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ここ数日、毎日のようにティルの作業をのぞいてきたイヴァンがいない
別にイヴァンが居なくても作業進むし居ない方が揶揄われて中断もないし寧ろ好都合では?と思う
でも、やっぱり親しい人間が居ないのはなんとなく寂しいし気になる
まぁ別に居なくて気になるから作業が身に入らないとかではなく作業出来るんだけども
気になってイヴァン探してみると自分の部屋で寝てるイヴァンが居る
どうした?と近づくと熱出してることに気づく
熱出てる!?大丈夫か!?と声かけるがイヴァンに熱うつるから来ない方がいいよと言われる
でも心配なので来ない方がいいといわれても引きたくないティル(適当に理由つければいいか?となる)
「ほ、ほら馬鹿は風邪引かないとかいうだろ?」みたいなことをカタコト気味に言う
寝てるイヴァンに「へぇ……ティルって自分が馬鹿っていう自覚あるんだ……」とか言われる
当然キレるティル「はぉ!?俺天才だし!!馬鹿じゃねぇから!!作曲とかお前勝てないだろ!!俺天才だから!!!(自分で言っといて必死)」
揶揄えるってことはそこまで酷くない?と思ったけど、いつも涼しい表情してる顔は汗ばんでるし顔は赤いから酷いんだろうなとなる
ただ特にノープランで来てしまったので特にやれることもないから「おい!早く治せよ!!俺からの命令だからな!」とか偉そうに言ってから「あれ?これ病人に言う言葉ではないな」となり少し考えてから「病気なんかに負けるんじゃねえよ」とか励ます
ただ面と向かって励まし慣れてないので恥ずかしくて顔はほんのり赤い
恥ずいと思いながらイヴァンみるとポカンとしてる
「んだよ??(文句あるのか?)」みたいな反応すると「ううん、なんでもない」っていうイヴァン
「まぁ、だからその、頑張れ」ってティルが言うとイヴァンも素直に「うん」って言うしなんならおまけに「ありがと、ティル。早く治すね」とか言う
なんだコイツ!?素直すぎて怖いぞ!?ってなるティル(普通にイヴァンはティルが気にかけてくれるとは思わなくてびっくりしてて嬉しいのもあり余計素直なだけ)
でも、素直だけど特に何か企んでるとかなく普通に嬉しそうな表情してるイヴァン見て、まぁいいかとなる
とりあえずやることもないので帰るティル
次の日まだイヴァンは庭に居ない
まだ風邪ひいてるんだろうなとなり様子見に行く
まだ熱がありそうなイヴァン
頑張れがんばれ負けるなって励ますティル
また次の日も治ってない
今度はアナクト造花を何本か摘んで見たいとして持っていく
イヴァンのベッドにくるなりイヴァンの真横に積んだ花を置いて「来てやったぞ」みたいな態度のティル
「この花はどうしたの?」って尋ねるイヴァン
「お前が熱治らないから、持ってきてやった。これ見て元気出せ」とティル
「そ、そうなんだ」と歯切れの悪いイヴァン
不思議に思ってると「前に見た本に死んだ人は棺にいれられてこういう風に脇とかに花を置くって書いてあった。だから、ティルは俺に死んで欲しいと思ってるのかと思った」とイヴァン
「はぁ!?お前が死んで欲しいとか思ってないし!!!!」と怒るティル(心配だから大事だからやったとは言わない)
「じゃあこの花いらねぇな!」ってイヴァンの脇に置かれてる花を分取る
「待って」「折角ティルが持ってきてくれたんだし、貰ってもいい?」とイヴァン
お前が欲しいのならまぁ……と渡すティル
なんか貰って嬉しそうなイヴァン見てま、いっかとなるティル(そして部屋を出る)
今回の熱は長引いている様でイヴァンの熱は中々引かない
だからティルは心配になって毎日イヴァンの部屋に訪れる
ある日は部屋に入ってその中で作業し、ある日は作業しに入ったかと思えばイヴァンを元気つける歌を口ずさみ、またある日はイヴァンがバイ菌をボコボコにする絵を描いて早くこうなれと見せに行く
普段はイヴァンと極力関わらないようにしているが今回ばかりは関わっても許されると自分に言い聞かせながら通うティル
やがて、イヴァンは回復して「ティルありがとう」って作業してるティルの元に来る
ノリでそのまま抱きついて労うがティルの体がいつもより熱いことに気づく
あれ?となってティルの顔見ると鼻水垂らしてるのに気づく
「ティル熱出してない!?」とイヴァンに言われて熱出てることを自覚するティル
そのまま部屋に帰ることになり、熱が治るまで安静にすることになるがイヴァンのがうつったため長引く
あんなことしなければ風邪引かなかったのに!と後悔しつつ、二度とイヴァンの心配なんてしないぞ!と決心する(多分また風邪ひけば治るまで気にするしお見舞いに行く)
でも、自分が見舞いに行ったからか毎日イヴァンが来てくれたので長引いたけど不思議と退屈しなかったティル(大丈夫?と声かけることあっても基本ただ部屋きて近くにいて時間になったら戻るというように何もしてこないけど通うイヴァン。退屈なのと気を紛らわせて欲しいってのと落ち着きたいという理由でたまにイヴァンに歌をせがむなどした)(描写省略していいかも)