肴飯のポイ箱
DONEワンドロ開催ありがとうございます!お題『手紙 ラブレター』
⌛️遅刻+1時間
自覚は、時にいきなりくるよねっていう話
根こそぎ全部 明かりをつけても少し薄暗く感じてしまう室内に、ダンデとキバナは立っていた。
視線を巡らせる先全てには、本と雑誌、そしてまた本。積み上がったそれらは不思議なバランスを保って、奇跡的に雪崩を起こさずに鎮座している。その隙間を縫うように小さな木製の丸椅子が一つ、申し訳程度に壁際へと置かれている。よく見ると、低めの棚かと思っていたものは本を限界まで積まれているベッドのようだった。
先程通されたリビング兼ダイニングの部屋は、モデルルームみたいに最低限の物しか置かれていなかったので、その分目の前に広がる本の洪水のような光景に驚きを隠せない。隣で悪戯が見つかった子どものように気まずそうな顔で笑っているダンデに、言いたい事を色々と飲み込んでキバナは深いため息を吐いた。
3069視線を巡らせる先全てには、本と雑誌、そしてまた本。積み上がったそれらは不思議なバランスを保って、奇跡的に雪崩を起こさずに鎮座している。その隙間を縫うように小さな木製の丸椅子が一つ、申し訳程度に壁際へと置かれている。よく見ると、低めの棚かと思っていたものは本を限界まで積まれているベッドのようだった。
先程通されたリビング兼ダイニングの部屋は、モデルルームみたいに最低限の物しか置かれていなかったので、その分目の前に広がる本の洪水のような光景に驚きを隠せない。隣で悪戯が見つかった子どものように気まずそうな顔で笑っているダンデに、言いたい事を色々と飲み込んでキバナは深いため息を吐いた。
肴飯のポイ箱
DOODLEワンドロ開催ありがとうございます!お題「ポーズ」
自覚と無自覚の境目についての話。
※幼少期
※捏造カメラマンがいる
※kbnさんほぼ出てこない
キミだけに見せていた 黒々としたコード類と、名前が分からない背の高い機器達に囲まれて、ダンデは試合前ですら感じたことの無い緊張感で足がすくむ。ポケモン関係の雑誌へ掲載する特集記事に向けた撮影だと、事前に聞いていたが、ここまで大掛かりな撮影は初めてだ。
ダンデにとって、写真を撮るといえば家にある年代物のカメラのタイマー機能でハイポーズ。位しか経験していなかったし、ジムチャレンジ中はポケモンバトルに夢中になり過ぎて、母親から渡されたスマホは、図鑑を見ることくらいにしか使っていなかった。第一、写真を撮る時には「みんなで集まって」とか、いつ撮られるのかよく分からないままじっとさせられるのがダンデは苦手だったのだ。
そんな、写真に対して殆ど知識も経験も無い子どもが、まさかこんな本格的なスタジオで写真を撮るなんて想像していなかった。
1761ダンデにとって、写真を撮るといえば家にある年代物のカメラのタイマー機能でハイポーズ。位しか経験していなかったし、ジムチャレンジ中はポケモンバトルに夢中になり過ぎて、母親から渡されたスマホは、図鑑を見ることくらいにしか使っていなかった。第一、写真を撮る時には「みんなで集まって」とか、いつ撮られるのかよく分からないままじっとさせられるのがダンデは苦手だったのだ。
そんな、写真に対して殆ど知識も経験も無い子どもが、まさかこんな本格的なスタジオで写真を撮るなんて想像していなかった。
en12412411
DOODLEdnd♀が結婚するキバダン♀の話(ハッピーキバダン♀エンド)です。一年位前にTwitterやキダオンイベで途中まで載せていたものの完成版です。
キダ♀の祭典おめでとうございます!
素敵な企画をありがとうございます!
PASS:キダの数字4けた
感想などございましたら→ https://wavebox.me/wave/9vfwnqwx83uj9ksh/ 15
ごろみ
DONE付き合ってても付き合ってなくてもいいな〜なキダちゃん。アレは描けないので隠しました!!!
すけべだと感じないかもしれません。
でも私にとって背中の💋はすけべでした。
2枚目は今回お気に入りのダさんの顔です!!
