ミヤシロ☆quiet followMEMOトイパレード! 一般参加で行ってきました。皆様素敵な作品を展示されていて凄い…!こういったイベントは刺激になります。私も見習わなければ…。イベントは6/8 22:00まで開催されています! トイパレード!書きたい話メモ ・雨の日のクロシエ ・クロムorシエルが風邪引いた ・香水ネタ書きたい(n回目) 反応と応援メッセージを沢山いただきました…! ありがとうございます!! とても嬉しいです。Tap to full screen .Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow ミヤシロDONEあと数時間で皆既月食が見られるので急遽考えたお話。96話『あの日の白星』の頃のシエルとバーン。9月8日未明~明け方に見られるそうです。私は間違いなく寝ていますね……。星降る夜 今日は十年ぶりの天体ショーの日だった。 「神成シエル」 トレーニングに励んでいるオレの許にバーンさんがやってくる。今日は会社の大事な会議があったはず、けれどバーンさんはふわりと笑って、 「予定より早く終わった。それで君の顔を見に来たんだ」 少しいいかな、と、バーンさんは訊く。オレは出来ればトレーニングを続けたかったけれど、この人を無碍にしたくはない。クロムさんを助けるために親身になって協力してくれる人だから……ちょっと胡散臭いな、って思ったり、すぐに抱きついてくるからぎょっとするけど。それでも頼りになる人で、温かくて。オレはバーンさんに‟いいですよ”と頷いた。 「今夜は星がとても綺麗だ」 ユグドラシル製薬の高層階に屋外に出られる場所があって、オレとバーンさんはそこで空を眺める。薄っすらと青みがかった闇の中を、青白い星が駆けていった。流れ星。今日は十年ぶりに流星群が見られる日だ。流れゆく星はとても眩しく、夜空に煌めいて一瞬のうちに消えていった。 1067 ミヤシロDONE🐉⚡で花火のお話。同じ頃シグルはマルチと出掛けている設定で。まだまだ暑い日が続きますね。早く涼しくなってほしいものです。夏の終わり 初めて浴衣を購入した。シエルと花火を見るために。 オレは藍色で裾に流水紋があり、シエルは白無地。 履物は、雰囲気を大事にするならば下駄が良いんだろうな。けれど履き慣れてない下駄で足を痛めたらまずいから、浴衣に合う和風のサンダルにした。一見すると草履のよう。鼻緒の色は、オレは黒でシエルは紺色。シエルの格好は涼やかで目に心地いい。オレも白にしようか迷ったが、落ち着いた色合いの方が合うだろうと藍色にした。 「なんだか、申し訳ないッス……」 「オレが好きでやっていることだ。気にするな」 店に行き、二人で一緒に選んで試着して。平日の店は客はオレ達二人だけで、落ち着いて買い物が出来た。シエルの分も合わせて支払ったとき、彼は随分と恐縮していたな。大した出費ではないし、気にする必要はないと思うが。そもそも二人で花火を見に行きたいと言ったのはオレだ。オレの希望に彼を付き合わせている、すまないと思うのはむしろオレの方だ。 2149 ミヤシロMOURNING「夏の終わり」のクロムとシエル。イラスト難しいです(涙)。絵師様って本当にすごいですね。 ミヤシロDONEペンドラゴンがゾナモスハウスに挑むお話。🐉⚡です。毎日暑いので気分だけでも涼しくなるお話を書きました。この世界線では🐥と👻は遭難していません……短期間に同じ重大トラブルが起きたらまずいですからね。白い吐息 猛吹雪の真っ白な世界を、クロムとシエルは歩いていた。 吹き荒ぶ風に身を縮め、両腕で体を抱えながら前進する。クロムが風をもろに受けて先を進み、少し後方をシエルが目をきつく瞑ったままついていった。耳に突き刺さる風音は冷気そのものであり、零下の空気が聴覚からも迫ってくるような錯覚に陥る。彼等は終わりの見えぬ道を不安と恐怖を胸に歩く。可能ならば今すぐ休みたい、しかし立ち止まった瞬間命が尽きる気がして、二人とも己の足を叱咤するようにして進み続けた。 「寒い……」 ガチガチと歯を鳴らしながら、シエルが風にかき消されそうな小さな声で呟く。彼の体は雪にまみれていたが、吹き荒れる嵐では払う余裕すらなかった。クロムもまた、シエルほどではないが寒さに体力を削られている。この日は30度を超える真夏日であったが、彼等が居る場所は現実とは正反対の有様だった。 10373 ミヤシロDONE89話『果たすべきこと』を見て思いついた話。🐉と🗡️でこんなやりとりがあったら面白そうだな、と。暑い日が続きますね。昨日は二十四節気の大暑でしたし、毎日本当に暑いです。追記7/19に広告を非表示にし、キャプションの文章を一部変更しました。広告がなくなると画面がさっぱりして、いいですね。魔龍と刃 暗い裏路地で着信を受けたクロムは、“そうか”と答えるのみであった。 シエルの願いを受け入れも退けもせず、無感動な一言を掛けてすぐ通話を切った。シエルの声が聞こえなくなると辺りは静まり返り、無音が耳に痛いほどだ。クロムは嫌な静寂が垂れ込める世界に身を置いている。日の光がまともに射さず、彼の居場所は真昼にもかかわらず薄暗い――力を求めるあまり外道に堕ちた彼は、心のみならず身を潜める場所も闇に支配されていた。 もっともクロムは冷淡に答えるも、彼の胸にはシエルの言葉が突き刺さっている。いじらしい少年はたとえどのような目に遭おうとクロムを慕い、ゆえに彼は少なくない呵責を覚えるのだった。神妙な顔で口を結び、青年は少年の言葉を反芻する。信念に支えられた発言は力強く、青年の帰還を切望する感情に溢れていた。 2191 ミヤシロDONE87話『魔龍の道』を見て思いついたお話。こちらも🔥が登場します。関東の梅雨明けは(平年では)7月19日頃らしいですね。梅雨明けには少し早いですがアップ。明後日は⚡の出番が多そうです。楽しみ~!今ここに居る奇跡 この日バーンと二度目の対談に臨んだクロムは、ほんの数秒、会議室で白昼夢を見た。 空想の中で、彼は黒雲が垂れ込める荒野に独りで立っている。上空では数多の稲光が雷鳴を響かせ、不穏な雰囲気を醸していた。先刻まで目の前に座っていたバーンの姿はどこにも見えず、クロムは驚きと共に辺りを見回す。何事かと空を仰ぐと、ちょうどそのとき漆黒の龍が雷雲から出現した。 魔性の生物は凶暴な目を光らせ急降下し、地上に居るクロムへと迫った。 飢えた獣の如き瞳と、触れたものすべてを引き裂く爪牙。魔龍の凄まじい形相が空を見上げるクロムに肉薄した。‟はっ”と目口を開きクロムは息を止める。己を丸呑みにするであろう龍を前に、彼は微動だに出来ずそして。 3589