女性を中心とした『人の親』と思しい人々のコメントだった。
曰く、おっさんに嫁がせるために育てた訳じゃない。貴重な出産適齢期を無為に過ごさせたくない。同世代と過ごす当たり前の日々を奪うなんて、大人の男のすることではない。
難癖をつけることが好きな男どもは、それらのコメントを『中年女の嫉妬』と捉えて罵っていたが、俺はそれに与(くみ)することはできなかった。
1391今日話題になっていたのは、四十代なかばの渋い演技をする俳優が、二十も歳下の元アイドルと結婚するというものだった。
ニュースサイトから誘導されてSNSを覗く。もちろん素直に祝福を送るファンもいる。推しの結婚にショックを受ける層もいる。
しかし俺が注目したのは、女性を中心とした『人の親』と思しい人々のコメントだった。
曰く、おっさんに嫁がせるために育てた訳じゃない。貴重な出産適齢期を無為に過ごさせたくない。同世代と過ごす当たり前の日々を奪うなんて、大人の男のすることではない。
難癖をつけることが好きな男どもは、それらのコメントを『中年女の嫉妬』と捉えて罵っていたが、俺はそれに与(くみ)することはできなかった。
すばる
DONE現パロ歳の差斎土です。お題ガチャさんに頼るのが悪い癖。遠回しに意思表示する歳上の恋人にちゃんハジの情緒が揺るがされまくってればいいと思います。狼ブリーダー方さん好きです。絆創膏の話ではなくなってしまった…
触られたいのかな?バイトはほどほどにして勉強しろ、と土方さんにはよく言われる。
しかし、来年の土方さんの誕生日までに、少しでもお金を貯めておきたい。どんなことを望まれてもいいように、頼りがいのある彼氏だと思われるように。
そんなわけで、僕はカフェでベテランバイトさんの作ったラテアートを運んだり、キッチンでひたすら洗いものをしたりと、せわしなく働いている。
特にこの季節、洗いものをするとてきめんに手が荒れる。皮膚が乾いてがさがさになり、爪の下にささくれができる。日常生活を送る上でも気になるし、水を使うとしみる。安いハンドクリームを使うものの、とうてい追いつかない。
先週、ベッドで身体をまさぐった時、土方さんはかすかに、しかし確実に不快そうな顔をした。だからといって萎えはしなかったが、終わった後に『今後しばらく触るのはやめよう…』と反省をする程度には落ち込んだ。
1532しかし、来年の土方さんの誕生日までに、少しでもお金を貯めておきたい。どんなことを望まれてもいいように、頼りがいのある彼氏だと思われるように。
そんなわけで、僕はカフェでベテランバイトさんの作ったラテアートを運んだり、キッチンでひたすら洗いものをしたりと、せわしなく働いている。
特にこの季節、洗いものをするとてきめんに手が荒れる。皮膚が乾いてがさがさになり、爪の下にささくれができる。日常生活を送る上でも気になるし、水を使うとしみる。安いハンドクリームを使うものの、とうてい追いつかない。
先週、ベッドで身体をまさぐった時、土方さんはかすかに、しかし確実に不快そうな顔をした。だからといって萎えはしなかったが、終わった後に『今後しばらく触るのはやめよう…』と反省をする程度には落ち込んだ。
すばる
DONE斎土です。お題ガチャから。我が名は人間推しに朝食を作らせるのが大好き。完全な趣味と手癖です。ごはん用意すれば食べてくれる方さん可愛いですね。ある朝、彼氏の奮闘寝る前に、僕の枕の下にスマホを仕込んでおいた。
昨夜セットした通りに、スマホはバイブして僕に七時を知らせる。
結局昨夜は裸のまま寝てしまった。布団をめくると寒くて、熱源から離れたくなくなる。細身だから平熱が低めの土方さんだが、一緒に布団にくるまっていると天国のような心地になれるのだ。
だが、僕はそんな天国から堕天しなければならない。こちらを向いて眠っている端正な顔の、削げた頬にキスをひとつ落として、ベッドの下に落ちた下着と寝間着を着る。僕専用のスリッパを履いて、キッチンへ向かう。
この部屋を初めて訪れた時のキッチンは、それはもう綺麗だった。沢庵を切ることと炊飯しかしないのでは当たり前だ。
