「っあ♡ぅ、そ……っれ、ぇて♡」
「〜っマジ名器♡」
ぐぽぐぽ ずちゅずちゅと粘質な水音と大嫌いな男の声が意識の遠くで聞こえて、もう何回出されたかわからない白濁がもも裏を伝っていく気持ち悪い感覚がした。
「ッハ……で、るでるでる……っ、は♡オラもっと締めろ」
「ッ♡♡♡だ、め……っちゃ、ぐぐ♡♡♡奥、ごんごんしちゃ♡」
太い先端が奥の気持ちいいところを力強く突き上げる度に浜に打ち上がった魚みたく腰を反らせて痙攣するだけの私を見下ろしてこの男はぺろりと赤い舌で下唇を舐めた。
なんでこうなってるんだっけ。
一度入れられたら気が滅入るような刑期を終えるか脱獄するかでしか出られない鉄壁の要塞と名高い刑務所。船で輸送されたのがざっと1週間ほど前のこと。世界の極悪人たちが集められるような刑務所に遂に私も投獄されることとなってしまった。
2363