1日1本ワーパレSSS※四神rf
月が綺麗に見える夜、夕暮れ時みたいな赤い羽を纏って彼は現れた。
「ばんわー」
「こんばんは朱雀。どうしたんですか?」
「んー、この間な青龍と玄武が花見してたらしいわ。眷属が見かけたらしくて教えてくれた」
「え……この時期にですか?」
「まぁあいつの技があればいつでもいけるんやろ。でもそれ聞いたら2人だけってなんか羨ましくなってなぁ」
悪戯に笑ったかと思えば手には酒瓶と盃。
「貴方と月見酒したいなあって」
「いいですねぇ。是非ご一緒させて下さい」
「やった!あの、おすすめの場所あって。ちょい移動しなきゃなんで連れてっていいすか」
「ふふ、いいですよ」
そう言って差し伸べられた手をとった。