パスワードはキダちゃんの数字です 2
mimi_ruru_241
DONEプレゼントを贈るのが苦手なダンデと、ずっと気づいてもらえてないキバナの話。プレゼントは、選んでる時間も含めて贈り物。高級鞄にキーホルダー ダンデのポケットにはいつも、ジュラルドンの小さなキーホルダーが入っている。ダンデはときどき、ポケットの中で、すこし汗ばんだ手でそれを握る。けれどすぐに、しょんぼりと手放している。そういうとき、目の前には必ずキバナという男がいる。
このキーホルダーは、チョコレートのおまけでついてくるものだ。箱を開くまでは、何が入っているのか分からない。ダンデはここしばらく、ずいぶんとチョコレートを食べた。メタモンだったり、ミミッキュだったり、かわいらしいポケモンがずらりと棚の上に並んでゆく。
今度こそ、と開いた中にモルペコ(これでみっつめだ)を見つけたとき、もういい加減やめようと思った。甘いものを食べすぎたせいか、ぽっつりとニキビができてしまっていたし、なによりお目当てのものが出てきたところで、どうすればいいのか分からない。これで終わりにしよう、と適当に破った小袋に、幸運の女神は微笑んだ。
3978このキーホルダーは、チョコレートのおまけでついてくるものだ。箱を開くまでは、何が入っているのか分からない。ダンデはここしばらく、ずいぶんとチョコレートを食べた。メタモンだったり、ミミッキュだったり、かわいらしいポケモンがずらりと棚の上に並んでゆく。
今度こそ、と開いた中にモルペコ(これでみっつめだ)を見つけたとき、もういい加減やめようと思った。甘いものを食べすぎたせいか、ぽっつりとニキビができてしまっていたし、なによりお目当てのものが出てきたところで、どうすればいいのか分からない。これで終わりにしよう、と適当に破った小袋に、幸運の女神は微笑んだ。
pimankoubo
DONEワンドロのお題お借りしました。別れてくっつくキダです。
金碧珠の地のはてでワンドロお題 水
金碧珠の地のはてで
波紋を立てる水面を見つめる。
ダンデの瞳からしょっぱい水が転がり落ちる度に波紋が立ちその度に、水面に映るダンデの姿がゆらゆらと揺れる。
本当ならば今日はキバナと二人でキャンプを楽しんでいるはずだったのに、今のダンデはひとりぼっちでキバ湖を見つめていた。
また一つころりと落ちた水が波紋を立てる。
すんと鼻をならし先週の出来事を思い出す。
きっかけは些細なことだった。
お互いに仕事が忙しかったり、生活のリズムが乱れ小さなイライラがたまっていた。
普段なら気にならないことが気にさわり、顔を合わせれば言い合いが続いた。
そしてついに先週の土曜日、久しぶりに重なったオフの日その日は朝から言い合いが始まった。
8912金碧珠の地のはてで
波紋を立てる水面を見つめる。
ダンデの瞳からしょっぱい水が転がり落ちる度に波紋が立ちその度に、水面に映るダンデの姿がゆらゆらと揺れる。
本当ならば今日はキバナと二人でキャンプを楽しんでいるはずだったのに、今のダンデはひとりぼっちでキバ湖を見つめていた。
また一つころりと落ちた水が波紋を立てる。
すんと鼻をならし先週の出来事を思い出す。
きっかけは些細なことだった。
お互いに仕事が忙しかったり、生活のリズムが乱れ小さなイライラがたまっていた。
普段なら気にならないことが気にさわり、顔を合わせれば言い合いが続いた。
そしてついに先週の土曜日、久しぶりに重なったオフの日その日は朝から言い合いが始まった。
肴飯のポイ箱
DONEワンドロお題「水」
⌛️遅刻+40分くらい!
