地獄行脚漫遊道中　血と臓物が飛び散り一部が足りない人だったはずの肉塊が散乱する戦場。そこは地獄かと見紛うほどのどす黒く淀んだ気配に満ち、生命の気配一つすらありもしない。だが、そんな戦場に佇む人影が一つ。

「……足りない」

　仮面で顔を隠し、戦場に巣食う亡霊の如き人影は舌打ちまじりに一言だけ呟くと周りの空間に渦を作り姿を消した。

　
◆━━━━━━━━━━━━━━━━━◆

　
「今回も随分と派手にやったね」

「全ク、後片付ケヲスルコッチノ身ニモナッテミロ」

「無駄口を叩く暇があればさっさと処理をしてこい」

　ネチネチと嫌味を言ってくるゼツに指示を出す。すると奴らは減らず口を止ますことなくオレの指示に従う。奴らを従うことができるのは『うちはマダラ』ただ一人。だからこそ奴らがオレの命令に従うと言うことはオレが『うちはオビト』ではなく『うちはマダラ』と言う証明となる。

怪談（kkobワンドロライ）「と、いうわけでアカデミーに行くぞ」

「何が『と、いうわけ』なんだよ」

　呆れたようにオレがいうとオビトは不機嫌そうに「話聞いてなかったのかよ」と言ってきた。
　いや、オレはちゃんと話は聞いていた。ただ話の内容があまりにも突飛すぎて理解できなかっただけだ。その旨をオビトに伝えるとらさまに肩をすくめて仕方なさそうに再度説明をしてきた。

「最近アカデミーでいわゆる学校の怪談ってのが流行ってるらしくてよ。オレとお前の二人でその怪談について調査するためにアカデミーに行くぞ」

「いや、だからどうしてそうなるわけ？　なんでオレたちがそんなことしなきゃならないの？　ていうかお前明日まで任務のはずだったろ？」

「あんな任務オレにかかればお茶の子再々だからな！　パッパと終わらせてきた！　なあ、いいだろ？　チビ共が怖がってるって四代目と族長に相談されたんだよ」

打手类和Boss司是雇佣关系+泡友，平时两人都忙任务聚少离多，和甜品店小店员司共处的时间都比和Boss更久。起初类单纯把甜品店当做休息的据点，和小店员司一来二去聊得多了就熟络起来，给小店员讲各种任务途中经过美化的故事，以及自己那位泡友。

小店员很爱听故事，更向往传说中神出鬼没的Boss，感慨“我觉得你的这位朋友很厉害！我小时候也想放下一切去冒险啊～”对类聊各种计划中想去的地方。类看着手舞足蹈的小店员心想：果然还是不要告诉他真相比较好。这份天真对在黑道浸泡过久的类而言宛如珍宝，也会难得天真地畅想这样单纯的关系可以持续地更久一些。

类自认为和小店员的关系把握得恰到好处，但之后和Boss见面时，司问他“你是不是最近和谁走得很近？”类一愣，完全没想到对方会有所察觉。只因为Boss太了解他，类原本就是感性生物，一丝一毫的差别都非常明显。但司本身并不在意，只是提醒类最好不要和谁建立亲密关系，你的心软只会为自己带来没必要的把柄，并且让双方都置于危险境地。类深知Boss司对自己也是信奉这条原则，但控制距离的进程比不上变化。