Rotレオラフレオ腰にめり込んだ足の甲はいつもより威力が足りなかったようで、相手の男は膝をつく程度に留まった。
それに苛ついて舌を打つ。
留めを差すように思いきりヒール部分で踏んづけ、そのまま靴を投げ捨てた。
「やっぱいらねーよな靴なんて」
「レオ後ろ!」
飛んできた鋭い言葉に身を翻し伸びてきていた腕を取る。
手首を握り込んだ際に滑り抜けたナイフを左手で捕らえ、そのまま返すと近くのテーブルクロスと複数の敵を巻き込み一掃。
破けたドレスの裾にできるだけ汚すなと言ってきた彼女の怖い顔を思い出して、今のこの状況よりもこの後のことを想像する方が怖かった。
こんな服のせいで大太刀は持ち込めないし動きにくいしで散々だ、さっさと終わらせた方がずっとマシ。
高いテーブルを足掛けに跳躍したレオナルドはそのまま近くにいたラファエロの頭を2回目のステップに乗せ高く飛ぶ。
鮮やかな海が空を描き、相手が複数重なる一点目掛けて踵を振り下ろした。
未だ置かれたままの料理や酒瓶が散乱する中、軽快な足取りでラファエロの元に戻ってきたレオナルドは、視線を合わさない兄に気付く。
頬を染めどぎまぎしてるものだから首を捻り、そして思いついてにんまり顔。
「何、見えた?白のぱんつ」
「なんでわざわざそんなの履いてきたんだ馬鹿!」
「雰囲気ってやつだよ、折角カワイイ恰好してんだから細部までこだわらないと味気ねぇだろ」
足首まで届きそうなスカートをひらひらと振ると慌てる様はわかりやすすぎる態度だ。
レオナルド自身を、ということとはまた違うのだろうがラファエロの注目を集められたことは非常に気分が良いこと。
遠くで銃を構える姿を確認し、近くにあった真鍮の花瓶を掴む。
「そんな気にいったんなら今度このまま上乗ってやろうか?」
今度こそ真っ赤になったラファエロのそれ以上の言葉は銃声によって続かない。
ただ視界の横を通った青色のスカートだけがこの場で異端。
気分は映画に出てくる女スパイだ。
シャンデリアの先が引っ掛かり、大きくはためいた蒼のシルクは深く裂かれた。
普段履いてるスパッツ部分が黒から白になっただけで一気にセンシティブになる気がするんすよねRotって…
女装攻め大好きなのでそんな感じで書きましたが左右どっちでもいいですがちゃんとえっちはして欲しい