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    higuyogu

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    higuyogu

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    会話文のみ。BL。プリと忍者が神秘的な生き物みつニョロこと一緒に冒険をする。

    世界木3 ニョロパロみつにょろ

    ニョロパロ。
    みつうろこ(人)とみつニョロ(人面蛇)はパラレルな存在。

    ニョロたちが探索しているのはアーモロードではないどこかの土地。なんのために探索してんのかは考えてないので知らない。そのうち決めます。


    み…みつうろこ。若ショ蛇。本当にすみません。みつニョロこと呼ばれることも多い。オウミ君に一目惚れ♡
    み…みつうろこ。クロスカラー若ショ。一目惚れしたオウミ君を虐めるのが最近のムーブ。(クロス時代)

    オ…オウミナミ。長髪プリ。マイペースでかわいいものが好き。偉そうに喋るのが得意。

    ラ…タカラブネ。ポニテ金髪ニンジャ。自分のことを常識的だと思っているので、みつニョロのことは積極的に気持ち悪がる。



    ■人みつうろこ

    ○0.1
    み「日頃の行いがあまり宜しくなく、語尾がおかしくなってしまいましたニョロ」
    オ「素行の悪さは自覚していたのか」
    み「身分違いの恋愛は御法度ですニョロ」
    オ「そんなふうに捉えていたのか…。誤魔化されんぞ」
    み「それでもこのみつうろこ、これからもオウミ様のことをお慕い続けますニョロロロ」

    み「オウミ様ニョロ」
    オ「ついてくるな。話しかけるな」
    み「ニョロ!傷つくニョロニョロ」
    オ「そんなふうにふざけていると、一生その語尾になるかもしれんぞ」
    み「俺は困らないんでニョロ、別にいいですニョロ」
    オ「俺が死んだ後もその語尾が続くのだぞ」
    み「ニョロ〜」

    み「オウミニョロのデレが見れたので満足しましたニョロ。おふざけはこれでやめます」
    オ「なんだ、演技だったのか」
    み「ニョロ」
    オ「ふざけやがって」
    み「オウミ様ニョロ、呪いのことは本当ニョロ。何も考えず話すとすぐニョロニョロニョロニョロ」
    オ「う、うわあ!治療師はどこだ!!」


    ○0.2
    ラ「うわ、育ててたみつにょろこが普通のみつうろこになっちゃったよ!」
    オ「にょろを集めるスマホゲーだったか。みつうろこは一応成長体として強いのではないか?」
    ラ「そうなんですけど、人うろこはあんま好きじゃないんです」
    オ「そうか。確か…みつにょろこはみつうろこの可愛い姿だったよな」

    ラ「は?」
    オ「みつにょろこは自身のことを可愛いと思っている。可愛いとおだててやるのはどうだ」
    ラ「そんなコマンド…あります。うっわ、引くわー…。んじゃあ、とりあえずやってみます」
    オ「うむ」

    ラ「オウミさーん、みつにょろこに戻りました」
    オ「おお、良かったな」
    ラ「スッゲー微妙な気分です」
    オ「そういうな。ほれ俺のみつうにょろにょろこでも見ろ」
    ラ「オウミさんもこれやってたんすか。うわ、なにこれ、人の首が5つついた龍だ。きも…」
    オ「可愛かろう」♪
    ラ「えっ、…わー可愛い」




    ■みつニョロこ

    ラ「いやあ、結局2人旅ですね」
    オ「誰も我がギルドに入ってくれなかったな」
    ラ「ギルド受付場で『大した腕前も経験値もない貴様を受け入れてやるのだ。光栄に思えよ』とか言えばこうもなりますよ」
    オ「俺は王族だ。あのくらいのことは言わねばならん」
    ラ「ちっさいちっさい領地みたいな国ですけどねー」

    オ「小さいとは何ごと」ボサ!これは物が落ちる音!
    ラ「何!」
    オ「背後に、何もないぞ」
    ラ「その茂みです!すばしっこい」
    オ「野生動物ではないのか?」
    ラ「ちょっと黙っててください!これでも食らえ!」
    オ「おい、狸だったらどうする」
    ラ「外しましたか、でも逃げませんねぇ…。分身します」

    オ「分身するほどか?」
    ラ「気配を消しても、分かりますよ!そこだ!」
    オ「お前もよく喋る…な⁈飛び出てっギャッ」
    ラ「オウミ様!!」
    オ「絡みついてくる、クソ」
    み「ニョロ」
    オ「ニョロ?こ、これは、人面蛇だ!」
    ラ「うわキッモ〜!」
    み「ニョロロ、これは思ってたよりもかわいいニョロロ」

