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    sirome0_0

    @sirome0_0

    その時好きなジャンルのSSを書きます。
    オリジナルも書きます。
    そんな感じです。

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    sirome0_0

    ☆quiet follow

    「いててててっ。急に何?」
    「その顔に、少し腹が立ったものだから。」

    #ダニ主
    #カサダニ

    いつか気づく気持ち。「僕の見立てではずっとカサンドラはダニエルだと思うよ。ダンスパーティーで彼女はダニエルを誘う。」
    「やっぱりそうだよね。」
    ケビンの言葉に、そう返す他なかった。
    どう返せばいいのか分からなかった。
    「…ねぇ、ケビン。ダニエルはカサンドラの誘いを受けると思う」
    「それは、分からないよ。でも、もしそうだとしたら君はどう」
    「お似合いだと思う。凄く…お似合いだと思う。」
    「…本心は」
    「わからない、」
    ケビンはそれだけを聞くと、そっかと言ってそれ以上は何も訊かなかった。
    「ねぇ、ケビン。」
    「何」
    「もしもダニエルとカサンドラがうまく行ったら、私たちはもう口を聞けなくなるのかな。」
    「それは、君たち次第じゃない」
    逆にそう問いかけてもケビンは、困ったように笑ってそう返すだけだった。
    「私たち次第」
    「だって、僕ともロビンとも〇〇は前と変わらず接してくれるでしょ」
    ケビンの言っている言葉の意図が気になって訊けば「君と僕らは変わらず友達でいる。」と言う。
    そうか、と言うとケビンはやっぱり困った顔で笑う。
    「何、ケビン。」
    「ううん、ただ、」
    「ただ」
    「〇〇が納得のいく答えを早く見つけられるといいなと思ってさ。」
    そう言ってケビンはとびきりの笑顔を向けるのだった。
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