wasui_awira119
DONE2021.8.15.Sun北師弟オンリー 氷下の霹靂
小説展示 5/6
【征服】 計14枚
※CP有り:オズフィガ
※めちゃめちゃぬるいですが念の為🔞
※https://twitter.com/wasui_awira119/status/1425497652666372097?s=19
↑こちらのツイートにリプライでリスイン
#まほやく翠の小噺 14
ミナツ
INFO新刊のサンプルとらのあな
https://ecs.toranoana.jp/joshi/ec/item/040030922774/
BOOTH(当日公開予定)
https://minatsu.booth.pm/ 6
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MOURNINGブラフィガ パラロイ軸恋人セラピー「……ただいま」
「おー、おかえり」
ようやく家に帰ってこれた。過度のストレスに疲弊しきった体を引きずって、這うように玄関のドアをくぐる。リビングから出迎えにきた男は、ちょうどシャワーを浴び終わったのだろう、首にバスタオルだけを引っかけて、引き締まった肉体を惜しみなく晒している。
「……………はぁ」
「あ?どうしたんだよ、んな辛気くせえ顔して」
問いかけに答える気力もなくて、そのままソファに腰かけて脱力する。
今日は生放送のワイドショー番組に出演した。
テーマはアシストロイド依存について。
定期的にオンライン出演しているニュース番組の数分のコーナーとは違い、一箇所に集った有識者たちが2時間にわたって議論するという、なかなかヘビーな内容だった。
1786「おー、おかえり」
ようやく家に帰ってこれた。過度のストレスに疲弊しきった体を引きずって、這うように玄関のドアをくぐる。リビングから出迎えにきた男は、ちょうどシャワーを浴び終わったのだろう、首にバスタオルだけを引っかけて、引き締まった肉体を惜しみなく晒している。
「……………はぁ」
「あ?どうしたんだよ、んな辛気くせえ顔して」
問いかけに答える気力もなくて、そのままソファに腰かけて脱力する。
今日は生放送のワイドショー番組に出演した。
テーマはアシストロイド依存について。
定期的にオンライン出演しているニュース番組の数分のコーナーとは違い、一箇所に集った有識者たちが2時間にわたって議論するという、なかなかヘビーな内容だった。
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MOURNINGフィガファウpixivに加筆修正したものをアップしています
→ https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16000475
プラシーボ「……いっ!……ガロっ!」
遠くでファウストの声が聞こえる。初めはぼんやりとしていたその呼びかけは、体の揺れに呼応するように徐々にはっきりと頭に響き始めた。
「フィガロ!いつまで寝ているつもりだ!」
「んん………、ファウスト」
「もうお昼前だぞ」
「へ……?」
「だらしない声を出すな」
窓から差し込む光の眩しさを鬱陶しく感じながら、ゆっくりと瞼をあげると目の前には呆れ顔の恋人がいた。ぱちっと視線が合うとむっとした表情で逸らされる。剥き出しの背中の肩越しに仄かに朱色に染まった可愛らしい耳が見えた。本気で怒っているわけではなく、単なる照れ隠しのようだ。昨夜の情事の名残を思わせるその仕草が愛しくて、もう少し眺めていたかったのに、ファウストはそそくさと服を羽織って寝床から離れてしまった。
5412遠くでファウストの声が聞こえる。初めはぼんやりとしていたその呼びかけは、体の揺れに呼応するように徐々にはっきりと頭に響き始めた。
「フィガロ!いつまで寝ているつもりだ!」
「んん………、ファウスト」
「もうお昼前だぞ」
「へ……?」
「だらしない声を出すな」
窓から差し込む光の眩しさを鬱陶しく感じながら、ゆっくりと瞼をあげると目の前には呆れ顔の恋人がいた。ぱちっと視線が合うとむっとした表情で逸らされる。剥き出しの背中の肩越しに仄かに朱色に染まった可愛らしい耳が見えた。本気で怒っているわけではなく、単なる照れ隠しのようだ。昨夜の情事の名残を思わせるその仕草が愛しくて、もう少し眺めていたかったのに、ファウストはそそくさと服を羽織って寝床から離れてしまった。
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MOURNINGフィガファウなんでも許していただける方向け
願い明日、〈大いなる厄災〉が襲来する。
全身の血が沸騰するような感覚に襲われ、僕は早々に眠るのを諦めていた。きっと彼ならばこんな夜でも悠然とした態度を崩すことはないだろう。気づくと部屋の前まで足を運んでいる自分がいた。彼の顔を見て、安心したかったのかもしれない。ノックをするよりも先に扉が開く。予想外とでも言うかのようにフィガロは少しだけ目を見開いていたが、すぐにいつもの穏やかな表情で見つめられる。視線を落として、なんと言おうか迷っていると、「少し、歩かない?」と先を越された。
行く当てもなく無言で歩みを進める。誰かといるのに沈黙が続いてしまうのは気まずいはずなのに、不思議と先ほどよりも心が落ち着いていた。
3555全身の血が沸騰するような感覚に襲われ、僕は早々に眠るのを諦めていた。きっと彼ならばこんな夜でも悠然とした態度を崩すことはないだろう。気づくと部屋の前まで足を運んでいる自分がいた。彼の顔を見て、安心したかったのかもしれない。ノックをするよりも先に扉が開く。予想外とでも言うかのようにフィガロは少しだけ目を見開いていたが、すぐにいつもの穏やかな表情で見つめられる。視線を落として、なんと言おうか迷っていると、「少し、歩かない?」と先を越された。
行く当てもなく無言で歩みを進める。誰かといるのに沈黙が続いてしまうのは気まずいはずなのに、不思議と先ほどよりも心が落ち着いていた。
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MOURNINGフィガファウpixivに加筆修正したものを、アップしています。
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瞳をめぐる嫉妬の話「まぁ、ファウストさん!今日はサングラスを外しているんですね。」
「あぁ…」
ルチルは正面の席に着くと、物珍しそうにニコニコと話しかけてきた。ミチルにお小言を言われながら眠い目を擦るフィガロもあとからやってきて斜め向かいの席に着席する。
南の若い魔法使いは朝から元気だな…
僕はシノたちに連行されてしぶしぶ食堂で朝食を取っていた。サングラスを外させたのもシノだ。朝から騒がしく部屋に突入してきたかと思えば、いきなり、陰気くさい服装を改めろだ、鬱陶しい前髪を切れだ何だのと要求してきた。彼の言い分としては、他国の魔法使いと比べて東の国の魔法使いがパッとしないのは先生役の僕が暗いからだと言う。断固拒否する僕と粘るシノの攻防が少しの間続いた。
3248「あぁ…」
ルチルは正面の席に着くと、物珍しそうにニコニコと話しかけてきた。ミチルにお小言を言われながら眠い目を擦るフィガロもあとからやってきて斜め向かいの席に着席する。
南の若い魔法使いは朝から元気だな…
僕はシノたちに連行されてしぶしぶ食堂で朝食を取っていた。サングラスを外させたのもシノだ。朝から騒がしく部屋に突入してきたかと思えば、いきなり、陰気くさい服装を改めろだ、鬱陶しい前髪を切れだ何だのと要求してきた。彼の言い分としては、他国の魔法使いと比べて東の国の魔法使いがパッとしないのは先生役の僕が暗いからだと言う。断固拒否する僕と粘るシノの攻防が少しの間続いた。
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MOURNINGアレファウ(アレク視点)ファウストは喋りません。代わりにモブ魔法使いがガンガン喋りますのでご注意ください。
性描写はないですが、モブレ事後描写あります。
捏造しまくりのため何でも許してくださる方向けです。 4063