    オ「こいつ喋るぞ」
    ラ「喋る害獣なんて今のトレンドですよ?食われる前に殺しますよ!」
    オ「タカラブネ、さっきからうるさいぞ。おいニョロとやら、お前の目的はなんだ?」
    み「ニョロ、顔が好みだったからずっと付けてたニョロ。でも気づかれなかったから出てきてやったニョロ。弱弱冒険者ニョロ」

    ラ「こんなキモい悪いのに尾行されていたなんて、考えるだけでキモいですね」
    み「この護衛っぽいの変えた方がいいニョロ。弱すぎるニョロ」
    ラ「そんなことしませんよねっ、オウミ様っ」
    オ「うむ、生憎他に仲間を集められなかったのだ。こいつを解雇すると俺が1人になる」
    ラ「解雇前提で話さないで」

    み「じゃあ俺が代わりになるニョロ。これでもただの蛇ではないニョロ。強いし気も利くニョロ」
    オ「ふむ。人手が増えるのはありがたい。我がギルドの一員に加えてやろう」
    ラ「ええ!本当に⁈この未確認生物を⁈」
    オ「こいつの分だけの視野も増えるだろう」
    み「ニョロロロロ」
    ラ「そうかなあ」

    オ「仲間が増えた。ではまた先を目指そう」
    ラ「へい」
    み「ちなみにあっちからでかい獣が近づいてるニョロ。隠れてやり過ごしはもうできないニョロ。走るかデコイを作るかするニョロ」
    ラ「まさかそんな。…本当です。オウミ様走ってください」
    オ「は?な、ひ、引っ張るなっ」
    み「先が思いやられるニョロ」



    み「にょろろ〜ん。にょろろ〜ん。オウミにょろは今日もプリプリしてるニョロ。先日の大雨で道がぬかるんでるニョロ、ぜひ盛大に転ばないでほしいニョロ。お!言ったそばから早速転んだニョロ!さすがはオウミ様ニョロロ〜」
    オ「ハア。黙っていればかわいいんだがな」
    ラ「どうやってもキモいですけど」

    オ「その取ってつけたようなニョロはなんだ。あまつさえにょろろんなどと」
    み「オウミ様は変なところで羞恥心が無いのが立派ニョロ。もっとにょろにょろ言うと良いニョロ」
    オ「ほお?何故だ?」
    み「かわいいニョロ。ニョロニョロ」
    オ「か、かわいい⁈戯けたことを!」
    ラ「耳栓欲しいなあ」



    み「今日も冒険疲れたニョロ。オウミ様の横で寝るニョロロ」
    オ「待てにょろこ、体を拭いてからだ」
    み「ニョロロロロ」
    ラ「オウミさん、よく触れますね。人体ついてない鱗と頭部と人毛ってキツくないすか?」
    オ「そんなこと言ってるとまた布団の中で噛まれるぞ」
    ラ「ううう…」



    オ「タカラブネ、キノコの輪だ!あの中に入ると妖精と取り替えられてしまうらしい」
    ラ「オウミ様ならうっかりやりそうです」
    オ「やってみるか」
    ラ「気をつけろということです!」
    オ「ただの伝承だぞ」
    ラ「でも〜」
    オ「ふふ、分かった。入らん」
    み「はあ。気色悪いやりとりニョロ」

    み「オウミにょろと忍者はそんなにくっついて大丈夫ニョロ?周り見えてるニョロ?」
    オ「ちゃんと前は見ているが」
    ラ「警戒担当ですけど?」
    み「2人だけの世界に浸りすぎニョロ」
    オ「嫉妬か」
    み「あと後ろにでかい蛇がいるニョロ」
    オ「冗談…カガチだ」
    ラ「含針含針」
    み「節穴と腑抜けニョロ」



    オ「ほれにょろよ、パンだ食え」
    み「肉がいいニョロ。雑食といえど肉食寄りニョロ」
    オ「肉は買うと高いのだ」
    み「狩りくらいするニョロ。まあ食べるけどニョロ」
    オ「唇が当たってこそばゆい。ふふ」
    ラ「うわ…」
    オ「どうした?タカラブネ」
    ラ「いえ。見てません」



