【SS】モブ×女蛮子(BJ)未遂【モブ目線】「BARアマゾン」そんな名前の店があの町にはある。
そこの女店主は雪のように白い肌とそれを更に際立たせる鮮やかで美しい桃色の髪を持つ、とにかくこの荒廃した関東に似つかわしくないほどの別嬪だそう。
もちろんそんな噂を聞けばどんな男だって全財産を握りしめて関東中からその店に集まって来るだろう。
しかしそうはいかない。なぜなら、その女店主につられて店入って行く男全員が身ぐるみを剝がされたボロボロの状態で出てくるからだ。
そしてこの関東で何も持たない者はもう行き倒れるしかない。
噂を広げる前に行き倒れて死ぬ。まあそういうことだ。
これは俺の見立てに過ぎないのだが、恐らくあの店にはとんでもない腕っぷしの大男が居て、関東地獄地震が起こる前の東京でも横行していた『美人局』とやらの類があの店では起きているのだろう。そうに違いない。
まあそんな俺の妄想は置いといてその関東を揺るがすであろうほどの絶世の美女が俺の目の前に居る。しかも店から距離もある町のはずれに、一人で!
あの地震が起きてから今まで、こんな法律のほの字もありはしない関東をずっと憎んでいたが今は別だ。その状況が俺を守ってくれる。
そう、俺の中の獣を止めるものなんてありはしない。
俺はその女を捕まえて近くの人気の無いボロ小屋へと無理矢理引き込んだ。
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