Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    soww_c

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 3

    soww_c

    ☆quiet follow

    あまあましたいルシファーvsあまあまアレルギーなアダム

    つづきます。

    ちゃぷたー①「もう、やめろって!!!」

    アダムが突然立ち上がって叫んだ。え、なに。どうしたんだ突然。
    ルシファーは飲んでいた紅茶を置いて、表情を上から覗き込む。
    血色に少し赤みを帯びていて熱があるのかと不安が過り、立ち上がって額に手を寄せた。

    しかしバチッと電気でも走るかのような感覚に、手が振り払われたのだという理解が遅れてやってくる。

    振り払われた手を見つめて、ルシファーは手とは別の場所がじくじくと痛みはじめるのを感じた。
    誤魔化すように、胸あたりを数回撫でる。

    「どうしたんだ?何を怒っている?」

    アダムが怒るのは日常茶飯だった、やれ近すぎるだの、キスは嫌だの、愛してると言うなだの…
    付き合っているのだから触れたいと思うのは当然だ、愛していると伝えて何が悪いのか。
    これでは、まるで私がセクハラをしているみたいじゃないか。

    「今度は一体何が問題なんだ?」

    アダムにとっての問題は、大半が理解出来ないものだ。
    最近であった事だと、手に触れただけでも喚くので、アダムは全身が性感帯なのか?と本気で疑ってしまう。

    「優しくするな…ッそうやって…お前はいつも、私を!」

    しどろもどろに吐かれた言葉は、やはり理解出来ない
    恋人だから、優しくしたいだろう、普通。

    「こんなんだったら付き合う前の方が良かった!!」

    アダムの言葉に誘発されるように言葉が浮かび上がってくる。
    さよならーーー

    沈澱した記憶からぐるりとかき混ぜられ、巡る。
    さよなら、あなた。さよなら、パパ。さよなら。さよなら。
    みんな私から、離れていく。落胆して倦厭して軽蔑して

    「へぇ、そうか。そんなに優しくされるのが嫌だったのか。気づかなくてすまない」

    理解を示した言葉に、アダムが胸を撫で下ろし、喉の奥に詰まっていた息を吐いた。

    そうした拒絶に、ルシファーは殺意を覚える


    ルシファーの愛は、人間の愛とは違っていた。例えば今にも轢かれそうな犬がいて咄嗟に手が出る、それは人間が心で愛しているからだった。
    心の無いルシファーは理性でアダムを愛している。
    ルシファーにとって性欲は殺意とよく似ていた。セックスと暴力も。
    どちらに傾いても、ルシファーにはプロセスが違うだけで、原点は同じだった。

    でも愛しているから優しく扱おうと思っていた。理性的でいることが、ルシファーなりの愛だった。
    しかし、アダムはそれを、やめろという。

    「なら、お前を今からぶち犯す。泣いて叫んでもやめない」

    アダムの唖然とした美しい顔に、精液をこびり付けてやろう。
    ルシファーは小さく笑みを漏らし、逃げない内に、優しく手を取った。
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    😍😍❤💞💞😭💞💖💖💖💖💖❤❤❤❤🙏🙏💖🙏🙏💖😭❤❤❤💞💞
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works