恋人たちの営業トーク燐ニキの場合
「僕がまるまる一個もらっちゃっていいんすか　うわぁい、ありがとうございます！　いっただきま〜す！　ん〜っ、みずみずしくて美味しいっす！　果肉が甘くてトロットロで、僕までとろけちゃいそう……って、なんで燐音くん顔赤くしてるんすか」

一燐の場合
「……昔、兄さんがこうやって木の実を半分に分けてくれたことがあったね。幼い僕の身長ではどうしても高い枝に手が届かなくて、木登りもまだ兄さんみたいに上手にできなかったから。僕が諦めるしかなかった最後の木の実を、兄さんは分け与えてくれた。兄さんは最初、丸ごと一個僕にくれようとしたんだけど、僕が兄さんに無理を言って半分こにしたんだ。今日みたいに。今はもうどんな高い枝にも手が届くし、狩りだって一人でできるけど──兄さんと過ごしたあの日々が、僕はときどき無性に恋しくなるんだよ」

狐狸大仙的胡闹乐队青丘有个毛发火红的狐狸大仙，和瑶池的青蛇，百草园的兔子，还有百花岭的小蜜蜂组成了乐队，虽然大家不知道他们怎么认识的，但是这个乐队风靡三界。

狐狸大仙虽然是青丘出身，却早早地从封闭的青丘搬了出来，一个人住在离天庭很近的地方。大家都说是因为大仙和家里人吵架了，大仙也从来不否认，只是总去仙界一条街吃喝玩乐，碰到处得来的还能当街给你唱一首，大家也都很喜欢他。

最近天庭来了个新的小仙官，听说是也从青丘来的，顶着一头和大仙一样颜色纯正的红发，只是因为大仙总是不出席天庭会议所以两人几乎没碰到过。

这天大仙的乐队刚结束表演和他的队友们走在街上。青蛇急着回瑶池泡澡，兔子也饿得发昏，小蜜蜂倒是刚结束采蜜时节略有些无所事事，陪着狐狸大仙逛街。