※isオーバー後
※ナチュラル結婚後
想像よりも「良い」ってなる話。
水も滴るなんとやらナックルシティにある閑静な住宅街。綺麗に整えられた庭木に囲まれた中庭では、大きめの滑り台までついたビニールプールが二つ。一つには並々と水が張られ、もう片方には赤褐色の砂が同じように盛られていた。
「大きいプール、買って良かったな。即席の砂場も、簡易的だが結構楽しんでくれていて安心した」
「ほんと、買って良かったわ」
今年のガラルの夏は、例年以上の気温を日々叩き出しており、日差しがキツい日は暑さを好むコータスですら少しへばっている様子があった。ジュラルドンに至っては、熱によって体の表面温度が上がりすぎてしまい、下手に触れると火傷の危険があるレベルだった。そのせいか、生まれたばかりのまだ幼いポケモン達は、日中あまりボールから出たがらなくなる子が増えてしまった。
1111「大きいプール、買って良かったな。即席の砂場も、簡易的だが結構楽しんでくれていて安心した」
「ほんと、買って良かったわ」
今年のガラルの夏は、例年以上の気温を日々叩き出しており、日差しがキツい日は暑さを好むコータスですら少しへばっている様子があった。ジュラルドンに至っては、熱によって体の表面温度が上がりすぎてしまい、下手に触れると火傷の危険があるレベルだった。そのせいか、生まれたばかりのまだ幼いポケモン達は、日中あまりボールから出たがらなくなる子が増えてしまった。
pimankoubo
DONEワンドロお題「太陽」キバダンワンドロのお題お借りしました。
こちらは前日譚のような感じです。
R18です。フライングプラス一時間です。
キバナさんにとってダンデさんが太陽なように、ダンデさんにとってのキバナさんも太陽でお互い強烈な光を放ち引かれあって欲しい。 5191
肴飯のポイ箱
DONEワンドロお題「アルコール」
湖畔に石を投げ込むか悩む1人と、確信が欲しくて湖畔で待ち構えている1人の話
拙者!これからキダになるっていうのが好き侍と申す!!!
今、君を想う「マスター、いつもの。」
「かしこまりました。」
バーカウンターの端へ座り、いつの頃からか名前を言わなくとも伝わるようになってしまった注文をしてから、ホッと一息吐く。
閉店間際とはいかないまでも、大分夜も遅い時間帯。元々カウンターと、数箇所の丸テーブルが置かれている駅からも離れたこじんまりとした店だ。店内にはダンデ以外人影もない。それを分かっているので、変装として被っていた帽子を取り、後ろで一纏めにしていた髪を解く。そのタイミングを待っていたかのように、シェイカーの音が止む。
「ブルーラグーン、お待たせ致しました。」
「ありがとう。」
トンっと、鏡のように丹念に磨き込まれたカウンターテーブルに置かれた空とも海とも言えないような色のカクテルを前に、ダンデは片肘をついて思考を巡らす。
2022「かしこまりました。」
バーカウンターの端へ座り、いつの頃からか名前を言わなくとも伝わるようになってしまった注文をしてから、ホッと一息吐く。
閉店間際とはいかないまでも、大分夜も遅い時間帯。元々カウンターと、数箇所の丸テーブルが置かれている駅からも離れたこじんまりとした店だ。店内にはダンデ以外人影もない。それを分かっているので、変装として被っていた帽子を取り、後ろで一纏めにしていた髪を解く。そのタイミングを待っていたかのように、シェイカーの音が止む。
「ブルーラグーン、お待たせ致しました。」
「ありがとう。」
トンっと、鏡のように丹念に磨き込まれたカウンターテーブルに置かれた空とも海とも言えないような色のカクテルを前に、ダンデは片肘をついて思考を巡らす。
肴飯のポイ箱
DOODLEワンドロお題「ハネムーン」
⌛️もう半日以上書いてた…ハネムーンに対して熱い思いが止められなかった。
2人はなんだかんだで似てるねって話です。
ちょろっと🔥💧🌱の3人出ます。
その流れ星さえも欲しい ハネムーン。その言葉を聞いて、ガラルに住んでいる人ならば大抵はアローラ、パルデア…少し遠いけれどジョウト辺りなどを候補に挙げてくる事が多い。キバナも例に漏れず、ダンデとの待ちに待ったハネムーン休暇をどこで過ごそうかと、こっそり雑誌やネットで情報を見ながら考えていたのだが。
『キミとワイルドエリアを一緒に冒険してみたい。』
なんて、ハネムーンの場所の打診をした時に、愛しいパートナーからキラキラとした顔で言われてしまえば、キバナはそれまで読んでいた雑誌なんて即座にリサイクルポスト用のボックスに放り込んだし、スマホのブックマークも消去し、首を縦に振っていた。休暇申請をジムに提出した際、リョウタは眼鏡がズレるくらい驚いていたし、ダンデの秘書からは「本当にこの申請場所で合ってます?」という確認の電話が来たが、「合ってるんだなこれが。」としか返せなかった。
5483『キミとワイルドエリアを一緒に冒険してみたい。』
なんて、ハネムーンの場所の打診をした時に、愛しいパートナーからキラキラとした顔で言われてしまえば、キバナはそれまで読んでいた雑誌なんて即座にリサイクルポスト用のボックスに放り込んだし、スマホのブックマークも消去し、首を縦に振っていた。休暇申請をジムに提出した際、リョウタは眼鏡がズレるくらい驚いていたし、ダンデの秘書からは「本当にこの申請場所で合ってます?」という確認の電話が来たが、「合ってるんだなこれが。」としか返せなかった。
mochi_kog
MENU6/25ジューンブライドフェスにて委託で頒布するエロ本のサンプルです。ハ01bにおりますので良ければお越しください!