僕だって、実家にいた頃も一人暮らしを始めてからも料理なんてしたことがなかったのだが、さすがにあのキッチンに危機感を覚えた。
1419昨夜セットした通りに、スマホはバイブして僕に七時を知らせる。
結局昨夜は裸のまま寝てしまった。布団をめくると寒くて、熱源から離れたくなくなる。細身だから平熱が低めの土方さんだが、一緒に布団にくるまっていると天国のような心地になれるのだ。
だが、僕はそんな天国から堕天しなければならない。こちらを向いて眠っている端正な顔の、削げた頬にキスをひとつ落として、ベッドの下に落ちた下着と寝間着を着る。僕専用のスリッパを履いて、キッチンへ向かう。
この部屋を初めて訪れた時のキッチンは、それはもう綺麗だった。沢庵を切ることと炊飯しかしないのでは当たり前だ。
僕だって、実家にいた頃も一人暮らしを始めてからも料理なんてしたことがなかったのだが、さすがにあのキッチンに危機感を覚えた。
すばる
DONEよくわからないテンションで書いた、続きの斎土です。需要はわたしにあるという気持ちで書きました。こういうカプほんと手癖です、すみません。もっとクールでカッコいい斎土を書きたい。荷物は荷物でいたくない 土方さんを支えて――なかば担いで歩いて、最寄り駅に着いた。改札へと促そうとしたら、土方さんは歩みを止めた。
「今電車乗ったら吐く」
「だっ、大丈夫です?」
心配すると同時に、途方に暮れた。この、明らかにいつも通りではない人を、どうやって家に送ればいいのか。
「タクシー乗るぞ」
「僕、乗ったことないです……」
「駅前なら、乗り場があるだろ。そこで待ってりゃ向こうから来る」
初めての体験に、僕の心拍数は上がる。土方さんの体調がこれ以上悪くなったら……という不安もある。
タクシー運転手には、たまに悪質な者もいるという。こちらを若造と舐めてかかるような人を捕まえてしまうのが怖い。
不安を感じながら、乗り場に並ぶ。次々と到着したタクシーがお客さんを乗せて去り、僕らもほどなく後部座席に収まることができた。
3645「今電車乗ったら吐く」
「だっ、大丈夫です?」
心配すると同時に、途方に暮れた。この、明らかにいつも通りではない人を、どうやって家に送ればいいのか。
「タクシー乗るぞ」
「僕、乗ったことないです……」
「駅前なら、乗り場があるだろ。そこで待ってりゃ向こうから来る」
初めての体験に、僕の心拍数は上がる。土方さんの体調がこれ以上悪くなったら……という不安もある。
タクシー運転手には、たまに悪質な者もいるという。こちらを若造と舐めてかかるような人を捕まえてしまうのが怖い。
不安を感じながら、乗り場に並ぶ。次々と到着したタクシーがお客さんを乗せて去り、僕らもほどなく後部座席に収まることができた。
すばる
DONE現パロ斎土です。お題ガチャさんにおんぶにだっこしまくりです。サカリョさん視点で、龍竜前提注意。マンション買った後で人生設計狂うと大変ですよね(他人事)ビフォアコロナ世界観。大事な荷物は手放したくない居酒屋の四人席で、僕らは飲みながら土方さんの愚痴を聞いていた。正面には土方さん、隣には僕の愛妻のお竜さんが座っている。
「三十にもなって婚活のひとつもしねぇ男に結婚願望なんてねぇなんて、火を見るより明らかだろ」
ビールですっかりできあがってしまった土方さんは、僕を据わった目で見た。
そうだね、と相槌を返せば、
「なのにあいつはそれがわかんねぇんだよな」
あいつ、というのは、最近土方さんと交際を始めた斎藤さんという青年のことだ。どうやら土方さんとは十歳近く離れているらしい。
「あいつは本当にお花畑なことしか言いやがらねぇ。新居は多少郊外でも大根を植えられる庭のある家がいいとか、家事は当番制にしようとか。放っときゃ子供は二人とか言い出しかねねぇ」
1802「三十にもなって婚活のひとつもしねぇ男に結婚願望なんてねぇなんて、火を見るより明らかだろ」
ビールですっかりできあがってしまった土方さんは、僕を据わった目で見た。
そうだね、と相槌を返せば、
