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    higuyogu

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    POIPOI 76

    higuyogu

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    世界樹x。会話文のみ。r15?小話。BLあり。下ネタあり
    その3
    https://poipiku.com/1066758/9101097.html

    ssクロス その2ssクロス その2

    オ…オウミナミ。長髪プリンス
    み…みつうろこ。若ショーグン
    カ…カンゼ。触覚メディ
    セ…セ。金バード(職ファーマー)
    タ…タテワク。パーマのゾディアック

    ショーグン×プリンスメイン




    オ「かたせなみ、ちょっといいか」
    み「うーん、しっくりきませんね。みつうろこで呼んでもらっていいですか」
    オ「俺の要件を無視するな。まあいい付き合ってやる。みつうろこ、今晩の食事についてなのだが」
    み「あーこれこれ。すごく可愛らしいです。今後もそれでお願いします」
    オ「嫌だが」

    オ「晩飯の話をさせろ。お前がとってきたあのベトっとした…魚か?俺には捌き方がわからん。責任持ってどうにかしろ」
    み「オウミ様が思いつく限りの可愛さでおねだりして俺のハートを動かしてくれたらやります」
    オ「お前に話を持ちかけた俺が馬鹿だった。あれも魚なら俺にもどうにかできる」

    み「オウミ様〜、ここは頑張りましょうよ。俺、オウミ様のかわいい演技見たいです」
    オ「名前も好きに呼ばせない貴様の頼み事など聞きたくない」
    み「素でかわいいオウミ様もいいですけど、今はそれじゃないんです。じゃあ俺の本名呼んでも平手打ちしません!これでどうです?」
    オ「…ひ、平手打ち」

    オ「平手打ちするのか?俺のことを?」
    み「はい。さっきみたいに口にしたら全力で殴ります」
    オ「…分かった、やろう」
    み「わーい」
    オ「クソっ、ゔん。………み、みつ、みつうろ…こ、あ、と、その…」
    み「え、スゲエ、演技に見えねえ」
    オ「う、ううるさい!黙れェ!集中できん!」

    み「黙ります」
    オ「チッ。はー。…みつうろこ、あの魚を捌いてはくれまいか?お前もいろいろ忙しいとは思うが、俺にあれの捌き方が分からん。できる限り手伝おう。どうだろうか」
    み「は?何」
    オ「可愛らしい頼み方だ。客引きの真似事では無様になってしまったからな」
    み「客引きの方で」
    オ「え」

    ……
    オ「むりだぁ、むり、みつうろこ、むり!」
    み「大丈夫!オウミ様もう一回!」
    オ「ひいっ、ひ、みみみみつうろこっ、お、おねがいいい!おさ、かな、きって…ひいぃっ」
    オ「刀の鍔押しただけじゃないですかあ〜。まあ及第点にも満たないですけど、半泣きオウミ様かわいいので特別に許します」

    み「オウミ様、好きに呼んでくれていいですよ」
    オ「ほ、本当にか…?か、かたせ」
    み「は?」
    オ「なんでもない」
    み「うそうそ!あなたの片瀬波です!もうオウミ様かわいー!」
    オ「ふ、ふええぇ…」(泣)(泣)(泣)



    み「自分の名前をみつうろこにして良かったと思うのは、オウミさまが猫みたいにミイミイと泣く時とかですね」
    セ「みい"ぃ"ーっっ!!でしょ?セミの間違いでは」



    み「蛇が爬虫類でカエルは両生類⁈⁈つまりなにか問題でもありましたか?」
    セ「大きな括りだとこれらも虫なんだよ」
    み「じゃあ本当に何も問題ないじゃないですか。脊椎動物ですし」
    カ「本筋から逸れたとこに食いつくな。野生動物を生で食わせようとすんなって話してんだよ。おいコラ目を逸らすな」



    セ「カンゼはねえ、出会いたての頃オレに餌付けしたいって言ってくれてね、ヒエとかアワとからもらえるのかな?って思ってたらご飯屋さんで定食頼んでくれたんだよ」
    カ「その話黒歴史だからやめて」
    み「へー、なるほど」

