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    #一燐

    ichiban

    83🍯

    DOODLE一燐ドロライお題提示アカウントさんから、「みかん」お借りしました。
    夢くらい超えてやる「ファーストキスはレモンの味だと聞いていたんだ」

    突然の宣言に、手を止める。
    そんな俺に、一彩はもう一度繰り返した。

    「ファーストキスはレモンの味だと聞いていたんだ」
    「いや、聞こえてっけど」

    俺の返事に、弟は真面目な顔をして大きく頷く。いや、「ウム」じゃなくて。
    おまえいまお兄ちゃんとキスしたって理解してる? それ、お兄ちゃんにとってもファーストキスなンだけど。



    弟とキスをした。恋人として初めて。
    夕食後、風呂上がり。弟は食事のあとに「キスがしたい」と申し出た。俺もこの手の話題に精通はしていないが、なんとなく特殊な状況だとはわかる。念のため、キスだけでいいのかと訊ねたら、キスがしたいと返ってきた。それならばと思ったところで更に、風呂に入ってからにしたいと言い出した。歯磨きじゃなくて。やっぱりおまえはセックスがしたいんじゃないのか。それともおまえの言うキスにはセックスまで含まれるのか。言葉は尽きなかったがそのすべてを飲み込んだ。残念ながら、そんな器用な搦め手を使えるような弟じゃない。それは誰よりもよく知っている。たぶん。
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    momo

    MOURNING故乡一燐
    猎巫仪式  疯了,这群人都疯了,但是没有人在意人群中正在颤抖的天城一彩。衣着繁杂的巫女跪在他面前的空地上虔诚地祷告,分散的村民手拉手围成一个圆圈将他们包围在内。巫女的祷告就像一首哀伤的歌谣,粗重的木头被人一根根地丢进火堆里,不过一会便在熊熊烈火中噼啪作响。巫女站起身来融入人群中,之后除了天城一彩外的所有人都将双手举过头顶,然后落下,再举起,再落下。他们一边重复着起落的动作一边“吼嘿”地叫着,这场“狩猎”天城燐音的仪式终于正式开始。

      狂风席卷着枯枝一股脑地朝着天城燐音砸去,他顾不上那么多只能勉强伸出手臂护着眼睛,以免被划到眼珠。再翻过一个山头他便能到达直通城市的那条公路,恍惚间他听到身后仿佛有人在叫他的名字,他转过头去看发现什么也没有,突然一点火光出现在他的瞳孔中,接下来便是令他恐惧的呼喊,那些人追上来了。燐音大人,燐音大人,他这十多年来最痛恨这个称呼,从他出生开始这个称呼便将他牢牢拴在这里。他的父亲,他的母亲,他的弟弟,这个称呼将他永远拴在他们身边。即便如此,他还是最放心不下天城一彩,毕竟那孩子还没有到能够处理许多事情的年纪,他一定会因为自己的出逃承担不小的压力吧。对不起啊一彩,天城燐音苦笑道,希望我们在城市相见吧。
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