1日1本ワーパレSSS 寄宿(not MoN軸)
ある日の生徒会室にて。
「お……終わったーーーー!!!!」
山のように積まれた書類のサインをやり切り、両手を挙げてどさりと机になだれ込む。
「はい、お疲れ様」
見張りの如く隣で立ち構えていたアキラが書類を寄せる。
「あの……これ及第点だよね……?僕手ぇぷるぷるでもうペン持てないんだけど」
「さぁ?そもそもこの山から逃げてばかりで溜めるお前が悪い。あと、私が決める事じゃありませんから先生に伺ってください」
机に伏せつつ見上げるとニコリと笑顔を貼り付けているアキラに今はぐらかしたなコイツ……の気持ちになる。
「無理ー!いやもう終わりでいいよ!!ね?!」
「まぁいいんじゃないですか。あ、セラフと渡会から飯行こうってさっき連絡があったから早くそれ提出しに行ってください」
なんて一言に思わず立ち上がる。これは帰れるビッグチャンスだ。
「そーーーれ早く言って?!急いで出してくる!!」
纏めた書類達を抱えて生徒会室のドアを開けた。