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    POI10501899

    ボツネタ、著作権が心配なネタ、自分じゃ書けないネタ、炎上しそうな思ったことを書く捨て場。
    pixivで二次創作をしています(ユーザー名は秘密)。

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    著作権の問題とかあるけどでも2週間くらい頭から離れなかったので解放するために書いた勝手にデュオストーリー。
    どうせならと(自分が思う範囲で)腐色をつけてみた。
    ※これで漫画とか続き書いてくださったりする方いたら感謝です!

    🌙はFANTASTIC、🎷は氣志團です。氣志團のトーキングモジュレーターは二人とも好きそう。
    でもこの歌は音ゲーとしてもリアルにありそうな歌。いややってほしい。

    #戦国腐ライブ
    #片伊
    #伊片

    勝手にデュオ「お前、今、何を聴いている?」
     ミレニアム事務所の掃除をする秘書(仮)な小十郎に、義喜は声をかける。
    「こちらを……」
     小十郎は持っていた音楽プレイヤーを差し出した。政宗に勧められた最新式のものらしい。
     中身もまた、政宗が好きそうな曲ばかり。

     その中の1曲に義喜は目を止めた。
    「これは?」
    「こちらは、拙者と政宗様をつなぐ曲であろうと感じたのでございます」
     義喜は続きを促す。

    「40年以上も昔、拙者のソロカバー曲が発表されたくらいの頃の曲だそうですが、若者に人気のダンスグループがカバーした動画を、政宗様は夢中になってご覧になっていました。それで拙者も動画サイトを探してみたところ、奇抜な外見のバンドのカバーを発見しまして、これも政宗様がお気に召しそうだと聴いてみたら、そのバンドのオリジナル曲にたどりつき、なんと拙者のソロカバー曲の歌詞の引用が!」
    「それで、オリジナル版を聴いているってわけだな」
     わかったので強制終了。そしてこちらのターンだ。

    「お前、政宗とこれを歌え」

     え、と小十郎。
     義喜には気持ちが見える。やっと政宗様と二人きりで歌を歌える……しかしこれでは拙者に政宗様を合わせさせることになるのでは?……政宗様が輝けるように全力でサポートに……やはり政宗様の輝かしさに……

    「お前がさっき言ったことがすべてだ。やれ」

     ***

    「おお、あれをお前と」
     数日後、義喜に呼び出された帰り道の政宗の目は輝いていた。

     さっそく作戦会議。
     政宗の部屋に小十郎を呼ぶ。

     二人で課題曲を聴きまくる。オリジナル版・政宗が聴いたダンスユニットのカバー版・小十郎が聴いたバンドのカバー版・アニメ版・ドラマの挿入曲版……他。
     おお~やっぱカッケェな。 なんだよこの恰好のやつら!……ってうえぇっすごくね!? おなごの声のもあんだな~…… あ、こんなやつ見たことある……などと声を出して視聴する政宗を、小十郎は目を細めて眺める。

    「……って、我ばっか見て、お前、ちゃんと曲研究してる!?」
    「政宗様と歌うのですから、政宗様のお姿を拝見しながら見ることが一番の研究です」
    「はは、いつもどおり」
     政宗は小十郎を手招きした。

     主の求めのままに顔を寄せる小十郎。
     
     唇を寄せられる。

     唇と唇を絡める。
     カチン、カチン、音がする。ふたりがそれぞれ身に着けている首飾りがぶつかる音。

     十秒近くたっただろうか。

    「……邪魔だよな」
     首飾りに手をかける政宗。
    「お外しいたしましょう」
     その手を、少し浅黒い手がそっと包む。小十郎の手。
    「……う」
     いつになっても慣れない金属の冷たさに、政宗は一瞬身を震わせる。
    「……おまえも、とって」
     はっ、といつもより低く熱を持った声が、今度は小十郎の胸に4つの手を運んだ。

      長いキスの途中で首飾りを外した

    「ハイヒール、とは、謙信殿が履いているあの靴ですね」
    「この青ってさ、我……この色だと思うんだ」
     小十郎のシャツの色。
     小十郎の髪の色。
     政宗の左目の色。

     ***

     進捗を聞いてきた光秀と幸村に、小十郎はこう答えている。
    「言葉が出ません。言葉が出ない代わりに、手を強く、それでいて傷めないように優しく、お導きする以外にないのです。胸が苦しく、せつなさがとまりません」

     一方政宗は、利家と謙信を呼び、こう打ち明けた。
    「あいつと我、多分ずっと同じ気持ちでいたんだと思う。あいつの目、もうまっすぐに見られないかもしれん、片目しか見えなくてよかったと思ったよ。せつねえよ」

    (Romanticが止まらない)
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    POI10501899

    CAN’T MAKE著作権の問題とかあるけどでも2週間くらい頭から離れなかったので解放するために書いた勝手にデュオストーリー。
    どうせならと(自分が思う範囲で)腐色をつけてみた。
    ※これで漫画とか続き書いてくださったりする方いたら感謝です!

    🌙はFANTASTIC、🎷は氣志團です。氣志團のトーキングモジュレーターは二人とも好きそう。
    でもこの歌は音ゲーとしてもリアルにありそうな歌。いややってほしい。
    勝手にデュオ「お前、今、何を聴いている?」
     ミレニアム事務所の掃除をする秘書(仮)な小十郎に、義喜は声をかける。
    「こちらを……」
     小十郎は持っていた音楽プレイヤーを差し出した。政宗に勧められた最新式のものらしい。
     中身もまた、政宗が好きそうな曲ばかり。

     その中の1曲に義喜は目を止めた。
    「これは?」
    「こちらは、拙者と政宗様をつなぐ曲であろうと感じたのでございます」
     義喜は続きを促す。

    「40年以上も昔、拙者のソロカバー曲が発表されたくらいの頃の曲だそうですが、若者に人気のダンスグループがカバーした動画を、政宗様は夢中になってご覧になっていました。それで拙者も動画サイトを探してみたところ、奇抜な外見のバンドのカバーを発見しまして、これも政宗様がお気に召しそうだと聴いてみたら、そのバンドのオリジナル曲にたどりつき、なんと拙者のソロカバー曲の歌詞の引用が!」
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