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    higuyogu

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    POIPOI 76

    higuyogu

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    現パロ。会話文のみ。r15?小話。BLあり
    その3
    https://poipiku.com/1066758/9101122.html

    現パロその2ssクロス現パロその3

    オ…オウミナミ。長髪プリンス。20歳大学生
    み…みつうろこ。若ショーグン。25歳社会人


    み「オウミがテスト期間に入っちゃってお誘い全部断られちゃった。つまらん。校門で待ち伏せすっか。今日は6限までだった気がするから、18時くらいに行きゃいっかな」

    み「お、あの気品を振り撒きながら隠しきれない陰気なフサフサ、オウミだな。オウミー」
    オ「ん⁈み、みつうろこ⁈」

    オ「なぜこんなところにいるのだ」
    み「会いに来ちゃった」
    オ「仕事は。スーツも着ておらんではないか」
    み「早上がりした。ちょーダリ〜つって」
    オ「…俺が学校の図書室に行っていなくてよかったな。でもこっちは暇じゃない。この後図書館に行く」
    み「おっし行こ行こ」

    図書館
    み「なに探してんの」
    オ「着いてくるな。レポート用の資料集めだ」
    み「フーン。外国の歴史か?」
    オ「品々の往来について知りたいことがあったからな。あまり話させてくれるな。自分の用事をしていろ」
    み「へい」

    オ「あとをついてくるな、うざったい。あっちいけ」
    み「イッス」

    み「ペット系のコーナーか。お、猫の飼い方のやつもあんな」

    み「だいたい知ってた。オウミと一緒に過ごしてきた日々のおかげだなあ」

    み「オウミ今は何してんだ?植物のコーナーか。好奇心旺盛なのはいいことだな」

    み「あ、ビデオも見れんの?いやカセットテープか。これでも聞いてるか」

    オ「ある程度調べたし、あとはこの辺りを借りるか。みつうろこは…まさか視聴ブースに座っていた青毛じゃないだろうな。連絡だけ入れて先に帰るか」
    み「オウミ、帰んのか」
    オ「ヒッ」
    み「お静かに〜。帰るんならさあ、どっか寄ってこうよ。俺奢るし」
    オ「俺は本を読まねばならん」
    み「軽食系ね」

    み「ごめーん、空いてっとこ探したらファミレスになっちゃった」
    オ「別にお前が奢るというなら構わん」
    み「単純に俺が腹減ってただけなんだけど。何にするー?」
    オ「そうだな。ではこのチキンソテーにしよう」
    み「セットはサラダ?スープ?どっちも?」
    オ「え?セット?…何もいらんが」

    み「まさか米も?」
    オ「いらん」
    み「パンも?」
    オ「うるさい、そんなに炭水化物を食わせたいのならこっちのスパゲッティにする」ペペロンチーノ
    み「ひゃー、金持ちのくせに一丁前!サイドメニュー選ばなかったのは偉いねぇ。そんじゃ適当に頼むわ。すみませーん」
    オ「なら最初から聞くな」

    オ「こんなに、頼んだ覚えはない」
    み「食えよ若人。米と汁物と副菜だ。あとサイドメニューのソーセージも美味え」
    オ「フン、無駄遣いばかりしよって」
    み「そいや、もうこんな時間かあ。あそこの図書館、随分遅くまでやってんな」
    オ「ああ。あそこの図書館は夜遅くまでやっているからありがたい」

    み「大学近いから?」
    オ「徒歩30分は近いか?駅のすぐ側にあるからだと思う。夜でも賑わっているしな」
    み「ふーん。後で借りた本見して。デザート待ちの時に」
    オ「お前まだ食うのか。汚さなければ構わんが、読書の趣味でもあったのか」
    み「いや。何読むのかなって」
    オ「大したものは借りてない」

    み「なんかいろんなやつ借りてきたんだな〜。これとかちっこくて読みやすそ。…やべえぞ、初っ端から知らねえ単語ばっかだ」
    オ「そうだな」
    み「この表紙が賑やかなやつにすんか。お、まだ読める。…ふーん、商隊かあ。これ最初に見てたとこの?」
    オ「ああ。お前に読める程度に易しい本みたいだな」

    み「調べ学習ってやつなの?」
    オ「ただのレポートだ。それにその本で調べていたのは単位を埋めるための授業のものだ」
    み「これのせいで俺と会えないのかオウミ」
    オ「レポートは他にも書くからな。筆記テストの授業もある」
    み「そっかー。でもそれ終わったら夏休みっしょ。どこ行く?」

    オ「バイト先」
    み「店内デート?」
    オ「バイトのシフトを詰めた」
    み「なんだこいつ…モラトリアムの無駄遣いしてやがら。おいちょっとシフト見せろ」
    オ「持ってない」
    み「じゃあ家入って探す」
    オ「鍵開かないぞ」
    み「持ってますけど」
    オ「はん、そんなハッタリ…おい、それは」
    み「作った」

    オ「分かった。そのかわり見せたらその鍵は返せ」
    み「わーいやったー」
    オ「やっぱり‥人のカバン勝手にあさるなど」
    み「いくつか固めた休みあんじゃん。これ組んでくれた人優しいねぇ。じゃあこの辺で俺も休みとろうっと」
    オ「ああ、その辺は何もないな」
    み「どこ行こっか。砂漠?亜熱帯?」

    オ「ならお前の実家付近はどうだ。観光地もあっただろう」
    み「入籍予定の報告はお前が卒業してからな〜」
    オ「入籍予定などない。たまにはゆっくりしたいだけだ」
    み「あそこはゆっくりする場所じゃねえぞ。特に夏場はなあ」
    オ「穴場くらい知らんのか」
    み「遊泳禁止のとこは空いてんかも」

    オ「あるではないか。そういう場所でいい」
    み「オウミが楽しみそうだから俺頑張ってプラン立てっから!それまで辛抱強く生きろよ…っ」
    オ「どうも。デザート来たみたいだぞ」
    み「ありがとうございます。…ほれオウミもクリーム食べとけ」
    オ「頼んでない」
    み「食え。俺が見てえんだ」
    オ「ええ…」

    オ「誰かさんのせいで帰りがこんなに遅くなった」
    み「気分転換にはなったでしょ」
    オ「予定が狂った。就寝時間を遅くする」
    み「あれま悪いことしたわ。じゃあこのまま俺が部屋まで着いて」
    オ「来るな。本当に何も進まなくなる」
    み「それはつまり」
    オ「手癖の悪い奴を野放しにはできんからなぁ」

    み「もー、オウミってばツンデレ!家着いちゃったじゃん」
    オ「ツンデレとかではないし家とも関係ない」
    み「学生は忙しいねえ。読書頑張ってね」
    オ「…ああ。見送りありがとう。お前も無理はするなよ」
    み「しっかり手抜いてんから大丈夫」
    オ「手は抜くな。ではまたな」
    み「おやすみ」

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