とあるバッドエンド、あるいはハッピーエンドフ「おじさんだあれ?」
ユ「…俺はユウヤ・ヤマモト。フレデリックくん…君のお父さんだよ」
フ「僕にお父さんはいないよ?お母さんも」
ユ「…今日から俺が、君のお父さんになるんだ」
フ「ホント!?」
ユ「ああ…家にはお母さんもいるぞ」
フ「お母さんもいるの!?嘘じゃない!?」
ユ「嘘じゃないよ…これからはお父さんとお母さんとフレデリックの3人で、一緒に暮らそうな…」
フ「いいの…?じゃあ…もう寂しくないの…?」
ユ「もちろん…毎日一緒に遊ぼうか…」
フ「やったー!おじさん…じゃなくて、お父さん大好きー!お母さんも…きっと大好き!僕ね、お父さんとお母さんと一緒に遊ぶのが夢だったの!」
ユ「そうだなあ…たくさん遊ぼうな…じゃあ、そろそろお家に帰ろうか…」
フ「わーい!お父さんだっこー!」
ユ「いいよー…ほーら」
フ「ふふ…お父さんあったかい…」
ユ「ああ…ああ…!フレデリック…ごめんなあ…ずっと寂しかったよな…ずっと辛かったよな…俺のせいで…フレデリック…ごめん…」
フ「お父さんどうしたの?なんでごめんなの?」
ユ「…フレデリックと一緒にいるのが嬉しいからだよ」
フ「えー?嬉しいときはごめんじゃないよ?嬉しいときはね、ありがとうって言うんだよ」
ユ「そうだな…そうだったな…ありがとう、フレデリック。大好きだよ」
フ「えへへ…僕もありがとう!お父さん、大好きだよ!」