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    フレデリックの夢日記職場にいたら誰かに刺された。
    誰に刺されたのかは見えなかった。
    刺されたところから熱いものが出てくる。
    触ってみるとなんだかぬるっとしていた。
    寒い。寒い寒い寒い。
    痛い。寒い。
    とても痛くて、見ると誰かがもう一度僕を刺そうとしてて、僕はもう動けなくて、そのまま刃が僕の中に入ってきて、

    そこで目が覚めた。


    床に横たわっていた。
    起きあがろうとして痛みを感じた。
    鈍いけど鋭い痛みで、
    まともに動けなくなる痛み。
    身体に何かが刺さっている。
    手で触ってみて刃物だとわかった。
    僕の身体を貫通している。
    僕の身体に穴が空いている。
    どうやら刃物は床に突き刺さっているようだ。
    だから起き上がれなかったのか。
    ぬめぬめしたものが僕の身体から溢れている。
    なんでまだ僕は生きているんだろう。
    ぼうっとしていると誰かがやってきた。
    誰かは僕に刺さっている刃物を抜こうとした。
    そんなことされちゃったら僕は死ぬだろうなと思ったけど、
    どうせ助からないから変わんないかと思った。
    誰かはゆっくりと刃物を床から引き抜いて、
    僕の身体から刃物が抜かれていった。
    大事なものが僕の身体から流れてなくなっていく感じがして、
    熱いけど冷たくなった。
    痛みがよりいっそうひどくなって、
    痛いのにすごく眠くなってきて、

    そこで目が覚めた。


    動けなかった。
    だって足を怪我しているから。
    逃げなきゃいけないとわかっているのに、
    走ることなんてできない。
    だってさっき足を刺されてしまったから。
    ちっとも足が動かせないから、もう足が取れてしまったのかと思ったけど、
    すごく痛いから多分まだあると思う。
    どうすればいいのかわからなくて、
    足からだらだら流れる血が床を汚していく。
    汚いなあ。汚しているのは僕だけど。
    床と足を眺めて困っていると、
    正面から誰かがやってきた。
    僕を殺そうとしている誰か。
    僕はその誰かから逃げなきゃいけないんだ。
    だけど僕はもう歩けないし、走れない。
    誰かが刃物を振り上げる。
    刃物は眩しかった。
    目を瞑ればいいのに、見なきゃいいのに、
    僕はじっと見ていた。
    刃物が振り下ろされて、
    それは僕に向かってきていて、
    衝撃が伝わってきて、
    刃物が僕を貫いて、

    そこで目が覚めた。


    歩いていた。
    ゆっくり歩いていた。
    歩くたびにお腹が痛む。
    痛いところを押さえている手が濡れている。
    手は真っ赤になっていた。
    痛くて痛くて、もう歩きたくないのだけれど、
    僕は歩いていた。
    手は冷たくて、お腹は熱くて、
    身体がずっと震えて止まらない。
    なんで歩いているのかはわからなくて、
    本当に歩いているのかわからないくらいに
    ゆっくりだったけど、
    でも僕は歩いていた。
    がんばって歩いてて、
    足が動かなくなって、
    身体の感覚がなくなってきていて、
    僕は転んだ。
    身体が床にぶつかる音がした。
    立ちあがろうと思ったけど、
    なんかもうどうでもよくなって、
    痛くないからいいかと思って、

    そこで目が覚めた。


    抱っこされていた。
    僕より大きい人だった。
    誰なのかはわからなかったし、見えなかった。
    すごく眠たい。いますぐ寝ちゃいそう。
    でもなんでこんなにお腹が痛いんだろう。
    なんでだっけ…ああ、そうだ。
    僕刺されちゃったんだ。
    いま僕を抱っこしている誰かに。
    だからこんなにお腹が痛いのか。
    誰かは僕を抱っこして歩いている。
    僕をどこに連れていくんだろう。
    抵抗とか、なんかするべきなのかな。
    でもそんなことしても敵うわけないし、
    眠いからこのまま寝ちゃいたいな。
    ゆらゆらしてて気持ちいい。
    抱っこなんて今までされたことなかったなあ。
    もふもふに包まれているみたいで、
    この人は僕を刺した人なのに、
    大切にされているみたいで、
    そんなことあるはずないのに、
    とっても嬉しかった。
    お腹は痛いけど、なんだか幸せ。
    僕はどこに連れていかれるんだろうな。
    そのままゆっくり目を閉じて、

    そこで目が覚めた。


    寝るのが怖い。
    怖い夢を見ちゃうから。
    痛い夢。誰かに刃物で刺される夢。
    誰なのかは絶対にわからなくて、
    僕は刺されて死んじゃう。
    毎日ずっと、そんな夢を見ている。
    とても痛い夢。
    起きたあとは夢で刺されたところを確認して、本当に刺されてないか確認するくらい痛い。
    夢であったことはノートに書いてる。
    たまに書いた覚えのないことがノートに書いてあるけど、これは本当に僕が書いたのかな。
    もしかしたら夢に出てくる誰かが書いてたり、しないよね。
    本当に僕は刺されててたり、しないよね。
    でも起きたあともしばらくはお腹が痛いんだ。
    刺されたような痛み、
    夢とおんなじような痛み。
    包丁とか、はさみとか、触れなくなってきた。
    これは本当に夢なのかな。
    いや違うな。
    どっちが夢なんだっけ。
    今は現実?それとも夢?
    まあいっか。お客さんが来たみたいだし。
    僕はドアを開けて、
    またお腹が痛くなった。
    いたい、いたい、おなかいたい、
    あれ、なんで、あかになってるの、
    おなかあかくなってる、なんで、
    僕はお客さんに助けてもらおうとして、
    その誰かさんは僕に手を差し出してくれて、
    僕はその手を掴もうとして、
    もっとお腹が痛くなって、

    そこで目が覚めた。
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