    オ「タカラブネや、細いなあ。もっと食うのだぞ」
    ラ「へへ、オウミ様。ウザ」
    み「2人はずっとくっついてとても仲良しニョロ。口までつけるニョロ」
    オ「兄上が唇で触れるのが親愛の証だと言っていたからの」
    ラ「2番目の殿下はオウミ様を気に入ってましたもんね〜」
    み「食指が動かん話ニョロ」

    み「でもそういうことなら俺にもチューするべきニョロ。口と口ニョロ」
    オ「感染症が怖い」
    ラ「オレもです」
    み「どけ忍者ニョロ。オウミにょろ、照れなくていいニョロニョロ」
    オ「結局するのか。明日俺の腹が膨れて死んでいたら燃やしてくれ」
    ラ「うわ〜、ホントに人面蛇とキスしてる。キモいな」



    オ「にょろよ、少しいいか」
    み「ニョロー、もうそろそろ名前で呼ぶニョロ。俺の名前はみつうろこニョロ」
    オ「みつうろこ?何だそれは」
    み「こういう名前ニョロ。この名で呼ぶニョロ」
    オ「蛇だから鱗なのか?」
    み「鱗だから蛇ニョロ。まあそこはどうでもいいニョロ」
    オ「ふむ。してにょろよ」



    ・1
    オ「にょろこの腹は意外と柔らかいのだなあ」
    み「そこは喉ニョロ」
    オ「触られるのは嫌なのか?」
    み「俺は犬猫みたいな下等生物ではないニョロ」
    オ「何か言っておる。だが触り心地は良いの」
    み「ロー、ロロー……噛むニョロ」
    オ「いいいい⁈⁈いっっっ、千切れる!いぎぎっ」泣泣泣

    ・2
    オ「おいにょろこ。昨日俺の皮を食っておきながらまだ怒っているのか」
    み「喉を強めに揉まれたニョロ。あとオウミは偉そうニョロ」
    オ「喉については謝ったぞ」
    み「そういうとこニョロ。それでまともに人を集められなくて結局2人旅ニョロ!俺がいなかったら死んでたニョロ!」
    オ「う、うるさい!」


    オ「にょろのやつめ」
    ラ「寝る時に締め殺されなかっただけマシじゃないすか。ここはちゃんと謝っときましょうよ。オウミ様が10割悪いですし」
    オ「言ってくれるな。だがどうすれば許してもらえるか」
    ラ「食べ物あげるとか」
    オ「ふむ。奴の好物は?」
    ラ「人とか?」
    オ「あり得そうで嫌だな」

    オ「詫びの証にこれをやる」
    み「ネズミの死骸かニョロ。ホントそういうとこニョロ」
    オ「う、なら何が良いのだ」
    み「ニョロ。でもまあオウミにょろが手づから仕留めたネズミニョロ。受け入れてやらんことはないニョロ」
    オ「そうか」
    み「ちなみに今の俺の好物はオウミの生き血ニョロ」
    オ「ヒッ」



    み「和解にあたって本当はオウミにょろの小指くらいはほしいけどニョロ、ここは大人になって手を舐めるだけで許してやるニョロ」
    ラ「これってヤギに足舐めさせるヤツですよね!」
    オ「兄上にもこんなことはされたことないぞ」
    ラ「仲間同士でこんなことしてたらドン引きですよ」

    オ「噛むなよ、噛むなよ」
    み「フリかニョロ」
    オ「違う!やたらとお前の前歯が当たるから!」
    ラ「オウミ様がまともに怖がってて安心します」
    オ「……前歯か。つまりこれが犬歯で、ここが奥歯!ほう、人と同じなのだな!」
    み「ぐええ」
    ラ「あー、乱暴に扱ってはダメですよオウミ様。オウミ様」



    み「オウミ様の血肉は普通の人間の味と変わらなくてガッカリニョロ。天女かもとか思った自分にもガッカリニョロ」
    オ「言いたいことはいくつかあるが、俺は男だ。女性ではない」
    ラ「言いたいことの一番最初がそれすか」
    オ「それと、俺は天人ではない普通の人間だ」
    ラ「2番目はそれすか」


    ○11
    み「ニョロロロ、肉は美味いニョロ」
    ラ「蛇肉食べるとか共食いじゃないすか」
    み「人間だって猿食べるニョロ」
    ラ「人間は食べてないです」
    オ「食べる文化もあるらしいぞ」
    ラ「この話はやめましょう」
    み「発端はお前ニョロ。ついでに俺は蛇じゃないニョロ」
    ラ「え?」
    み「ニョロ」
    ラ「は?」