A5/22P/¥300/R-18
パスワードは例の数字 13
肴飯のポイ箱
DONEワンドロ「雨音」⏳1時間半位
ちょっとした事が雨のように降り積もると、幸せになるねって言う話です。
幸せの足音 パラパラと窓ガラスに雨粒が当たる音がし始め、冷えた空気が急速に湿っぽい香りを届けにくる。
「やっぱり降ってきたか。」
「ロロ!ロトムの言う通り、洗濯物しまってて良かったロ〜!」
「そうだな。ロトム、いつも助かってるぜ。」
ふわふわと浮かびながら飛び回るスマホロトムを指先で撫でてやると、それだけで小さな電気の光を飛び散らせながら喜ぶ。その可愛らしい姿に、ダンデは笑いながら雨が降る前に引っ張り込んできた、洗濯物がたっぷり入った籠を抱えて同じように笑う。雨音に気付いたヌメルゴンが、最近生まれたばかりのまだ小さなヌメラを腕に抱えてウッドデッキに繋がるガラス戸の前へとやってくる。大好きな水の気配と、窓やウッドデッキの床を叩く雨音が楽しいのか、まだ幼いヌメラはヌメルゴンの腕の中で興奮気味に「んめっ!めっ!めら〜」と体を揺らし、雨音に合わせて鳴いていた。それとは逆に、あまり雨が好きではないコータスやジュラルドンは自分からリビングにあるボールホルダーの所へ行き、ボールの中に入っていく。リザードンに至ってはロトムから雨が降ることを聞いて早々にボールに入っている。
2028「やっぱり降ってきたか。」
「ロロ!ロトムの言う通り、洗濯物しまってて良かったロ〜!」
「そうだな。ロトム、いつも助かってるぜ。」
ふわふわと浮かびながら飛び回るスマホロトムを指先で撫でてやると、それだけで小さな電気の光を飛び散らせながら喜ぶ。その可愛らしい姿に、ダンデは笑いながら雨が降る前に引っ張り込んできた、洗濯物がたっぷり入った籠を抱えて同じように笑う。雨音に気付いたヌメルゴンが、最近生まれたばかりのまだ小さなヌメラを腕に抱えてウッドデッキに繋がるガラス戸の前へとやってくる。大好きな水の気配と、窓やウッドデッキの床を叩く雨音が楽しいのか、まだ幼いヌメラはヌメルゴンの腕の中で興奮気味に「んめっ!めっ!めら〜」と体を揺らし、雨音に合わせて鳴いていた。それとは逆に、あまり雨が好きではないコータスやジュラルドンは自分からリビングにあるボールホルダーの所へ行き、ボールの中に入っていく。リザードンに至ってはロトムから雨が降ることを聞いて早々にボールに入っている。
Coyoteちゃん
INFO5月28日のインテで出す予定のコピ本です表紙はカラーになってますが実物はもう少し色が違う可能性あります。
20ページくらい?になる予定です。
R18 のためパスかけてます。
パスはキダの数字 6
肴飯のポイ箱
DONEワンドロお題「風の強い日」
⏳🐈に妨害されつつ約2時間
風の音って子どもの頃ちょっと怖かったなっていう思い出と、全てを塗り替えてくれる人の話。
※恋人設定
風の強い日 子どもの頃、ダンデは夜中に風に揺れて鳴る窓の音が怖くて仕方なかった。
耳を塞いでも枕の下に頭を捩じ込んでも耳に突き抜けてくる、まるで呻き声のような不気味な音は、風のせいだと聞いていても怖くて怖くて。そういう日はそろりと足音を立てないように両親の寝室まで行って2人のベッドに忍び込んだ。自分とは違う体温と、そっと撫でてくれる大きな掌に安心して夢の中に沈むことができたのだった。
鈍色の空の中を、揺れる木々からちぎり飛ばされた枝葉が低い唸り声をあげながら飛び回っている。与えられた伽藍堂の部屋の窓から見上げるそれは、ハロンの時よりも何故か恐ろしく感じて、毎回ポケモン達を全員ボールから出して一緒に雑魚寝をしてもらっていた。キャンプ用の寝袋を床に敷いて、臆病な性格なのにダンデのことを守るように横に寝そべった一番の相棒にしがみつき、その温かいザラザラとした肌を感じながら、何故か胸の中に吹き続ける隙間風には気付かないふりをして夜を明かしたものだった。
