「今日はバレンタインだからチョコをあげよう」
どうせチロルチョコがブラックサンダーか、と思っていたら、存外高級そうな紙袋を渡された。不意をつかれたロナルドは、あ、ありがとな、と素直にお礼を言う。それと、とドラウスはもう一つチョコレートを取り出した。
スティック付きで、ぺろぺろキャンディーのような形をした可愛いチョコ。表はミルクチョコで、裏はイチゴチョコになっている。それがなんだ、とロナルドが口を開いた瞬間、ドラウスの瞳の色が反転した。催眠術、とっさに目を伏せようとしたが遅い。まあ、クソえっちなことはしてもひどいことはしない、ロナルドはドラウスを信頼しているので、そこまで危機感も覚えなかった。
脳みそがとろ~ってしてきて気持ちいい。ちょこ、なんだかすっごくちょこが食べたい。ドラウスの手が、チョコの包み紙を剝いている。あれ食べたい、どうしてもあれをぺろぺろって舐めしゃぶりたい。ドラウスは、チョコを自分の脚の間に持ってくると、誘うように振った。ロナルドは従順に跪くと、ドラウスの脚を割って入り、チョコに口づける。
まるで、ご奉仕をしているみたい、というかドラウスの狙いはそれなのだが。催眠術にかかったロナルドは、ドラウスの下心に気づくことができず、いやらしくチョコに舌を這わせた。ぺろぺろ♡ちゅぱちゅぱ♡と拙くも官能的な舌使いでチョコを舐める。その卑猥な姿に、ドラウスの股間はすっかりテントを張っていた。
ドラウスがロナルドの頭を撫でると、ロナルドは嬉しそうに目を細める。舐めているのがもどかしくなったのか、チョコをほお張るロナルドがたまらなく可愛かった。
「美味しいかね、ロナルド」
「はひ……♡おいしいれす……♡」
瞳にハートを浮かべながら、もごもごと話すロナルドに、辛抱たまらなくなった。ドラウスは、自らのモノを取り出すと、ロナルドの口元に近づける。
「こっちも舐めてくれるか?」
「んむ……♡ふぁい……♡」
チョコレートまみれのお口を開いて、ぱくりとちんぽを咥える。ただしこのあと正気に戻ったロナルドに「俺を弄ぶな!!!」とめちゃくちゃ怒られた。