太陽の裏側窓を開けてから、今日が満月だということに気付いた。
温い風が木々を揺らすついでに、サニーの頬を優しく撫でる。

長時間向かい合っていたパソコンをシャットダウンし、身体をぐっと伸ばすと、時計の針が丁度日付を越えようとしているのが目に入る。

作業のお供に淹れた、冷めきったコーヒーの残りを飲み干し、マグカップを持ったまま、サニーは何をするわけでもなくぼんやりと外を見やった。

カチカチと秒針だけが響く部屋に、扉の開く音がひっそりと響いた。
音に対し、サニーは特に驚くこともなく振り返る。漠然と、彼が今日ここに来ることが勘付いていたからだ。


廊下の灯りと自室の暗がりに挟まれたままこちらを見つめる瞳に、サニーは柔らかく微笑んだ。

無題-架空背景/惡魔vox跟克蘇魯小少爺ikeVox Akuma不討厭探索有趣的事物，即使只是狂人口中的胡言亂語。
他在倫敦上流階級穿梭時，認識了某一群秘密結會的政商權貴。
引導他們聚集的原因是共同信仰。
當時在不署名貴族夫人與五位成員的保證下，引介了Vox加入他們的聚會。
身為惡魔已存活三百多年的他自然明白所謂宗教的信仰力量，狂熱的異端邪教也只會使他發笑。
Vox被引導某家連鎖茶行時，心中讚嘆他們的聰明，選擇這種常見不讓人產生懷疑的地點。
他跟隨那些人的腳步走下茶行內不屬名倉庫使用的地下室。
男士們的西裝袖釦，與淑女的珠寶胸針都別著一個小小圓形類似螺旋與圓點組合成的金屬裝飾，那是他們的暗號。
在茶行放滿各式茶類木箱的地下室，Vox到達時已有幾位成員跪在一個小小棺木旁低頭讚嘆祈禱與祝福。