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    sirome0_0

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    その時好きなジャンルのSSを書きます。
    オリジナルも書きます。
    そんな感じです。

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    卒業と🏐男子

    #HQプラス
    hqPlus
    #819プラス
    819Plus

    卒業と気になる相手と日向「俺もすぐ卒業します追いつきます」
    卒業する好きな人にはめっちゃ跳ねながら笑顔で言う。だって会いに行くし、連絡するし。
    寂しくないし、寂しくさせない。
    それより、卒業の日に笑顔で見送りたいし笑顔が見たいと思ってる。だからずっと笑顔。
    「またね、日向。」
    「はい」
    最後まで元気に振る舞う。
    先輩が見えなくなった瞬間に、急にさみしくなってうずくまるし、そこに月島くんが通りかかって「何してるの。」って声かけた瞬間、「よしっ」って自分の頬叩いて立ち上がる。
    当然びっくりする月島くんと、真っ赤なほっぺたに満面の笑み浮かべて「部活すんぞ月島」って言って体育館まで走っていく。
    自分が卒業するまでもそれからも、ちゃんと先輩のことが好きだし自分の卒業時に先輩に告白する男だと思う。

    月島「…浮気とか許さないから」
    卒業時にはさらに、おモテになっておられそうで第二ボタンどころかほとんどのボタンもがれてそうなイメージはある。
    ちょっと控えめだけど、毎回の試合に部員と同じくらい声上げて応援してくれる気になる後輩ちゃんが、とてとて走ってきて「月島先輩、ご卒業おめでとうございます。」と少し赤くなった目元に笑みを浮かべて伝えに来た時にはもちろん第二ボタンはないもので、「…あの、第二ボタンはその、やっぱり彼女さんとかに。」っていつになく真剣に訊いてくる後輩ちゃん。
    「彼女とかいないけど。」
    「…」
    「…」
    しばらく沈黙が流れて耐えられなくなった月島くんから「欲しいなら、あげるけど。」ってポケットの中からボタンを出して見せる。
    「え、あの……」
    困惑の後輩ちゃんと、「これ、受け取るなら浮気とか許さないし、覚悟はしておいて。」って言う月島くん。

    菅原「俺も、お前を残していくのとかすげぇ不安。」
    バレー部の後輩たちと同じくらい可愛がっていた後輩ちゃんがいる菅原くん。
    日頃から、ちょっとした機会から小動物でも可愛がるかのように後輩ちゃんを撫でたりハグしたりする姿は目撃されているし、兄妹みたいな印象があるから特に違和感のないお二人。
    「菅原先輩、どうしてかわいがってもらっていたのか分かりませんが、ありがとうございました。ご卒業おめでとうございます。」
    と挨拶をする後輩ちゃんに「うんうん、寂しいよな、わかる。俺もお前を残しておくとかすげぇ不安。」と話がかみ合わない返事をする菅原さん。
    周りの生徒達も、菅原兄妹の感動のお別れしてるとか微笑ましそうに眺めている。
    「…あの…卒業、おめでとうございます。」
    「…はは。」
    伝わっているのか分からず、もう一度その言葉を伝えると「卒業しても連絡はしたいんだけど。」と困ったような笑顔で言葉を返す菅原さん。
    「…いいんですか。」
    ってそれまで特に表情が変わらなかった後輩ちゃんの目が潤み始めるのを見て。
    「いいに決まってるだろ」
    あと、お前ほんとは寂しいって思ってくれてたんだな、って改めてハグする菅原さんでした。

    黒尾「えぇ、そんな泣いてくれるの黒尾さんのことめっちゃ好きじゃん」
    べしょべしょに泣いて目が腫れ上がってる後輩ちゃんが、友達に引っ張られてやって来る。
    「ほら、黒尾先輩だよ。」ってお友達ちゃんが伝えて離れて行ったあと「ぐろぉぜんぱぁぁあいっ!ざみしっ…」ってまた泣いてしまう後輩ちゃん。
    そんな後輩ちゃんを見てちょっとぎょっとしてしまうけれど、すぐに優しく頭を撫でてくれる黒尾さん。
    「優しくしないでぇーっ」って全然涙の枯れない後輩ちゃんを見て「うんうん、ありがとね。」って伝える黒尾さん、「ここ、目立つからちょっと場所変えようか」って人けがないところに誘導してくれる。
    「ほんと、そんななるまで泣いてくれるなんて聞いてないんだよ。」って実はめちゃくちゃ嬉しい黒尾さんがニヤけそうな顔を必死で隠しています。


    研磨「別に、卒業したって会いに行くし。」
    卒業だね、って同じクラスの気になる人が横に並んで言ってくる。
    すぐそばには4月には咲くだろう桜が並んでいて2人でそれを眺めていたりする。
    研磨くんはトラくん達を待ってるし、女の子は女の子で挨拶をしてる友達を待ってる。
    「この先、どれくらいみんな連絡を取り続けられるものなのかな」なんてぼそっという女の子に「…人によるんじゃない。」なんて2人ともまださみしい桜を眺めたまま言葉を交わす。
    「孤爪くんも年始のあいさつ位はしてくれるとうれしいな。」
    「え、年始以外は連絡しちゃいけないの」
    「いやそうじゃなくて忙しいかなって。」
    「いやいや、忙しくても会いに行くし。」
    「え、会いに来るの」
    そこでやっと二人の視線が合う。
    「………いやなの」
    「いやじゃないけど。」
    「なんか、彼氏みたいなこと言うなーと思って。忙しいならいいよ。」
    「じゃあ、彼氏になれば忙しくても会いに行っていいの」
    「…………」
    もう、話が噛み合ってるのかよく分からなくなって宇宙猫状態の女の子と、実際はグイグイいけちゃう研磨くんだと言い。
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