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    ちきとら

    @5ixlavv

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    ちきとら

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    夢主は🌸。執着diとすれ違うだけの話

    逃げないで「わたしは、あなたがわからない!だって!何も教えてくれないでしょう!」

    喧嘩のたびに癇癪を起こす🌸

    「どうして練り物が嫌いなの?なんで半助と名乗る前のことを教えてくれないのどうして酷く怯える夜があるの?ねえ、どんな人と夜を共にしてきたの?…私のこと、どう思ってるの…?」
    「愛しているよ。いつも言っているじゃないか」

    泣き出しそうな🌸を優しく抱きしめて、諭すように囁いてくる。
    それはまるで、甘い毒のようだ。

    「なら!何かひとつでも、教えてよ!」

    🌸がヒステリックに喚けば、diは困った様に眉根を寄せる。

    「君にもいえない秘密くらいあるだろう。」
    「それは…」
    「当たり前だよ。私達は忍びなのだから。だから黙って愛し合おう。言葉も昔もなく、ただ心と体を重ね合わせる…それじゃ、だめかい?」

    問われ、🌸は言葉を詰まらせた。
    だめ、と言ったら。あなたは私から離れていってしまうでしょう?

    「ずるい、どうして私の愛を人質にするの…酷い人」

    言って、🌸はついにはらはらと泣き出した。こぼれる涙を見て、diはきつく🌸を抱きしめなおす。

    「ごめんね。わたしは狡く酷い人間だ。君を騙して苦しめても、君を離したくないんだ」

    全てを知れば、君はきっと幻滅しどこへ逃げてしまう。
    愛が深くなるほど、その思いが強くなって臆病になる。

    だが🌸は愛が深くなるほど、その態度に壁を感じてしまう。愛を疑ってしまう。

    すれ違う2人の着地点がわからない

    おねがいどうか逃げないで



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    Youyu🐾

    DOODLE
    偏屈探偵と午後のひととき[第三話]「とても大きな鞄だな、ミス・フラムスティー。なるほど、ドクターズバッグか‥その鞄の中身は一体何だい?」バジルはパイプを片手に、席を立ち、目を細め、背を曲げて、鞄をまじまじと見た後、背筋を伸ばし、鞄を持ったオリビアに尋ねる。ドーソンも席から立ち上がり、自分なりに鞄を観察する。「ふふんまぁ、二人共、あまりの嬉しさで、思わず飛び上がらないで頂戴ね」オリビアはニンマリ顔になり、鞄をポンポンと二度叩き、鞄を開けようとし、「あそうだ二人共、わたしが良いよと言うまで、目を閉じてて頂戴ね絶対よ」オリビアはバジルとドーソンに目を閉じる様に言った。「あぁ、分かったそれじゃぁ今から、目を閉じるね。」ドーソンはすんなりとオリビアの要望に答えた。「何故目を閉じなければならない?別に閉じなくても良いだろう?ははん、さてはミス・フラワージャークは、僕等に見られたくない物品を持ち込んだと言うわけ‥」バジルのなかなかの偏屈ぶりに、ドーソンはまたも呆れた。オリビアは、自分があまりにも信用されていない事に深く傷付いた。オリビアは目に涙を浮かべ、弱々しい声でポツリと呟いた。「全然そういうのじゃないの‥ぐすっ、わたしね、目を閉じて貰いたかったのはね、サプライズみたいにしたかったの‥二人の吃驚する顔が見たかったから‥」オリビアの呟きは皆に聞こえていた。バジルの心は痛んだ。少しバツが悪そうにオリビアの方を向き、「ほら、目を閉じたぞ。さぁ、鞄の中身を教えるんだ。」と少し優しく言った。半泣き状態だったオリビアは、パッと顔を輝かせ、「うん分かったそれじゃぁ見せるわね」オリビアはルンルン気分で鞄の中身を取り出し、テーブルに置いた。目を閉じた二匹は少しの間、何も言わずに立っていた。
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