Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    FUMI(ふみお)

    今年の目標も…楽しく描く!

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 😊 💕 👏 🌼
    POIPOI 94

    FUMI(ふみお)

    ☆quiet follow

    見つけると幸せになれる小さいおじさん

    ##モクチェズ

    Tap to full screen (size:717x1042).Repost is prohibited
    😭❤🍼🇱☺☺☺🍼🍼💕💕💕💘💕😚😚❤❤❤❤🍭❤😍❤🍼💖☺☺☺☺💞💞💞💞❤☺☺☺❤❤❤💖💖☺☺☺☺☺☺☺☺☺☺☺💖💖💖💖❤
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    recommended works

    高間晴

    DONEフォロワーさんがモさんの語る怖い話を書いていたので自分も便乗して書いてみた。
    全然怖くないけどホラーに全く耐性がない人は一応気をつけてください。
    ■こわいはなし?


     深夜。ルークとモクマがオフィス・ナデシコのキッチンで、夜食に冷凍されていたピザトーストを焼いて食べている。飲み物はコーラだ。行儀悪くも焼けたそばからオーブントースターの前で立ったまま食べているが、それを咎める者はいまここにいなかった。
    「いや~、深夜にこの味は罪ですね。とろけるチーズと絡む酸味のあるトマトソース。こんがりしたサラミの旨味、トーストはカリカリなのに中はふわっとしてて……」
    「ルーク、もう一枚余ってるけど食べる? おじさんが食べるとカロリーオーバーになっちゃうからさ」
     モクマは笑いながら皿に残った最後の一枚を示す。ふたりとも二枚ずつ食べたのだが、五枚入りを全部焼いたのでちょうど一枚余るのだ。
     赤いラベルのペットボトルから口を離して、ルークは元から大きなエメラルドによく似た目を丸くする。
    「ええっ、いいんですか」
    「いいのいいの。その代わりさ、おじさんの昔話聞いてくれる?」
     モクマがペットボトル片手に空いた手をひらひら振りながら笑うと、ルークは一も二もなくうなずいた。
    「モクマさんの話なら頼まれなくても聞きます! むしろ聞かせてください」
    「じゃ 2853