    ○12
    み「ニョロロロロ、オウミにょろ、頭撫でニョロ」
    オ「俺によじ登ってくるとは。まあ心が広いからな。撫でてやろう」
    み「ニョロロ、相変わらず撫でるの下手くそニョロ」
    オ「可愛くない奴だな。顔が近いぞ。おい、顔が」
    み「チュ♡ そういうとこもかわいいニョロ」
    ラ「いや本当絵面がグロい」


    ○13
    オ「ニョロはかわいいの」
    ラ「マジでそれ言ってんですか?」
    オ「お前はニョロが嫌いだな」
    ラ「だってオウミ様のことめちゃくちゃ変な目で見てるんですもん。そのうち孕まされますよ」
    オ「ニョロがそんなことするわけなかろう」
    ラ「でも絡みつかれたりしてますよね。あとキスも」
    オ「う、うむ…」


    み「ニョロロ、オウミ腿ニョロ」
    オ「なあ、ニョロよ。お前は俺のことをどう思っている?」
    み「かわいいニョロ」
    オ「それは、番になりたいとか、か?」
    み「ニョロー、ロー」
    オ「ニョロや?」
    み「オウミニョロは俺のこと好きか?ニョロ」
    オ「一応、仲間として好ましいと思っている」

    み「ニョロ。自分を気に入ってくれる相手のことは好きになるニョロ。そういうことニョロ」
    オ「そうか。確かにそんなものだ。嫌な思いをさせて悪かった」
    み「そう思うなら頭撫でニョロ〜」
    オ「生き物がそう無防備に腹を見せるな。かわいい奴よ」
    み(あの忍者、また妙なこと言ってくれたニョロ)

    翌日
    み「ロー」
    ラ「な、何すか」
    み「どの指なら無くなっても大丈夫かニョロ」
    ラ「ヒッ、全部ダメです!」
    み「今度妙なことを言ってみるニョロ?その時は腱をズタズタにして使い物にならなくしてやるニョロ。蟻に食われて死ねニョロ」
    ラ「ウ、う、クソ!お前こそ!オウミ様に変なことするなよ!」


    ○14
    4/1
    み「ニョロロ。手脚が生えたニョロ」
    ラ「うわ!胴だけ蛇人間!手脚が実際の人間大!気持ち悪い!!」オエー
    オ「確かに、これはちょっと」
    み「でもこれでオウミのことを横抱きできるニョロ。よっこらせっニョロ」
    オ「肩幅がないせいか非常に不安定だ」
    み「ニョロ?これは想定外ニョロ」」

    み「胴も人間にしたニョロ」
    ラ「素っ裸のにんげんです。局部くらい隠してください」
    オ「鍛えられた肉体だな。そして長い」
    み「ムキムキに嫉妬したかニョロ。さて横抱きニョロ」
    オ「安定感はある。…だがなんか嫌だ」
    み「オウミはかわいいニョロロ」
    ラ「うっわ〜!やっぱり!この発情蛇が!」


    ○15
    み「オウミにょろ、最近は夜も暑いニョロ。そんな時はこの俺を抱くといいニョロ。これでも沼に住んでたニョロ。ひんやりしてるニョロ〜」
    オ「それではお前が暑いのでは」
    み「オウミのためならそのくらい耐えられるニョロ」
    オ「ニョロこよ……」
    ラ「え、この蛇大して冷たくなッテェ!噛まれた!」


    ○16
    み「ニョロロロ、今日は雨が降りニョロ。ぬかるみがいい具合ニョロ」
    ラ「うわー、人の頭部部分が泥まみれでグロ。ヒッ、泥を飛ばすな!」
    オ「タカラブネはニョロこのことが苦手だな。なぜだ?」
    ラ「これがっ、嫌じゃない人はオウミ様だけです!泥飛ばしてますし!ブベ!」
    オ「可愛らしいのだが…」

    オ「逆にニョロこからはどう思うのだ?」
    み「こいつか?ニョロ。ただの無能は別に好きではないニョロ」
    ラ「む、むのっ、無能じゃ」
    み「敵に気付けず危機的状況をさばけずニョロ、泥も避けれず口も下手ニョロニョロ」
    ラ「う、うるさいい!」
    オ「ううむ。…まあ喧嘩するほど仲が良いとは言うな!」
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