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    ひいらぎ

    @hiragi115lkl

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    ひいらぎ

    DOODLE学パロライカブ
    閲覧ありがとうございます。
    ライオスくん高等部2年、カブルーくん中等部1年です。
    高等部2年にとって中等部1年ってなかなかそういう対象にはならないよなーと思いました。
    結ぶまでいくのはきっとはやくてもカブルーくんが高等部卒業してからでしょうね。
    育ち育み結ぶもの「おはようございます、ライオス先輩」
     春休み明け、登校第一日目。いつもの待ち合わせ場所に彼は立っていた。桜の花びらが舞い散る中嬉しそうに笑う彼は、少し驚くほどに人目を引いた。けれど、俺はそんなことよりもずっと違和感が強くて、いつもなら立ち止まることなく連れ立って歩き出していたはずの足を止めた。
    「なんだい、それ」
    「どれですか?」
    「その言葉遣いだよ」
    「ああ……」
     彼は得心したようにそう声を漏らすと、両腕を開いて見せた。
    「俺も今日から中等部なので、『ライオスくん』は卒業しようかと思いまして」
     得意げな笑顔を浮かべて、そんなことを告げる彼の手は大半が袖に隠れている。制服の採寸から帰ってきた彼が、『ライオスくんと同じくらい大きくなるから大きめを注文した』と語っていたのを思い出す。俺も四年前は大きめの制服に着られていたよなあ、ということも。それから、そんな俺を見て、『ライオスくん、かっこいい!』と目をキラキラさせていた彼のことも。
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    ひいらぎ

    DOODLE閲覧ありがとうございます
    現パロクリスマスライカブです
    以下のツイネタのその後のようなイメージです
    「ドラゴンセーター先輩にクリスマスにお家に誘われてドキドキして行ったら、ファリとマルが遊びに来てて、マルは「信じらんないっ」って怒ってるけど、家族みたいなパーティに迎え入れて貰えて「こういうのもいいな」って思うカブの現パロライカブも好きです」
    そういうとこだよ、この野郎ッ「戻りました。片付けありがとうございます」
    「おかえり」
     おかえり。パーティーの後片付けは役に立てないからとマルシルさんとファリンさんを駅まで送って帰ってきた俺に、台所で洗い物をしながら、先輩が振り返らずに返した言葉。たった一言で、妙にそわつく。
     先輩にクリスマスに家に来ないかと誘われて、お家デートだと張り切って来てみれば、そこには妹さんとその友人がいる、という事態に当初はショックを受けたものの、過ごしてみれば穏やかで優しい温かな時間に満たされた。父を知らず、7つで母を亡くし養母に育てられた俺は、一般的な家族というものがよくわからない。ドラマや小説の一般的な家族像というのは想像できたけれど、それはあくまで想像にすぎなくて……。けれど、今日、先輩たちのクリスマス会に呼ばれて、マルシルさんやファリンさんと過ごす中で、母と過ごした時間のあの安心感を、思い出せたような気がする。
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    ひいらぎ

    DONEライカブWebオンリー開催おめでとうございます!こちらは展示物になります。

    ご注意下さい
    ·花吐き病パロディライカブです。
    ·花吐き病についてかなり自由に設定改変しています
    ·ライオスとマルシルの間の恋愛感情は特にない設定ですが、カブルーがライオス→マルシルの矢印を読み取って一人で思い悩んだりしています。
    ハッピーエンドです。
    君に降り積む 使者から悪意は感じられなかった。
     毒見も問題はなかった。
     それなのに、王が、ライオスがそれを口にした瞬間、彼はひどく咳き込んだ。
     口を手で覆い、体を折り曲げて、体内の異物を吐き出そうとしている。
     毒か……!
     マルシルがライオスに駆け寄ったのを視界の端に捉えた。治癒魔法が使える彼女に任せるよりほかない。俺が行って何になる。彼に駆け寄りたいと湧き上がる欲求を理屈でねじ伏せる。
     今、俺がすべきことは。

    「失礼」

     演技なのか、想定外なのか、驚きの表情を浮かべて尻餅をついている使者の背後から、腕を拘束した。

    「話を聞かせて頂きます」

     過敏になった耳に、パサパサ、と乾いた音が届いた。同時に、ライオスの咳が止まった。ふう、と呼吸を整えるために息を吐く音。マルシルのライオスを気遣う声。
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    ひいらぎ

    DONEライカブWebオンリー開催おめでとうございます!

    「子カブが悪食王に助けられる話」の対になる話です
    夢魔に襲われ、トラウマの最中にいるライオスを宰相補佐になっているカブルーが助ける話です。
    ライオスの過去や、ライオスの村、ライオスとファリンの過去、夢魔などについてかなり自由に描写しておりますのでご注意ください。
    また左右差が少ない話ではありますが、ライカブのつもりでこちらの作品を書いております。
    子ライが宰相補佐を信じる話 やめて、やめろ!
     やめろぉ!

     腕の中の自分より小さな体を覆い隠す。背中に浴びせられるのは罵倒の数々だ。
    「出ていけ!」「魔女め!」「悪魔の手先っ」「消えろ!」「おぞましい!」
     ファリンが一体何をしたというのか。俺を助けるために霊術を使っただけじゃないか!俺を助けなければよかったというならまだわかる。けど彼らは、俺のことは次の村長だからと村に必要な存在のように扱うんだ。それならファリンの霊術だって村のために必要な力だったじゃないか。
     そんなことが何故か彼らにはわからない。不吉で汚らわしいとか、気持ち悪いとか、到底納得できない理由で、ファリンを追い出そうとする。

    「うあ……っ」

     ファリンを抱える腕に痛みが走った。振り返ると、振りかざされた彼らの手に石ころが握り込まれていた。
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