『着岸する月』『机上の月』あとがきこんにちは。tayu.と申します。
『着岸する月』『机上の月』が大分雰囲気主体の話だったので、
意図や裏話をこちらに書いていけたらなと思います。
蛇足にはなるのでお好みでお読みくださいませ。
▶︎着岸する月
ネタ自体は半年〜1年前くらいに別場所で呟いたものでした。
空にある月が水面に浮かんでいる図、不思議な感じで良いかも〜となったのが始まりです。
海に浮かぶ月・月を戻す空鯨の図が一番描きたかったシーンなので、ようやく描けて満足です。
タルタリヤさんは月を戻していますが、月がこの国には似合うから、という気持ちはありつつ、先生が寂しそうな顔をしていたから、というのも理由だったりします。
友人が悲しそうにしていたから〜というぐらいのニュアンスで考えていますが、
それにしてはやることが大きいなあという感じです。
▶︎机上の月
月を空に戻す、照明が消える辺りは短編映像作品や舞台演出イメージがあります。
タルタリヤさんは舞台照明がよく似合う…。
月を収めている容器はキャンディーポットのイメージです。
着岸〜と同じく不思議で少しシュールな図が入れたかった。
それと机と照明(青い月)で机上の空論と掛けていたりします。実際には起こり得ないし役立たない技のお話。
▶︎2つの話の関連
机上〜で先生が金色の月を空に上げていますが、
着岸→机上の順で読むと、先生はタルタリヤさんが空に戻した月が欲しくなって代わりに金の月を置いた…?という夢
机上→着岸の順で読むと、夢→現実の境がより曖昧(ループ構造)なので着岸の話が夢かも?の印象が強くなる
夢か現実かわからなくなる話が好きなので、少しわかりづらい構造かも…。
着岸までで読み留めた印象と、机上まで読んだ場合の印象が異なってくるかと思います。それも含めて楽しんでいただけたら良いかな〜と思います。
▶︎月のあった場所と先生の自宅位置(捏造)
月のあった場所は璃月港の外れ、造船所の奥の所です。
先生の自宅位置は往生堂の斜め上、ドアが付いている一区画の所です。
海が見えつつ開けた所を探したらそうなりました。
空月の歌(原神公式webイベント)で「月が落ちた」と話が出てきてだいぶ戸惑いました。その時点でもうネーム終わってペン入れを始めていたので、そのまま今回公開しています。なので考察や予想とかは全く含まれません…。
後日、これらの話はパス制限解除して置いておく予定ですが、
今後のゲームシナリオによってはそっと非公開にする可能性は…あります…。ナド・クライ楽しみですね!
今回左右規定なしとしていますが、
読んだ方には心の中でお好きなように取っていただけたらいいな〜と考えております。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
それではまたどこかで会いましたら!
tayu.