HF×HKクロス 事件編?「あれ、ジョーじゃないか!」
瞬間、この場にいる全ての者たちの視線が”ジョー”と呼ばれた男に集中した。
「えぇ、ジョーです。お迎えに上がりました、アッシャー大統領」
視線が己に集中しても動じることなくグラスは目の前に立つかつての最高司令官に向かって穏やかに微笑んだ。
「潜水艦が迎えに来るとSEALsの隊員が教えてくれたが、まさか君の艦だとは思わなかったよ!元気にしていたかい?」
「勿論です、サー。貴方こそお変わりありませんでしたか?」
そんなやり取りを交わしながらふたりは抱擁を交わす。あまりにも親密なそれを呆然と眺めているエドワーズ副長以下アーカンソークルーとアッシャーの救助に派遣されたビーマン隊長率いるSEALsの隊員たち。アッシャーとグラスの関係を知っているアッシャー付きのSSたちはただ苦笑するのみだ。
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