    み「オウミ様、今日の晩飯は稗と粟です。食べてくださいね」
    オ「これから炊くのか?水に浸かっているが」
    み「炊きませんけど、食べやすいと思います。食べなさい」
    オ「火を通してきてもいいか」
    み「つべこべ言わずに食べてください。はい、アーン」
    オ「き、貴様!人の顎をつかっ、がっ⁈ゲホッ」

    み「オウミ様、昨日はすみませんでした。缶詰持ってきました」
    オ「ふん。だがまあ食べ物に罪はない。開けてみよ」
    み「皿に盛ります。マグロという魚なんですよ」
    オ「まあ匂いはそんなものだろう。味は…うむ、なかなかのものである。してなぜ猫の絵があしらわれている?」
    み「なんででしょうね」



    優しいみつうろこ
    み「オウミ様、髪の毛綺麗ですね。切ってもいいですか?焼いて食べます」

    厳しいみつうろこ
    み「オウミ様、髪の毛引きちぎりますんで食いしばってください。いきますよ」



    オ「みつうろこ、今日はハロウィンだ」
    み「なんですかそれ」
    オ「そんなことも知らんのか。今日は死者が此岸に帰ってくる日であり、古の一年の始まりでもある」
    み「盆と正月が合わさった日なんですね。とんでもない晴れの日じゃないすか」
    オ「昔の話だがな。それで、今日はそういう日だ。つまりだ」

    み「つまり」
    オ「……つまり、そういうことだ。少しは察しってみろ」
    み「え、ご先祖様が帰ってきてる正月ってことなんで、あれ?ただの正月じゃん。あ、この季節きゅうりがないので、帰ってくるための馬もナスになって困ってるんですか?」
    オ「は?貴様頭イカれてるのか?」
    み「ガチギレされた」

    オ「野菜が馬だと?ふざけるのも大概にしろ」
    み「いや正直ヒントがなさすぎるんですけど、今までのオウミ様の傾向と、怒っているのに一向に私から離れないところを見るに…。怖いんですか?死者が帰ってくるのが?」
    オ「怖くないが?ただ単独行動は危険かもしれぬと思っただけだが?」
    み「はー」

    み「いやいや、なるほど。僥倖です」
    オ「ハッハ。そうであろ。俺といれば、俺に守ってもらえるのだからな」
    み「そうですねえ。オレと宿の一室で2人きりの時にそういうこと言うオウミ様、本当に…。ふふ、今日はいっぱい楽しみましょう」
    オ「ああ、祭日だしな。許してやろう。……ん?みつうろこ?」



    オ「ゲホッ、ズビビッ、こ、こぅ……っ!」
    み「え?なんですって??」(大声)
    オ「こ、う、げっゲッボゲボ、こっ」
    み「なんですかあ?」(大声)
    オ「う、…るさ…ぃ」
    み「うるさい?オウミ様は今うるさいとおっしゃられてます!!」(大声)
    カ「風邪引いてんだから勘弁してやれようるせえな」



    み「オウミ様で遊ぶぞ!ほらこれ、ネコジャラシです。草の方の」
    オ「“で”ではなく“と”とかだろう。俺の従者なら言葉使いも正しくしろ」
    み「ネコジャラシです。草の方の」
    オ「分かった。だが遊ばん」
    み「これをこうやって掴んでもにもにすると」
    オ「登ってくるだと!虫か?いや面妖な…」
    み「ピュア」

    カ「セー、ちょっと面白いもん捕まえちゃった」
    セ「なになに?」
    カ「ほら俺の右手。あ、見てみ?活きがいいなあ」
    セ「あ、緑のボサボサ草が出てきたね。これは手コキのマネ?それともチンコ?」
    カ「違うんだな、これはネコジャラシの穂を使った遊びなんだよ。なんで今俺こんなにショックなんだろ」