1949耳を塞いでも枕の下に頭を捩じ込んでも耳に突き抜けてくる、まるで呻き声のような不気味な音は、風のせいだと聞いていても怖くて怖くて。そういう日はそろりと足音を立てないように両親の寝室まで行って2人のベッドに忍び込んだ。自分とは違う体温と、そっと撫でてくれる大きな掌に安心して夢の中に沈むことができたのだった。
鈍色の空の中を、揺れる木々からちぎり飛ばされた枝葉が低い唸り声をあげながら飛び回っている。与えられた伽藍堂の部屋の窓から見上げるそれは、ハロンの時よりも何故か恐ろしく感じて、毎回ポケモン達を全員ボールから出して一緒に雑魚寝をしてもらっていた。キャンプ用の寝袋を床に敷いて、臆病な性格なのにダンデのことを守るように横に寝そべった一番の相棒にしがみつき、その温かいザラザラとした肌を感じながら、何故か胸の中に吹き続ける隙間風には気付かないふりをして夜を明かしたものだった。
肴飯のポイ箱
DONEワンドロお題「無自覚」
⏳大遅刻!
ずっと線引きをして気を抜かなかった恋人の、その無自覚な甘えを感じて悶えているkbnさんと、無自覚で緩んでいるdndさんのお話。
そう無自覚に愛している「キバナ。」
名を呼ぶ声と一緒に控えめに服の袖を引いてくる時は大抵何かお願い事がある時。次の休みの日、一緒にバトルカフェに行きたかったらしい。
「キバナ。」
首を左に傾ける時は何かを考えている時。右に傾ける時は後ろめたいことがある時。そうして冷蔵庫の奥に隠していた、忽然と姿を消したプリンの行方が分かった。
「キバナ。」
手首をストレッチしながらの時は大体バトルがしたい時。偶にトレーニングの時もある。3対3の勝ち抜き戦。今日もあと一歩だった!悔しい。
「キバナ。」
目元に一瞬だけ力が入る時は体調が悪い時。案の定熱もあったし喉も腫れていた。しっかり布団に叩き込んで熱の籠る額に手を置いてやると気持ちよさそうに目元を緩めて寝息を立て始めていた。
1238名を呼ぶ声と一緒に控えめに服の袖を引いてくる時は大抵何かお願い事がある時。次の休みの日、一緒にバトルカフェに行きたかったらしい。
「キバナ。」
首を左に傾ける時は何かを考えている時。右に傾ける時は後ろめたいことがある時。そうして冷蔵庫の奥に隠していた、忽然と姿を消したプリンの行方が分かった。
「キバナ。」
手首をストレッチしながらの時は大体バトルがしたい時。偶にトレーニングの時もある。3対3の勝ち抜き戦。今日もあと一歩だった!悔しい。
「キバナ。」
目元に一瞬だけ力が入る時は体調が悪い時。案の定熱もあったし喉も腫れていた。しっかり布団に叩き込んで熱の籠る額に手を置いてやると気持ちよさそうに目元を緩めて寝息を立て始めていた。
肴飯のポイ箱
DONEワンドロお題「手が触れ合う」
⏳1時間半位
寂しさを紛らわせるためにしてみたことが、逆効果だった話。
次は香りも恋しがってもらおう ココガラの鳴き声が聞こえてくる穏やかな朝。きっと外は晴れているのであろう。朝日が遮光カーテンの隙間から突き抜けているのを見て、「今日の出勤はリザードンに乗って行こう」なんて考えながら、ダンデはいつも通りの時刻にきっかりと目を覚まし、身支度を整えながらハイチェストの中を見る。が、お目当てのものが見つからず首を傾げた。
「あれ、今日着ける予定のネクタイピンが無い。キバナ、君知らな…。」
そう言いながらベッドの方へ振り返って、しまったという顔をした。
「ロロ…キバナは出張ロトよ?ダンデ、頭のアップデートまだしてなかったロト?」
ふよふよとまだ眠そうに充電器から浮き上がったロトムが不思議そうにダンデへと尋ねる。
2166「あれ、今日着ける予定のネクタイピンが無い。キバナ、君知らな…。」
