新亀ラフドン練習のために自分の傷縫合するドナテロさん
に気付いたラファエロくん
両膝を開いて間に滑りこまれ、掴んだ膝は骨がみしみしと音が立つくらい強かった。
床に転がった体勢で、見ようによってはこれから夜の帳が下りる気配に胸が高鳴るのかもしれない。
「ドニー、目ェ逸らすな」
しかしラファエロの眼か真っすぐに見下ろして、その視線が捉えるのは1カ所のみだ。
思考もそぞろなドナテロをたしなめる声は驚くほど低く、そこに欲は見いだせない。
捉えた左膝から手が滑り肉厚なドナテロの腿を撫ぜる。
幾重にも重なった白い布を軽く引っ掻く仕草は、ちょうど傷口に触れてぴりりとした痛みに小さく声を漏らした。
「もう一度聞く、これどうした?」
「だから作業中に手が滑ったんだって」
剣呑な目から逸らしてそう口にするが、続いた沈黙は信じていないことが丸わかりだ。、
信じる気が最初からないならこのやりとりだって不毛なだけだろう。
それにちょっとイラッとしたけど、今の状況ではドナテロが圧倒的に不利だ。
作業中の不注意で怪我することは多くはないが、全くないわけじゃない。
その度に心配されてレオナルドに小言言われて、そんなことは一度や二度の話ではなかった。
日常にうまく溶け込んだ状態で、だからその傷が自分がつけたものであるかどうかなんて、包帯の下では判別しようがない。
そう、ばれるはずがないのだ、自分で縫合の練習としてつけた傷なんだってことが。
いつもみたいになんてことないように返せば、それを否定できる証拠なんて何一つない。
なのに、ラファエロの確信めいた表情は酷く動揺させて、目線を逸らすことしかできなくなる。
「………万全の準備で施術してる。危険なんてないし、誰にも迷惑かけてないからいいだろ」
そんな目線に怯みながらも出てきた言葉は随分と幼稚な言い訳だった。
「へェ、いつも乱暴なのはやめろって言う割に、痛いの癖になったか?」
せせら笑いに次いで出てきた言葉はやはりドナテロの言葉なんてなかったかのよう。
性的な要素を含んだ言葉に頬がかっとなってラファエロを視線を戻すが、いつものような怒りに満ち溢れた顔とは違い酷く冷静だった。
皮肉めいた笑みを浮かべるわけでもなく、眉を吊り上げるでもない。
案外ラファエロは本気で怒る時、レオナルドによく似ている。
ただ静かに称える怒りの感情だけが滲み出ていた。
両手使えんくなるからって腕以外で一番血液通ってる太腿選択するとこ一見論理的に見えてキマッてんなって思うわけ
そんでそれするなら丈夫な俺にしろっていうラファエロくんな展開もなんぼでもみたい
これ後でちゃんと書きたいとこ