「なのにあいつはそれがわかんねぇんだよな」
あいつ、というのは、最近土方さんと交際を始めた斎藤さんという青年のことだ。どうやら土方さんとは十歳近く離れているらしい。
「あいつは本当にお花畑なことしか言いやがらねぇ。新居は多少郊外でも大根を植えられる庭のある家がいいとか、家事は当番制にしようとか。放っときゃ子供は二人とか言い出しかねねぇ」
すばる
DONEお題ガチャさんに頼った、身体目当てだと思われたくないちゃんハジの斎土。自己嫌悪するちゃんハジが好きなのかもしれません。もしくは手癖。冒頭withコロナですが設定が死にました。認められたい(認めてるよ)帰宅後に抱き合うまでのリスクとコストは、確かに上がった。我が家のような気安さで、僕はリビングのソファから玄関の方へ呼びかけた。
「手、洗いました?」
「今そっち行く」
洗面所で手洗いのミッションを終えて、土方さんはリビングへ現れた。図々しくソファに腰かける僕を見て、ため息を吐いて僕の隣に座った。すかさず僕は手を伸ばし、細い身体を抱きしめる。
「おい」
すかさず頭を小突かれる。割と痛い。
「帰宅早々何盛ってやがる。一息つかせろ」
僕の身体に籠もった熱とはうらはらな、土方さんの冷静な声。
またやってしまった。僕はそっと土方さんを解放し、ソファで体育座りをする。
「いじけんなよ」
「だって…あんまりにも情けなくて」
「ほぉ」
1328「手、洗いました?」
「今そっち行く」
洗面所で手洗いのミッションを終えて、土方さんはリビングへ現れた。図々しくソファに腰かける僕を見て、ため息を吐いて僕の隣に座った。すかさず僕は手を伸ばし、細い身体を抱きしめる。
「おい」
すかさず頭を小突かれる。割と痛い。
「帰宅早々何盛ってやがる。一息つかせろ」
僕の身体に籠もった熱とはうらはらな、土方さんの冷静な声。
またやってしまった。僕はそっと土方さんを解放し、ソファで体育座りをする。
「いじけんなよ」
「だって…あんまりにも情けなくて」
「ほぉ」
すばる
DONEお題ガチャさんに導かれた斎土です。魚クションを聴いて、それっぽい雰囲気をかもし出せればなーと思って書きました。ヒッジには意識レベルが下がると甘えたさんになって欲しみ。冬の星空と僕の恋人くったりした土方さんの身体を簡単に清め、情事に火照った頭を冷やすため、スウェットとフリースジャケットを着込んでベランダへ出た。冬は空気が澄んでいて、夏よりも星がよく見える。空気が汚いとか街の光が強すぎるとか言われていても、本当に美しいものはそんな試練に負けず僕らの許へ届くのだ。
遠い遠い恒星が何百年、何千年も前に放った光のことを考えていたら、突然視界が白くけぶった。
「わっ」
驚いて振り返れば、スウェットの上にカーディガンを羽織った土方さんが、煙草を手に立っていた。
「どうした、変な声出して」
僕はとりとめのないことをコンパクトに言語化しようとして五秒考え、諦めた。その代わり、
「身体、大丈夫ですか? どこか痛くないです?」
1178遠い遠い恒星が何百年、何千年も前に放った光のことを考えていたら、突然視界が白くけぶった。
「わっ」
驚いて振り返れば、スウェットの上にカーディガンを羽織った土方さんが、煙草を手に立っていた。
「どうした、変な声出して」
僕はとりとめのないことをコンパクトに言語化しようとして五秒考え、諦めた。その代わり、
「身体、大丈夫ですか? どこか痛くないです?」
すばる
DONEお題ガチャさんに惹かれて書いた現パロ歳の差斎土です。ところで若造ちゃんハジの髪型ってってモジャ斎なんでしょうか、教えてえろい人過労の代償 歳下の彼氏がガチ説教してくる休憩所でエナジードリンクを呷って机に戻り、アルバイトが入力した計算表を確認しているうちに眩暈がしてきた。よくない、と思って立ち上がりかけて、その後の記憶がない。
気がつけば病衣に着替えさせられ、清潔なリネンにくるまれて白い天井を見ていた。こんな図体のでかい男を着替えさせるのは大変だっただろう。
右側を見上げると、点滴のパックをぶら下げたスタンドもある。もちろん点滴は俺の手の甲に繋がっている。