そう言いながらベッドの方へ振り返って、しまったという顔をした。
「ロロ…キバナは出張ロトよ?ダンデ、頭のアップデートまだしてなかったロト?」
ふよふよとまだ眠そうに充電器から浮き上がったロトムが不思議そうにダンデへと尋ねる。
肴飯のポイ箱
DONEワンドロ開催ありがとうございます!⏳ちまちまと中断しながら1時間位
お題「春一番」
以前書いた「春」のお話と繋がっていますが、これ単体でも読めます🌸
春風に乗って迷い込んできたものと、ちょっとしたラッキー(良かったなキバナ!]な話。
春一番で旅をする 日差しが暖かさを増し、リザードンがウキウキで日向ぼっこに勤しむ時間が増えてきた春。今日も日課のトレーニングが終わると、彼はいそいそとお気に入りのラグをあっちこっちに引き摺っていた。漸くお気に入りポイントを見つけた後は、のんびりと欠伸をしながら横になり、すぐに穏やかな寝息が聞こえてきた。
そんな相棒の一連の動作を満面の笑みで見守りつつ、ダンデは庭に置かれた木製のベンチに座り、ゆったりと手の中にあるマグを口元に近づけた。様々なハーブの香りが広がってくる。ホッと一息ついてからもう一度庭に目を向ける。自分の相棒を始めとしたポケモン達が楽しげに過ごす姿を見て、もう一度ダンデは笑顔になる。カップの中身も減ってきた。そろそろ荷物の荷解きを再開しなければ。
3611そんな相棒の一連の動作を満面の笑みで見守りつつ、ダンデは庭に置かれた木製のベンチに座り、ゆったりと手の中にあるマグを口元に近づけた。様々なハーブの香りが広がってくる。ホッと一息ついてからもう一度庭に目を向ける。自分の相棒を始めとしたポケモン達が楽しげに過ごす姿を見て、もう一度ダンデは笑顔になる。カップの中身も減ってきた。そろそろ荷物の荷解きを再開しなければ。
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DOODLEキバダンスプリングフェスの無配漫画です。(今は線画だけですが色ぬれたら差し替えます)キバダン 指輪に関する漫画
3/22 なんとなくモノクロで色置いたので差し替えました! 5
つくものスケベ絵
SPOILERキバダンランジェリーアンソロジー「TOP SECRET」
ブックケース+カバー絵柄公開!
カバーを捲るとダンデくんがさらに…!?💘
気になるイラストは、ぜひとも6月イベントにて確かめてください!
♡表紙イラスト…ゆーき
♡背景着色…天海とっこ
♡デザイン…nzworks様 3
肴飯のポイ箱
DONEワンドロお題「春」※イズオーバー後
※dndの父親について捏造しています。
薄桃色の手紙 ホワイトヒルを濃く覆う雪雲が消え、日差しも暖かくなり始めた頃のこと。
「手伝って貰ってすまないな。」
「別に良いって。ダンデの読んでる本にも興味あったし。」
「別に、変わったものは読んでいないぞ?」
「そういうことじゃねぇのよ。」
壁の一面の天井まで続く大きな本棚にはポケモンに関する小難しい本から、トレーニングに関する最新雑誌まで。途中から入り切らなくなったものは本棚の周りへと積み上げられて所々雪崩が起きている。一言で言えば雑多な部屋の中でそんな掛け合いをしながらキバナとダンでは本の整理に勤しんでいた。
「専門書は残して…雑誌類は処分で良いんだろ?」
「ああ。気になる記事は大体全部スクラップブックにしているからな。」
2009「手伝って貰ってすまないな。」
「別に良いって。ダンデの読んでる本にも興味あったし。」
「別に、変わったものは読んでいないぞ?」
「そういうことじゃねぇのよ。」
壁の一面の天井まで続く大きな本棚にはポケモンに関する小難しい本から、トレーニングに関する最新雑誌まで。途中から入り切らなくなったものは本棚の周りへと積み上げられて所々雪崩が起きている。一言で言えば雑多な部屋の中でそんな掛け合いをしながらキバナとダンでは本の整理に勤しんでいた。