    カ「ほらタテワク」
    タ「え、何?…キャア!毛虫⁈イヤッ、何これ!カンゼさん素手で触って平気なの⁈⁈」
    カ「心洗われる反応ありがとう。これネコジャラシ。ただの草」
    タ「え、ウソでしょ⁈なんで⁈どうして動くの⁈」
    カ「こうすると毛のむきに対してこう動くんだよ。タテワクもやってみ」

    タ「はぁ〜、なるほど、これがこうして…。本当に気持ち悪い動きだわ」
    オ「ふん、いちいちその程度で騒ぎ散らすな」
    タ「なに?あんたはやったことあるの?」
    み「大はしゃぎして一日中遊んでましたよ」
    オ「してない」
    タ「やってるじゃない」

    カ「ピュアだな。ふふ」
    セ「なんかやなことあった?」



    み「『花火大会にオウミを連れて行ってもいいですか?』という質問、あまりに嘆かわしい!
    オウミ様は別に聴覚は人並みですが繊細なので大きな音に弱いですし、たくさんの人が集まる場所も気が休まず疲れ切ってしまいます。
    繊細なだけ笑笑と思われましたか?それは想像力が貧弱です。オウミ様はあなたが想像するよりはるかに繊細で弱く、儚いのです!
    例えばオウミ様は刃物で突くと泣きます。刺す前から泣くのです。繊細ですよね。こんなに貧弱な生き物を花火大会という過酷な空間に連れて行ったが最後、多分オウミ様は死にます。疲弊して死にます。
    なので花火大会には連れて行かないでください」

    オ「分かった。みつうろこは花火大会に行かないんだな。俺は行ってくる。留守番頼んだ。皆の者、すまない。準備に手こずってしまった。では出発しよう」
    み「あれ?オウミ様、何で今の話聞いて行っちゃうんですか?」



    オ「おい、外で赤子が泣いているんじゃないのか⁈」
    み「あれは猫の喧嘩ですよ。あ、でも安心してください。オウミ様の方がかわいいですよ♡」
    オ「使えんやつだな、俺は見てくる」
    み「オウミ様まで縄張り争いにいっちった。明日隣町に追いやられてたら迎えに行かねえとなぁ。はぁめんど」

    オ「猫だった」
    み「勝ったんですねえ。おめでとうございます。隣町まで迎えに行かずに済んでよかったです」
    オ「は?なんの話だ?」
    み「我らがオウミ君はやはり最強ですな」
    オ「ああ、そうであろう。??………」


    み「これって本当の話なんですが、オウミ様ってみぃみぃ鳴くんですよ。本当に。信じられないかもしれないけど本当にあることなんです」
    カ「へーそう」
    オ「ない。ありえん」
    カ「え、ホントにみぃみぃ鳴くの⁈マジかよ」
    オ「だから」
    カ「世界って知らないことばかりだな…」
    み「ですね」


    み「このお方はあなたごときが話しかけてよい相手ではない。しかし殺生は望んでおられぬゆえ此度は見逃す。とく立ち去られよ」
    カ「従者っぽい。相手が猫じゃなけりゃカッコよかった」
    み「オウミ様はあれでも一応雄なので、喧嘩で負けたら追い出されてしまうんです…」
    オ「普段からそのくらい働け」



    グループチャット

    み『では○○に〜時集合で!皆様よろしくお願いいたします!⭐️』

    み『🐟〜の件ですが、皆様進捗はいかがでしょうか?私は進んでおりません!』

    み『7200円のゲームソフ😿トを経費で買いたいです』

    〜〜〜
    カ「みつうろこのスマホ壊れてんのか?」

    カ「みつうろこ、この絵文字なんだ?前から思ってたけど」
    み「え?オウミですけど」
    カ「ん?入力中に邪魔されてんのか?」
    み「それは魅力的ですが、オウミはそんなことしてくれません。その絵文字がオウミです」
    カ「これはオウミを表してるということか?」
    み「はい」
    カ「訊くんじゃなかったな」



