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    Miyakooooo_

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    かんしゅさんずとしゅうじん🚺のさくちゅ

    「っあ♡ぅ、そ……っれ、ぇて♡」
    「〜っマジ名器♡」

    ぐぽぐぽ ずちゅずちゅと粘質な水音と大嫌いな男の声が意識の遠くで聞こえて、もう何回出されたかわからない白濁がもも裏を伝っていく気持ち悪い感覚がした。

    「ッハ……で、るでるでる……っ、は♡オラもっと締めろ」
    「ッ♡♡♡だ、め……っちゃ、ぐぐ♡♡♡奥、ごんごんしちゃ♡」

    太い先端が奥の気持ちいいところを力強く突き上げる度に浜に打ち上がった魚みたく腰を反らせて痙攣するだけの私を見下ろしてこの男はぺろりと赤い舌で下唇を舐めた。

    なんでこうなってるんだっけ。



    一度入れられたら気が滅入るような刑期を終えるか脱獄するかでしか出られない鉄壁の要塞と名高い刑務所。船で輸送されたのがざっと1週間ほど前のこと。世界の極悪人たちが集められるような刑務所に遂に私も投獄されることとなってしまった。

    私は世界を飛び交う殺し屋だった。親のいない私を師匠が拾い、立派な暗殺者に育て上げた。最初は日本の裏社会でコツコツとキャリアを積み上げ、次第に私の仕事は世界へと発展していった。各国の用心をハニートラップでおびき出し手にかけていった。

    そんな私が捕まる原因となったのは2ヶ月前、日本のとある犯罪組織から仕事のオファーがあったことに始まる。どうやら彼らは日本の裏社会を二分する大組織らしく、敵対する組織の首領を殺し一気に頂点へと上り詰めることが彼らの目的だった。その暗殺の役を任されたのが私だったってわけ。ターゲットは梵天首領、佐野万次郎。

    しかし、私は仕事を遂行する前にお縄にかかることとなる。理由は単純。雇い主の裏切りだった。



    「よォ、プッシーちゃん」

    看守にしてはカジュアルな喋り口調、派手な髪色、下品な口調に見合わないほどの上品な顔。私の檻の前で制服の帽子を指でクルクルと遊ぶ看守に苛立ちを覚える。

    「今日はなんの用よ」
    「かわいくねェな、入所日はあんなににゃんにゃん甘えてきたのによォ」
    「るっさいわね、ターゲットをアンタにしたのが間違いだったワ」
    「おうおう、一生後悔するこった」

    看守の男は三途という名前らしい。この刑務所に送り込まれた時に適当な看守に色仕掛けでもして逃がしてもらおうとハニートラップをかけた相手がこの男。私のこの判断は不味かった。まんまとハニートラップに引っかかったこの男を絞め殺して服を拝借して逃げおおせる気でいたのにあえなく失敗。

    あろうことかその日、この男に腰が立たなくなって気絶するまで抱き潰された。そして翌日、目が覚めたら牢屋の中でオレンジの囚人番号入りのつなぎを着て転がされていた。

    「次はいつ相手してくれンの?」
    「もう絶対しないわよ」
    「ここ女いねぇから処理困ってんだよ」
    「キモ……、AVでもみてヌいたらいいでしょ」

    冷めきった米に味のしないカレーを仕方なしに口に運びながら未だ牢の前から離れる様子のない三途を睨みつける。彼は怯む様子もなく「こわこわ」と笑っていた。

    「頼むぜ、夜食にピザも色付けすっからよ」
    「こんな絶海の孤島にデリバリーなんて来るわけが無いでしょ。バカにするのもいい加減にしてよ。」
    「はは、バレた?……まぁいいワ。そのうち嫌でもここを出たくなってオレに縋る日が来るんだからな」

    気長に待つかァなんて呑気に帽子をかぶってやっと仕事に戻る気になったらしい三途はかつこつと革靴の音を響かせて消えていった。





    「よぉプッシーちゃーん、こんなとこでひとりで運動してないでオレと運動シねぇ?」
    「……」
    「おいおい、だんまりかよプッシーちゃん」
    「ッハハハ!オマエ振られてんじゃん」

    限られた運動時間は私の暗殺の腕を下げないために大切な時間だった……のに。腕中タトゥだらけの太った名前も知らないゲス顔の囚人が後ろに何人か手下をはべらせてにたにた気持ち悪い笑顔を浮かべて近づいてきたのだから私のイライラは最高潮に達していた。

    「悪いけど私あなたみたいなのに興味無いの。」
    「またまたァ!刑務所入ってから溜まってんじゃないの?」
    「お生憎様どっちにしろあなたの粗末なのじゃ私満足できないから無理ね」

    デブはアレが小さいって大体相場が決まってんのよと心の中で毒づいて集団から離れようとすると避ける隙もなく後ろから冷たいコンクリの床に押し倒された。鼻息を荒くした男が私の囚人服のボタンに手をかける。

    「ならここで試してみるか」
    「いいわよ、私あなたじゃ濡れないから」
    「強がってられんのも今のうちだぜ。おいお前ら、この女抑えとけ」

    私の背後に回った小太りの子分2人が私の身動きを取れないように抑え込む。流石に男2人に押さえつけらてしまっては抵抗もろくにできず、されるがままだ。

    「は、なせ!」
    「残念ながら猫がじゃれてるようにしか見えねぇよ」
    「なァ、さっきイイもん貰ったんだよ」
    「ンだよ」

    子分の一人がニタニタとやらしい笑みを浮かべながらポケットから出した小さいジップロック。その中に入っているのは錠剤。袋の錠剤の正体がわかった時はさすがの私もゾッとした。

    「セックスドラッグ」

    予想通りの答えに抵抗の力を強めると私の腹の上に跨った男が下衆な笑みを貼り付けて私の首筋に擦り寄った。

    「気持ちよくしてやるよプッシーちゃん。安心しろって、目ェ覚めた頃には記憶トんでっからさァ」

    無理やり口に錠剤をねじ込まれて、口と鼻を抑えられた。私の喉が上下したのを確認した男は抑えていた手を離す。せき混じりに大きく息を吸い込むと頭がクラクラした。

    「お楽しみと行こうぜ雌猫チャン」

    そこからの記憶はもう、ない。
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