「専門書は残して…雑誌類は処分で良いんだろ?」
「ああ。気になる記事は大体全部スクラップブックにしているからな。」
ハムち〜ず
DOODLE転生したらガラノレリーグのスポンサー企業会長モブおじになった件がアニメ化しましたね脳内でね。〜〜kbdnを見守るもぶおじの話が始まります〜〜※メモ書き※
主人公はゲーム好きの中年。転生したら大好きなゲームのモブになったけどまた中年でガッカリ。でも金と権力があったのでラッキーぐらいの軽さ。 987
肴飯のポイ箱
DONEワンドロ「間接キス」⏳45分
※捏造ガラル民(秘書さん)が出ます。
※幸せが形になり、浮かれるdndさんと実はもっと浮かれているkbnさんの話。
結局三日ですっぱ抜かれた〜♪〜♬〜
バトルタワーの執務室から、楽しげな鼻歌が聞こえてくる。
「今日は随分とご機嫌なんですね。」
「…そんなに分かりやすいだろうか。」
「ええ、恐らく本日会った全員からはそう思われるくらいには。」
「えっ。」
そこまで分かりやすかったか!なんて顔を赤くしたり青くしたりと忙しいオーナーに秘書は苦笑しながら、最初に比べて随分と表情豊かになったものだと心の中で密かに安心する。
「まあ、営業に来た方々への対応はきちんとしていましたし、不機嫌を表に出すよりは良いのでは?それと、仕事が楽しいのは分かりますが休憩するのも仕事の一つですよ。」
「…あぁ、分かっているさ。午後は昇級戦もあるしな。しっかりランチを食べて午後に備えるよ。君もそろそろ休憩に入ると良い。」
1510バトルタワーの執務室から、楽しげな鼻歌が聞こえてくる。
「今日は随分とご機嫌なんですね。」
「…そんなに分かりやすいだろうか。」
「ええ、恐らく本日会った全員からはそう思われるくらいには。」
「えっ。」
そこまで分かりやすかったか!なんて顔を赤くしたり青くしたりと忙しいオーナーに秘書は苦笑しながら、最初に比べて随分と表情豊かになったものだと心の中で密かに安心する。
「まあ、営業に来た方々への対応はきちんとしていましたし、不機嫌を表に出すよりは良いのでは?それと、仕事が楽しいのは分かりますが休憩するのも仕事の一つですよ。」
「…あぁ、分かっているさ。午後は昇級戦もあるしな。しっかりランチを食べて午後に備えるよ。君もそろそろ休憩に入ると良い。」
肴飯のポイ箱
DONEkbdnワンドロお題「嫉妬」
⏳40分
あらぶネタ。気付いたら書き上げていた。💃踊り子dndさんと恋人kbnさんの話です。💃🪘♬💐
その花言葉は酒精と煙と喧騒。様々な色や柄を重ねた布でできた大型テントの中は薄暗いが、ここに来ている酒呑み達にはそこまでの光量は必要ない。ランプと松明の炎によって人々は赤ら顔をより朱に染めながら酒を飲み、酒菜を喰らう。異国情緒溢れるテントの中、独特なリズムの太鼓と、打楽器。笛の音がより人々の杯を進ませる。
砂漠のオアシス横にあるこの街は、行商人や楽団などのキャラバンが多く立ち寄る。それは娯楽が少ない街の人達にとっては心のオアシスと言っても過言では無い。今回この街へやってきたキャラバンは昼間は大道芸を。夜はこうして酒の席に合うような音楽を奏でながら時折芸を披露して盛り上げていく。時刻はそろそろ針が天辺へ。時間的に最後の演目が行われる。
2259砂漠のオアシス横にあるこの街は、行商人や楽団などのキャラバンが多く立ち寄る。それは娯楽が少ない街の人達にとっては心のオアシスと言っても過言では無い。今回この街へやってきたキャラバンは昼間は大道芸を。夜はこうして酒の席に合うような音楽を奏でながら時折芸を披露して盛り上げていく。時刻はそろそろ針が天辺へ。時間的に最後の演目が行われる。