過労らしい。肝臓と腎臓の値がよくないが、目立った病気はないと医師から説明を受けた。
確かに、最近あまりまともに眠っていなかった気がする。エナジードリンクで疲れや眠気をごまかすのも一度ではなかった。
若い頃は平気で二徹、三徹していても元気に働けて遊べていたのに…これが加齢か。
1999気がつけば病衣に着替えさせられ、清潔なリネンにくるまれて白い天井を見ていた。こんな図体のでかい男を着替えさせるのは大変だっただろう。
右側を見上げると、点滴のパックをぶら下げたスタンドもある。もちろん点滴は俺の手の甲に繋がっている。
過労らしい。肝臓と腎臓の値がよくないが、目立った病気はないと医師から説明を受けた。
確かに、最近あまりまともに眠っていなかった気がする。エナジードリンクで疲れや眠気をごまかすのも一度ではなかった。
若い頃は平気で二徹、三徹していても元気に働けて遊べていたのに…これが加齢か。
すばる
DONEよくわからないテンションで書いた斎土featuring長恭くんです。人によっては蘭ぐだに見えなくもないけど恋愛感情はないはず。同じ自覚的イケメンなのにヒッジとどうして差がついた長恭くん…仮面セイバーと「斎藤」
「はいはい、星ですね」
土方さんの無言の要望に、はじめちゃんは間違えることなく応える。
今日はランサークラスのエネミーを相手にした素材集め周回だ。最近聖杯を受けて強さが増したはじめちゃんは優先的にパーティーへ組み込み、はじめちゃんの与ダメージが100%上がるので土方さんにも同行をお願いした。またオベロン・ヴォーティガーンがストライキを起こしたため、今日はサポートとして蘭陵王に来てもらっている。
「仲睦まじいことですね」
蘭陵王はしみじみと言う。
土方さんにNPをチャージし、パーティー全体のArts攻撃力を上げ、とどめに美貌の宝具で二人の士気を上げた蘭陵王には、わたしの守りをお願いしている。
一応、はじめちゃんと土方さんの仲は公言されていない。ただわたしは『けじめ』として報告を受けたし、何人かの目ざといサーヴァントは気づいているようだ。蘭陵王もその一人らしい。
1447「はいはい、星ですね」
土方さんの無言の要望に、はじめちゃんは間違えることなく応える。
今日はランサークラスのエネミーを相手にした素材集め周回だ。最近聖杯を受けて強さが増したはじめちゃんは優先的にパーティーへ組み込み、はじめちゃんの与ダメージが100%上がるので土方さんにも同行をお願いした。またオベロン・ヴォーティガーンがストライキを起こしたため、今日はサポートとして蘭陵王に来てもらっている。
「仲睦まじいことですね」
蘭陵王はしみじみと言う。
土方さんにNPをチャージし、パーティー全体のArts攻撃力を上げ、とどめに美貌の宝具で二人の士気を上げた蘭陵王には、わたしの守りをお願いしている。
一応、はじめちゃんと土方さんの仲は公言されていない。ただわたしは『けじめ』として報告を受けたし、何人かの目ざといサーヴァントは気づいているようだ。蘭陵王もその一人らしい。
すばる
DONEお題ガチャがあまりに素敵だったから突発的に書いた斎土。このちゃんハジはたぶん学生です。若いツバメを甘やかすヒッジに夢を見ます。一番綺麗な星は赤い瞳だけれども友達に約束をドタキャンされた。腹は立つが、うだうだしても手持ち無沙汰な時間がなくなるわけではない。映画館の時間を調べるものの、見たい映画とはタイミングが合わない。ひまつぶしの手段を検索していたら、近くのビルにプラネタリウムが入っていることを知った。映画よりも上映時間が短く、時間の融通が利く。プラネタリウムなんて、小学校の課外授業以来だ。
チケットを買ってプラネタリウムに入ると、ちょうどいい空調の効いた円形の室内にリクライニングシートが等間隔に並んでいる。天井を見られるように背もたれを倒す。
照明が落ち、満天の星が輝きだす。もちろんこんな空は、東京ではとてもお目にかかれない。
