HELLCRIME(へるくら) まとめ・「アクマ」
実験によって悪魔の力を与えられた7人の被験者。全員何かしらの罪を犯しており、人それぞれの動機があって実験に参加している。
アクマは、とある組織の実験によってその体に悪魔の力が宿っており、それによって化け物…もとい「モルス」の幻覚が見えている。
「テンシ」と同じく固有能力の使用、武器の生成、空中浮遊ができ、モルスを殺す活動が可能になっている。テンシとは違い、未成年者でないアクマもいる。
モルスはキリがないためアクマにも殺すことを任されているが、アクマはとある組織の命令で最終的にテンシを殺す役割も担う。
アクマが所属している組織もあり、その組織は「HELOCK(ヘロック)」と言う。
(HELOCKは、HELLとLOCKを組み合わせた造語)
・実験について
悪魔を召喚し、召喚した悪魔の力を得るという実験。表向きでは、それによってモルス殺しの効率を上げるのが目的である。
EDƎN側は、「あんなに魅力的な報酬」があったのにあれだけしか集まらなかったのは何故だろうと頭を悩ませていたが、この実験はそもそも罪人しか参加できないため仕方ないと言えるだろう。
ちなみに、「魅力的な報酬」というのは、「アクマ」としての任務を遂行した後の「自分の罪の帳消し」である。確かに魅力的ではあるが、怪しく見えても仕方がないだろう。
・悪魔について
…実は悪魔というのは、実在した悪魔のデータを元にEDƎNが作成した人工物で、その人工悪魔の作成に「半分」成功したことで、悪魔の本来の力を引き出すことができるようになっている。
失敗したもう半分の理由は単純で、人間の体に人工悪魔の力が宿ると同時に人体に膨大な負荷がかかるほか、理屈は不明だがその人工悪魔を作成した人間の記憶が入り込んで混濁することがある。それにより、自分が誰だかわからなくなる被験者が出ることも有り得る。
悪魔の力を少しづつ使っていくことで、避けられないであろう末路が2パターン存在する。
一つは、いずれ作成者と自分の記憶があやふやになり、作成者とほぼ変わらなくなること。
もう一つは、一度に力を使いすぎると人工悪魔に精神と肉体を侵食されていき、完全な悪魔となること。
つまり、被験者の精神が完全に作成者、もしくは悪魔に乗っ取られる、ということ。恐らく乗っ取られれば元に戻ることはないし、乗っ取られる運命を回避することもできない。必ず作者か悪魔のどちらかに支配されてしまう。
ちなみに悪魔に乗っ取られると、その悪魔の「性質」の影響を受けることがある。七つの大罪の悪魔はわかりやすく、性質の影響が強く出やすい。
(性質→傲慢、強欲、嫉妬、憤怒、色欲、暴食、怠惰などのこと。)