    オ「みつうろこー、おまえ、名前がながいぞ。短くしろ」
    み「オウミ様と同じ文字数ですよ。それにしても随分と今日は酔っ払ってますね」
    オ「酔ってない。お前のなまえだ。呼びづらいのだ」
    み「ならばお好きなように呼んでください。一応私が雇われ側なので」
    オ「そうか。ふむ」

    オ「み…みつ…み…」
    み「…」
    オ「みつうろ、みつ、みー、み…」
    タテワク「なにしてんのよ」
    み「し。静かに」
    オ「み、みうろ、みうう、み…」
    タ「え、キモいわ」
    み「黙ってて」
    オ「…」
    み「オウミ様は続けて」
    オ「…み」
    み「…」
    オ「…みううろ、ねむい…」
    タ「うわぁ…」
    み「うぉわ…」

    み「オウミ様、眠いんですか?」
    オ「み、ねむい」
    み「では戻りましょうか。歩けますか」
    オ「うむ。あるける…」
    み「歩けないんですね。抱えますよ」
    オ「うむ。うむ。んんん…」
    み「…」
    タ「…見てないわ。何も」
    み「どうしよう、コレ。このオウミ様どうすればいいんだ」
    タ「知らないわよ!」



    カ「冒険者になってから5年…長かったような短かったような。それよりよく生きてこれたよな。セも5歳歳とって。あ、これは結構感慨深い。涙腺にくる。泣いちゃう。25歳かあ。まだ声高いし華奢だけど、飯もやってるからもうそろそろ第二次性徴期も来るだろ。25歳でまだ第二次性徴期きてないの?」

    カ「セって男だと思う?」
    オ「そうだと言ったのはお前だぞ」
    カ「そうだけど、それ抜きで男に見える?」
    オ「男なら男なんだろう」
    カ「頭固えな。タテワクに聞くか」
    み「私には聞かないんですか?」
    カ「うん」
    み「尻が小さいので男です」
    カ「聞いてねえし、あと人の連れの尻を見てんなよ」

    カ「タテワク、唐突だけど、セって男っぽいと思う?」
    タ「え?自身のことをオレって呼ぶところとか?中性的な人だとは思うけど、男っぽいかと言われたら…うーん。でもどうしてこんなこと聞くのよ」
    カ「まともな人の意見を聞きたかった。やっぱまともな人は違うな…」
    タ「え、え?なに?怖いわよ」

    カ「あれから街で交流ある人にもか聞いたけど、皆んな女の子だって言ったな。あれ?セって女だった?俺が間違ってる?」
    セ「カンゼ、オレのこと聞き回ってるみたいじゃん。どうしたの」
    カ「いや、食べさせてるはずなのに成長の兆しが見えないと思って。髭生えたことあんの?」
    セ「産毛は剃ってる」

    カ「セって女?」
    セ「分かんない。でも男だと思う。妊娠しないから良いね!って言われたことあるから」
    カ「なんかごめん変なこと聞いた。でもそうか、分かった気がする」
    セ「何だったの?」
    カ「セはちんこ生えてるから男だ」
    セ「うん」
    カ「…何言ってんだろ俺。疲れてんのかも。寝よ」




    み「オウミ様を酔わせて弱らせたろ。さあ飲め飲め」
    オ「飲ませる気あるのか?」

    み「俺もう飲まねえ。オウミ様まだ飲むんすか?腎臓労りなさい」
    オ「まだワイン2杯目だ。しかしお前はサワー一杯でそれなのか…」

    み「オウミ様飲むねえ。俺カレー食うわ。オウミ様なんか食います?」
    オ「唐揚げ」

    み「オウミ様、南蛮漬けは骨まで食うんですよ??」
    オ「うるさい」

    み「締めのうどん食いますか?」
    オ「…………たべる」

    み「オウミ〜、オウミ〜、へなちょこ王子のオウミナミ〜」
    オ「…みつうろ、眠いからうるさい」
    み「酔い潰れるアホだよー」
    オ「おい、あるきづらいぞ。ちゃんとあるけ…」




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