この季節の星や星座について、柔らかい男性の声がしっとりと教えてくれる。三つ星が目を惹くオリオン座や、カストロとポルクスからなる双子座が、わけもなく懐かしい。他にもいくつかの星座の見つけ方を聞いた。
939チケットを買ってプラネタリウムに入ると、ちょうどいい空調の効いた円形の室内にリクライニングシートが等間隔に並んでいる。天井を見られるように背もたれを倒す。
照明が落ち、満天の星が輝きだす。もちろんこんな空は、東京ではとてもお目にかかれない。
この季節の星や星座について、柔らかい男性の声がしっとりと教えてくれる。三つ星が目を惹くオリオン座や、カストロとポルクスからなる双子座が、わけもなく懐かしい。他にもいくつかの星座の見つけ方を聞いた。
すばる
DONEおきたさん視線の斎土。長い人生でおきたそーじについて考えたことがほぼないので、脇が甘いことマカロンのごとし。人の悪い笑みを浮かべるヒッジが好きです。古馴染みがくっついた土方さんと斎藤さんがいい仲になったと聞いて、私はめちゃくちゃ驚いたのだが。
「あやつ、ここに来た時から土方を見る目が危なかったわ。気づかんのは沖田だけじゃ。のう勝蔵」
「あいつヤバいわ、絶対バーサーカーの素質あるぜ」
ノッブだけならともかく、森くんからも言われる斎藤さん…。
ともあれ、人の感情の機微に疎い自覚のある私なので、早速聞いてみた。
「土方さんって、恋人としてどうなんです?」
斎藤さんは、すすりかけの蕎麦を芸術的な軌跡で噴き出した。汚い。食堂のテーブル備えつけの布巾で周囲を拭き、斎藤さんは私に向き直った。
「そんなの、教えるわけないでしょ」
「あの土方さんがおとなしく三歩後をついてくるとか、そういうありえない話を期待してるんですけど」
948「あやつ、ここに来た時から土方を見る目が危なかったわ。気づかんのは沖田だけじゃ。のう勝蔵」
「あいつヤバいわ、絶対バーサーカーの素質あるぜ」
ノッブだけならともかく、森くんからも言われる斎藤さん…。
ともあれ、人の感情の機微に疎い自覚のある私なので、早速聞いてみた。
「土方さんって、恋人としてどうなんです?」
斎藤さんは、すすりかけの蕎麦を芸術的な軌跡で噴き出した。汚い。食堂のテーブル備えつけの布巾で周囲を拭き、斎藤さんは私に向き直った。
「そんなの、教えるわけないでしょ」
「あの土方さんがおとなしく三歩後をついてくるとか、そういうありえない話を期待してるんですけど」
すばる
DONE斎土featuringヘクさん。アキヘクとリカヘク(マンヘク)前提ですが攻めの二人はいません。ちゃんハジとヘクさんに漂う同類感。地下農園の捏造があります。守将(オジサンの方)と食堂で、蕎麦と沢庵定食の乗ったトレイを持って歩いていると。
「よぅ、彼氏」
この人物がそう呼ぶのは僕のことだ。振り向くと、ヘクトールが椅子の上であぐらをかいていた。喫煙所でもないのに煙草は…と思ったが、よく見ればくわえているのは棒つきの飴だ。
「朝食デリバリーか? 毎日熱烈だねぇ、立派立派」
「はぁ、まぁ」
曖昧に返すが、ヘクトールは構わずにやにやしている。
僕たちは二人の関係を公言していないが、この目ざとい驍将は、僕が甲斐甲斐しく副長の世話をしているところを見かけているらしい。正直愉快ではないが、余計な波風を立てて他の好色なサーヴァントたちに副長の魅力を見つけられるのも避けたい。
「若いねぇ、オジサンにはとうてい真似できんよ」
1052「よぅ、彼氏」
この人物がそう呼ぶのは僕のことだ。振り向くと、ヘクトールが椅子の上であぐらをかいていた。喫煙所でもないのに煙草は…と思ったが、よく見ればくわえているのは棒つきの飴だ。
「朝食デリバリーか? 毎日熱烈だねぇ、立派立派」
「はぁ、まぁ」
曖昧に返すが、ヘクトールは構わずにやにやしている。
僕たちは二人の関係を公言していないが、この目ざとい驍将は、僕が甲斐甲斐しく副長の世話をしているところを見かけているらしい。正直愉快ではないが、余計な波風を立てて他の好色なサーヴァントたちに副長の魅力を見つけられるのも避けたい。
「若いねぇ、オジサンにはとうてい真似できんよ」