付き合うっていう概念に嵌らず出来上がってる朝菊菊ちゃについて改めて考えてたけど、そりゃ日本風にお付き合いしましょうって言ってくれるアーサーだと、はい、喜んでって人間みたいな情の交わし方するし化身と言えども人の様に生活してるんだから人ナイズされてると思うけど、人ナイズが甘い菊ちゃでお付き合い、という概念に嵌らずアーサーがしっかり愛情示してそれに応えて甘えたり甘やかされたりしているほわほわの砂糖菓子みたいな朝菊だと他の人に
「付き合ってるの?」
って聞かれても
「?いいえ?」
ってキョトン顔返されそうな気がしてきたな…。「え、92ですよ?我々の様な身で付き合う…とはどういった意味を持つのでしょうか?ちょっと分かりかねますね…」
ってうーんって考え始める菊ちゃ。
「未来を願おうにも時流で敵対する事もありますし、約束事だって出来ないですし。互いを独占…?はぁ、あまりそういった気持ちは。それこそ大事な物が違いすぎますしあの方の一番だなんてとてもとても。何故一緒に居るのかって?そうですね…あの方の隣にいると、景色が輝いて見えるのです。それにゆっくりと息ができる。周りにある全てが愛しいものだと再確認できて、こんなちっぽけな私が触れる物でも、そう、とても意味がある様に思えるんです。ふふ、本当に御伽話の魔法使いの様な方ですよね」
「そんな方と契約だなんて恐れ多い。この世界から奪ってしまってはこの世が色褪せてしまうでしょう。それに…」
「あの存在が私だけのものになってしまったら、それこそ私、二度とあの人を外になんて出せないかもしれない。…大事なものは誰にも目の届かない所に深く仕舞っておきたい質なので」
って付き合って無いのに満たされているからこそどろどろの嫉妬心や独占欲や支配欲を生み出さず慈しみと愛情だけで幸せそうにしてる菊ちゃが出てきちゃった…。
人の関わりが生むマイナス感情を感覚的に障りの様に扱ってる菊ちゃ。
アーサーはそんな菊ちゃに気づいてるから周囲に表す言葉なんて必要としないし、互いに満たしている内は余所見される心配も無いからにこにこで愛てる。
一歩間違うと即死のヤンデレ彼女みたいな人外感ある菊ちゃも良い…。
宗教観の違いできっとこの手の菊ちゃは祀られた事がある筈…。
改めて…化身って…一体どういう存在なんでしょうね…?